UDLR Log

マイペースな電子音楽制作者による長文サイト

UDLR 2020(1/2)

6月に入った時は「まぁまだ半分まで1ヶ月あるし」と思っていたが、気がついたら6月も終わってしまった。そんな訳で去年の振り返り時に書いた「1年を振り返るなら半年ごとの方が良い」という事で2020年の前半を振り返ってみたいと思う。

 

一般的回想

現時点での大きなトピックと言えば、やはり新型コロナウィルスの世界的な流行で、残念ながら日本も巻き込まれてしまった。現在も感染拡大中の世界各国と比べて、日本は比較的落ち着いてきた(もちろん今後再び大きくなる可能性があり、これを書いているうちにまた増えてきている)が、それでも有名人含む多数の犠牲とオリンピックの延期など大きな損失を受けている。

 

もちろんエンターテイメントの影響も大きく、映画は3月以降ほぼストップしているし、バラエティ番組も総集編やリモート収録などをしばらく余儀なくされた。面白さの縮小を心配したが、リモート形式ならではの面白さもありパワーダウンは抑えられているように感じる。
多くのイベントが中止や延期や縮小などで本来の動きが出来ず、多くの関係者の無念さを見ているが、今後のイベントもそうなってしまうのか。個人的に一番心配しているのが、日向坂46のクリスマスライブの東京ドーム公演。去年の決定時に驚きと喜びで多くのメンバーが感激のリアクションをしたのが印象的で、現在もカウントダウンが進行しているが、その時には予想してなかった事態で無くなってしまうのか。もしその時でもライブが難しい状況であっても、無観客ライブか映像作品化するか、せめて予定通り東京ドームでパフォーマンスさせてあげてほしいなぁと思ったりする。あるいは観客がいなければ東京ドームのライブの意味が無くなるのか。とりあえず今はまだ心配の段階である。

 

4月に緊急事態宣言を出し5月終盤に解除され、現在は感染症対策がされている中でほぼ通常通りの動きをしている。僕が住んでいる兵庫は幸い関東地域と比べて感染者は少なめだが、それにしても通常に戻りすぎじゃないかと一応心配している。僕の場合は、通勤時に学生が戻った事で(バスの先頭の席が使用禁止なのに)満員状態に戻り、十分な距離を空ける事ができない。緊急事態宣言時でなんとか動けていたテレワークや自宅勤務や時差出勤はどうなったのか?通常時の忙しさではそれが出来ないのか?せっかく緊急時に活用できた仕事術が通常時で失われるのはもったいないというか、今後流行病以外の時でも活用できるように衰退させるべきではないというか。

 

 

個人的回想

そんな訳で流行病の問題により大きくスケジュールなどが変わってしまい、音楽公開の機会であった音けっとは今年度の中止が発表され、今年の音楽発表のタイミングが減ってしまった。他にメインとなる発表機会は母校の専門学校の学園祭(10-11月)だが、これも中止や規模縮小により卒業生の僕が参加できない可能性も十分にある。

 

僕のアルバム作品の発表は基本的に音けっとや学園祭で販売するのが最初で、そこからしばらく経ってbandcampでフリー公開、という流れが基本。もし今年販売の機会が無い場合、フリー公開を先行した後にCD化して販売、というのはベストな順番では無いよなぁと思っていて、でも作品販売の機会を待って完成を遅らせるのもダラダラする感じで引き締まらない。

 

現在制作中の16thAlbum「Future」は本来なら6月開催予定だった音けっとに合わせて制作する流れだった。それが中止になったので、とりあえず10月の学園祭に合わせての制作に切り替えている。多少の余裕ができたので、より時間をかけて曲調整や微妙に感じた曲を新規の曲に差し替えるなどが出来ている。まぁそんな感じで9月ごろの完成に向けてのんびり頑張っている状況である。

 

もし10月の学園祭に参加できない場合、「Future」の最初の発表はbandcampではなくyoutubeで動画形式で発表する予定。bandcampならちゃんとした音源になるが、 youtubeは動画ファイルで間接的な音源になりいくらか不自由にできる。一方でbandcampよりもyoutubeの方が気軽さが上であり、色々一長一短な感じである。bandcampで先に有料販売するという選択肢もあったが、いつか無料(投げ銭可)にするのに同じ場所で値段を切り替えるのはダイレクトな不公平には思っていた。

 

とりあえず現在のんびり調整中の「Future」さえ完了できれば新たに色々できると思う。今年はWavesプラグインを有料アップデートし、それで色々新しいプラグインが付いてきたり、割引クーポンで新しいプラグインを買ったり、Waves以外にもセールしていた別の音源を買ったりしている。新しい音源は現在の作品には反映できないが、そこそこ良さを感じているのでそれで次回作の雰囲気がまた変わるかもしれない。

 

リスニング面では、今年は職場での苦手な人の対立が表面化した事で帰路時に多少のストレスを払拭したくなり、それでヘヴィメタルを聴く機会が復活(中学-高校時代に一番よく聴いてた、その後はテクノに移ったがもちろん今もたまに聴いてる)した。幾らかのデスメタルも良かったが、それよりもプログレッシヴ・メタルの方が多く、クイーンズライクの新作やドリームシアターの1作目が印象に残った。特に最近聴き始めたドリームシアターの1作目は、2nd「Images & Words」と大きく違った80年代らしい荒々しさやストレート感を楽しむことができる。逆に言えばこれの3年後にストーリーや透明感が大きく進歩した2作目が出るのはすごい変化だとも思うけど。

 

まぁそんな感じで流行病で大きく予定が狂ってしまった2020年前半だが、2月に表面化したこの問題は現在も収まっていない。懸念事項が多い中で幾らか妥協は避けられないだろうが、それでも多くの夢の実現を願いつつ、不明瞭な2020年後半へ動いていきたいと思う。

 

2020/7/7

UDLR