UDLR / Archives
01 Chapter 0
02 Removal Project
03 Meeting Network
04 Science Love Story
05 Submission Call
06 Alert Area
07 To the destination
08 On the destination
09 Introspection
10 Normal Information
11 Silent Waves
12 Menu Screen
13 2nd Emergency
14 Sleep & Panic
15 Ghost House
16 Leave a problem
17 Gloss City
18 Brave for you
19 Timelapse Nature
20 Beginning of cycle
21 Anger & Calm
22 Think in isolation
23 Approach
24 Afterword
(18th、2022年作品)
Twitterでも一応「新曲+過去作の未発表曲の組み合わせアルバム」と言っていたが、曲数が膨大すぎるのでいつかもう少しちゃんとした解説をしたいと思っていたが、のんびりしているうちに次のアルバムの制作に入り時期を逃していた。今は少し時間があり(インフルエンザで休養中)、やるなら今だなと思ったので、何とか当時の制作物を見たり思い出したりして書き出している。
曲構成は、このアルバムのための新曲(2,3,9,23曲目)と、2016年の12th「Energy」から15th「Partner」までの間に作られたがちゃんとした曲にならなかった未発表物を今回仕上げたものがメイン。
未発表の内訳は、1,10,11,12,13,14,15,19,20が12th「Energy」の時期、4,5,6,7,8,16,18,22,24が13th「Resistance」の時期、17,21が15th「Partner」の時期に作られたもの。
12thと言えばMacbookからMacbook Proに変えて制作した初めての作品で、その辺の試行錯誤が多く作品を残したのだろうと推測できる。13thの時期に関しては、当時のメインアルバム以外にサイバー的な雰囲気を強めた作品を出そうと制作していたことがあるが、結局その時期の制作物はResistanceアルバムから1曲「Abandoned Room」が使われたのみで、多くの曲が放置されていた。
元々は全部新曲のアルバムで行こうとしたがなんとなく行き詰まり、気分転換に過去の制作物を聞いてみると新鮮に感じるのが多くもったいなく感じたので、その時点で以前のアルバム「Re:Start(11th、2015年)」同様、新曲と未発表曲の組み合わせアルバムにすることに決めた経緯がある。
そうなると取り組んだのは過去作品の中から使えそうなのを発掘する作業だが、これが思ったより多くなった。新曲が少ないのはそういうことで、加えて23曲目の前アルバムタイトル曲「Approach」が6分程度で短いのもそれくらいしか空きがなかったためである。
発掘された曲の多くは今の僕には新鮮で、なんで当時発表しなかったか疑問も感じるほどだったが、当時のアルバムEnergyやResistanceは長めの曲を求めていたところがあったので、その条件には合わず放置されたんだろうと推測する。そんな感じで1-2-3分程度の断片的なものが多かったが、今回開き直ってそういう短曲という方向で仕上げた。曲数も多くなったし、そんな感じで今作は制作よりも編集を頑張ったアルバムと言える。
アルバムジャケットは薄暗いサイバーなコンピューターなイメージを目指したもの。大阪の商業ビルの写真などを組み合わせて作ったのでそれとはちょっと違った感じになったが、出来上がったイメージには満足している。裏ジャケットは神戸でのビル写真。
曲数が多いので、裏ジャケやディスク盤面では数曲ごとに区切って自分なりに分かりやすくしている。自分なりになので、それが反映されない作品配信ページなどは普通に24曲連続になっているが。以下の解説は、その自分なりに区切ったごとにやっていく。
Part1(1-4曲目)
ダークなOPを筆頭にこのアルバムの主要部分を担った部分。2曲目の新曲は、オーディオインターフェースを変えた勢いで作った曲で、機材を新しくした直後のあるあると言える。4曲目のドラムンベースは当時あった母校の作品発表会で披露するなどして表に出そうだったがうまくいかず放置され、今回未発表曲を集めるコンセプトに決まった後に積極的に発掘して仕上げている。
Part2(5-9曲目)
前述の通り本来のアルバムとは別にサイバー作品を作ろうとした時期があり、Part2はそれらの曲が中心で、Part1と合わせてアルバムの中で活発的なサイバー部分になっている。イメージとしてはPS~PS2初期の雰囲気のロボットシューティングな感じ。9曲目のみ新曲で、3小節ループと4小節ループを展開で使い分けつつ暗寒いサイバーな雰囲気がうまく表現できた、個人的な良曲。
Part3(10-13曲目)
前面に出るサイバー部分は控えたものの「少し不思議」なSF感はあるパート。前述の通りMacbook Pro自体に少し慣れてない時期の制作曲が並んでいるのでシンプル感が強いかもしれない。
Part4(14-17曲目)
「睡眠」とか「肝試し」とか、サイバーよりも内面的な要素を感じさせるものを揃えたパート。若干サイバーに戻した17曲目は、当時数曲提供したstepmania企画を少し意識して作った曲だが、音ゲーにはイマイチ決め手がなく放置されていた。今回は前の曲との繋がりが良かったので採用している。
Part5(18-20曲目)
やや強めのドラムンベースや早めのアンビエントテクノやゆったり展開する4分テクノと言った、アルバム前半には配置しにくいが特徴的な曲が集まった変化球的なパート。(全部言っちゃったのでこれ以上説明しにくい)
Part6(21-24曲目)
サイバー的な意味ではなく内面的な意味でダークなパート。前アルバムタイトル曲の23曲目は、それ以外が決まってから作り始めるのでどうしても制作は最後になる。なるべく新曲と旧曲どっちにも寄せるように細かい作りを意識しつつのアンビエントテクノで余韻重視で6分使った。最後の24曲目のタイトルは「あとがき」で、小説本を読んで最後に印象に残る部分でもある所からタイトルにした。それにしても最初と最後の曲は共に既制作曲だが、聴いてあまり悩まずにそれぞれのポジションに決めれたのは良かったなぁと思う。
そんな感じで解説してみたが、曲数が多いだけで、長さはいつも通り80分、文字情報無しで聴くと穏やかに展開するアルバム、というのはあまり変わらなかったりする。この解説はどちらかと言うと文字でアルバムを知りたい人のためのものなので、そうでないならやはり直接聴いてほしいと思う。
このアルバムはaudiostockのサイトのサービスを利用する形で、いろんな配信サイトで購入したり定額制で聴けたりすることができる。そんな感じで基本は有料だが、一応無料で聴ける手段としては、Youtube Music公開に付随してか、youtubeの動画にも同じように曲が上がっているので、それを僕がまとめて再生リストにしたので、そこから聴いてもらえればと思う。儲けはほとんど無いです。
あとは来年1月に復活する同人音楽イベント「音けっと」にはこのアルバムのCD版を作って売る予定なので、CD版が欲しいならその時までお待ちください。
以下はaudiostockでの作品ページ、無料で聴けるyoutube再生リスト、それ以降は各種配信サイトの部分を明らかにするためにできるだけ各サイトのページを並べた。
作品ページ
https://audiostock.jp/artists/29566/albums/4771
無料で作品が聴けるYoutube再生リスト
Apple Music
LINE Music
https://music.line.me/webapp/album/mb0000000002a4d3dc
https://music.amazon.co.jp/albums/B0BM4RSGPT
Youtube Music
楽天ミュージック
タワーレコードミュージック
KKBOX
auうたパス
dヒッツ
https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2002266349
dミュージック
mora
https://mora.jp/package/43000011/4580789510687/
tidal
https://tidal.com/browse/album/259876272
2023/9/28
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