UDLR Log

マイペースな電子音楽制作者による長文サイト

UDLR 2023(2/2)

2024年に入って早々に大きな出来事が続いており不安だが、とりあえず去年の後半以降を振り返ってみる。

 

 

・2023年で思い浮かぶ出来事は、やはり野球で日本が世界一になったり関西球団で日本一を争い盛り上がると言った出来事が浮かぶが、一方で海外での紛争で新たな悲劇があったりなど、混沌や緊張が高まる年にもなった。そんな中で決まった今年の漢字は「税」で、それら以外の出来事の補完な感じにもなってはいるが、個人的には上記の総称でいくなら「戦」かなぁと思う。とか書いてたら去年も「戦」だったけど。

 

 

・前回の(1/2)でも書いていた中華イヤホン関係だが、そこから追加購入して使い分けを楽しめる程度になっている。個人的なイヤホンの好みは音楽制作に使えるフラットに近い特性で、信頼できる1つよりも、そこそこの数種類という確認の仕方をしている。ちゃんとしたモニターイヤホンでじっくり作業した後でも、結局他のイヤホンで聴いた時に気になる感じもあったので、数種類で確認する方が自分には合っている。じっくり作業すると音がこじんまりする傾向にあるので、メイン作業は安めのイヤホンで、細かく調整する時にもっと性能が高いやつ、あとは複数のイヤホンで確認、という流れになりつつある。

 

中華イヤホンの情報探しでお世話になったサイトは、ゆるふわオーディオ日記(以下(1)と表記)bisonicr keep walking(以下(2)と表記)、など。
(1)は更新頻度も高く、価格ごとのランクを付けたり標準ケーブルの評価やケーブル付け替えの提案など、わかりやすいし独自性もあるレビューを行っており、一番閲覧頻度が高い。このサイトの高評価で買ったイヤホンも何個かある。著者の都合で大きなイヤーピースしか装着できず、イヤホンに標準で付いているイヤーピースの評価がほとんど省略されているのはちょっと残念ではある。

(2)は中華イヤホン紹介サイトの中では歴が長い方で、紹介数も多く名前があるイヤホンで検索するとここのレビューが出ることが多い。イヤホンの説明書みたいな感じで丁寧な紹介をしており参考にしやすい。一時期更新頻度が減っていた時期もあったが、現在でも活発的にレビュー記事を出している。

その他、OKINAlog(以下(3)と表記)カジェログガジェねこ等のサイトで特定のイヤホンを調べる時によく頼っている。ただイヤホンの評価は人によって基準が違うし、音楽制作的な視点はあまり無いので、情報収集で慎重に判断する。一つのサイトで絶賛しているからと言って自分もそう感じるかは未確定なので、なるべく複数のサイトのレビューを見ること、可能なら規模の大きな家電屋やイヤホン店に行っていくらか試聴し、経験値を増やすようにしている。

 

僕の個人的な特性として耳の穴が左右で微妙に違いがあり、右耳がやや小さめ〜標準で左耳が標準〜やや大きめ、と1サイズ違いで、具体例で言えばAppleが少し前に標準で出してた穴が絞られた感じの有線イヤホンは右は入るが左がハマらず使えない。なのでイヤーピースを左右違うサイズで使うのが多く、そのメリットでイヤホン付属の3サイズのイヤーピースは2組(SとMみたいな組み合わせで)使えること、デメリットで1サイズのみで売られているイヤーピースに手を出しにくいこと、が発生している。一部有名もの(スパイラルドットやスピンフィット)を所持していないのはその辺が理由になる。

 

ネットで中華イヤホンを買うのは基本的に3通りな感じで、
amazon→普通に買うならここからが無難。値段も国内では安めに購入できるし商品到着も早い。amazonポイントは付くがポイントサイト経由できないので他ポイントを付けることができないという点と、一部セール以外は基本的にAli Expressの方が値段が安いのは、細かい意味でデメリットになっている。ポピュラーな選択肢であることを利用して偽の出品をする業者もいるそうなので公式以外の不自然な安さには気をつけた方がいい。


楽天→ラインナップも乏しいし値段もamazonより高いので基本的には利用する利点は少ないが、ポイントサイト経由で買うとポイントサイト側のポイントもつけることができる。イヤホン専門店や家電屋のショップならメジャーな中華イヤホンを取り扱っており、ポイント10倍セールとかで獲得ポイントが多くそれでamazonと似たような結果になるならそれはオススメ。


・Ali Express→中国系の通販サイトで若干難しさはあるが基本的には日本語で利用できる。有名な商品を中国で買うと怪しさが目立つが、中華イヤホンは当然ながら中国製なので、よほど不自然な安さでなければ、普通に専門的な中国のメーカーの商品を買うと思えばいい。逆に言えばちゃんとした中国製品を買う用途以外に利用するのは危険で、大容量に容量偽装したメディアとか精巧な偽物とかで悪意ある商品を買わないようにしたい。とにかく海外からダイレクトに購入する形になるのでamazonより安く買い物ができて便利な一方で、商品到着には基本的に1-2週間かかる。輸送トラブルでそれ以上に時間がかかったり届かなかったりする可能性もあるのでその危険性は承知の上で無事に届くのを願いたい。その他の利点としてモッピーなどのポイントサイトを経由するとポイントサイトのポイントも獲得できるので、時間がかかってもいいから安く買いたいなら積極的に利用したい。

 

以下は現在僕が所有している中華イヤホンを自分なりに紹介するが、自分なりの感想をメインにしたいし技術的には語れないし長すぎると自分もしんどいので、他サイトのレビューも積極的に付記(動画レビューやtwitterでの紹介も含めるとキリがないのでそれらは省く。)する。イヤホンの初期装備ではなく現在の組み合わせでの感想なので、他サイトと全く違う意見になっている可能性もあるのでご了承を。

 

 

 

 

Artti T10

Artti T10

ケーブル→7hz Sonus 標準ケーブル

イヤーピース→Artti T10 標準(黒軸)

とりあえず一番最近買ったイヤホンから。平面駆動というヘッドフォンで使われるのが一般的な形式を、近年の技術で小型化してイヤホンにしたもの。平面駆動のイヤホンではLetshuoerのS12が代表的存在のようで、実際に試聴したら確かに良かった。それの値段が2万前後でちょっと買うのを躊躇していた中でこのイヤホンを(1)で知った。安い平面駆動だけでなく、製造もLetshuoerが関係しているようで、廉価版S12のようだったのですぐに購入。

音はヘッドフォン的な構造ということで、確かにフラットで広がりもあり全体的にバランスが良かった。他のイヤホンと比べると他の方がダイレクト感がありこちらは部分的よりも全体的な方面で迫力を出しており、その辺もヘッドフォン的だなと思う。標準で付くイヤーピースの質も良く、いくつか試したけど結局この標準が響きが豊かで良かった。このイヤーピースもLetshuoer製品で共通しているもののようである。ケーブルは標準から7hz Sonusの標準ケーブルに変えてパワーアップを図っている。

そんな感じで、音色も癖はないし一般的なイヤホンとは違う平面駆動という方式だし、1万円クラス的な意味でも平面駆動的な意味でも試してみる価値はあるイヤホンと言える。基本の値段はamazonで10000円程度だが、販売ページには時期によってクーポンが付属しており、8000円ちょいで購入できる可能性がある。注文して1-2日ですぐに届いたしクーポン価格も安いので、Ali Expressを使う利点が薄く、Amazon利用がオススメ。

参考レビュー

(1)1,2(2)(3)

販売ページ(以下amazonのみ紹介)

 

 

 

 

7hz Sonus

7hz Sonus

ケーブル→Artti T10 標準ケーブル

イヤーピース→Final Type E

これも(1)から知ったもの。1万円くらいで質とバランスが良いだけでなく、標準ケーブルの質がとても良いという評判で、その辺が欲しいと思ったポイント。Ali Expressでセール時に購入。購入後は早速その標準ケーブルを他に譲り、自身は同時に購入した他のケーブルに変えたので、標準形で使用した回数は多くないが、最初に代用したNiceHCKのsnowAGは(1)で薦められていたこともあり標準に近い感じで使えた。その後SnowAgは後述のC3に譲り、T10のケーブルもまぁまぁだろうしモニター的になるんじゃないかと思ったので、現在はそのT10と単純にケーブルを入れ替えた形になっている。(でもまぁ、以下のレビュー記事を改めて色々見て、やっぱり標準ケーブルに戻したくなる気持ちもある。)

音色はこれもバランスが良いという評判で、モニターイヤホンに使えるかどうかまでは分からなかったが、正確性はともかく使いやすいと思ったし十分役に立っている。T10と似たようなバランスだが響きはこっちの方がダイレクト。このイヤホンには標準としてイヤーピースがそこそこ入っていたが、それらよりもfinalのイヤーピースが馴染んだ。

そんな感じでこれもT10と同じくらい使いやすいイヤホンだと思っておりオススメになる。値段の方はamazonではT10よりもやや高い感じになっていることが多く、それよりもAli Express()なら1000~2000円安い価格で購入できる場合が多いから、到着に時間がかかるが購入を検討してもいい。

参考レビュー

(1)1,2(2)(3)その他1その他2その他3その他4

販売ページ

 

 

 

 

Moondrop 竹chu

Moondrop 竹chu

ケーブル→標準(付け替え不可)

イヤーピース→Nuarl Block Ear+7

楽天で4000円くらいで買ったもの。安めだが、Moondropには他にもQuarksという2000円くらいだが良コスパのイヤホンがあり、それもちょっと気になりつつ比較した結果、竹はQuarksの上位互換と思ったことと、ミックスの粗を感じることができるというモニター的な評判が決め手になっている。ついでに言えば既に続編の竹IIも出ていたが、こっちにだけ付いている特製イヤーピースの存在も理由の一つ。ケーブル交換はできないのでそのまま使っているが、そのおかげでプラグがL字で保たれ、これは移動中にiPadでリスニングするのに都合が良い。

音は上2つと聴き比べるとややこじんまりとするが、全体のバランスは良く日常的に聴くのはこれでも十分な良さを感じている。そんな感じで移動中のリスニングでの使用が多いがミックスで試行錯誤しているときにも確かに改善ポイントを掴みやすい瞬間があり、意外と万能と言える。つまり、とりあえず1つ中華イヤホンを買いたい時に勧められた。使用イヤーピースは、ケーブルが耳掛けになりにくいということでイヤーピースでしっかり耳にハマるのを選んだ。

そんな感じで万能と言える性能でオススメしたいところだが、人気製品なのか後継製品に切り替わりつつあるのか、2024年2月時点で入手しにくい状態になっている。販売ページには入荷待ちと書いているが、そうなるかわからないので、素直に後継製品を買った方が早いかもしれない。

参考レビュー

(1)その他1その他2その他3その他4その他5その他6

販売ページ(2024年2月現在入荷待ち)

 

 

 

 

Tinhifi C3

Tinhifi C3

ケーブル→NiceHCK SnowAG

イヤーピース→Final Type E

以前書いた通り、中華イヤホンでは2番目の購入となったもの。この購入の決断をするために色々なレビューを見たのは前回(というか以下のリンク)の通り。装着感も良く比較的フラッドな音で使いやすいと思っていたが、比べていくとちょっと癖みたいな差は見えてきた。

竹chuと比べると立体感もある聴こえ。低音の明瞭感は少し引っ込んでいたり前後が比較的狭いということで上位2つほど上質ではないが、竹chuより良いリスニングになる。標準ケーブルはまぁまぁだったが現在は後述のLyraに譲っている。リケーブル当初は(1)のサイトでお勧めされていた銀月というケーブルにしていたが、絶賛されているほどのマッチさは感じず。その後、若干放置気味だったSnowAgにすると奥深さが増し、これがベストマッチと言える感触になった。イヤーピースは本体の装着感が良く小さめなものでも装着できたということで、余っていたfinalの一番小さいサイズを使用。現在の組み合わせだと、後述のHM20と同じくらいクセになっている。

そんな感じで5000円をちょっと超える感じのイヤホンとしてオススメできる。ただ、一般的には下位のC2の方がコスパと評価が目立っている感じで、C2,C3,C5が一緒くたになってしまっているamazonページでもC2のレビューが多い。それのせいで僕もいまだにC2が気になる感じが残っている。

参考レビュー

(1)1,2(2)(3)その他1その他2その他3その他4その他5

販売ページ

 

 

 

 

CCA HM20

CCA HM20

ケーブル→JSHiFi-銀月 (2pinタイプで使用だが現在は完売なのか販売サイトには無い。このイヤホンならqdcタイプでも使える)

イヤーピース→Artti T10標準(黒軸)

(1)のサイトで絶賛されていたイヤホンで、同時にリケーブル前提(付属ケーブルが最低限と評価されるものだった)なので、セールを待ってからケーブルと一緒にAli Expressで購入(この購入が初めての中国通販の利用となった)。ケーブルは当初はその時買ったmirageだったが、途中で7hz Sonusのケーブルに変更したが後にArtti T10に譲り、現在は銀月で落ち着いている。銀月以前は自分の中で伸び悩み放置気味だったが、同じく放置気味だった銀月と組み合わせるとお互いの性能の高さが噛み合い良くなった。また、イヤーピースはT10付属のものが相性が良く、これらでベストマッチ状態になっている。

下書きで「音はマイルドなsonusという感じ。上質だと思う」と暫定な感想を書いた時は電子音楽メインで聴いていたが、その後に聴いたポップスやロックなどでもその上質さを発揮。ケーブルも含めて15000円以上の価値になった感じのイヤホンで、今の所上位2つのイヤホン以上に満足感を感じている。暫定ベストかも。

そんな感じで現在の組み合わせでの満足度は高いが、リケーブル前提なこともあり実際の値段より高い出費が必要になる。なので、amazonで1万を使うよりも1-2千円安く買える可能性があるAli Express()で、ケーブルと一緒に買った方がいい。リケーブル候補は下記(1)の4などを参照。その(1)の紹介ページが多いのは、発売前から注目していた感じと到着後の感想と人気製品になり生産時期によって差が出てきた様子などが表れている。ちなみに僕の場合は(1)の分類的にはおそらくゴールド版(5,6参照)

参考レビュー

(1)1,2,3,4,5,6(2)その他1その他2

販売ページ

 

 

 

 

CCA Lyra

CCA Lyra

ケーブル→Tinhifi C3付属

イヤーピース→Nuarl Magic Ear+9

前回書いた通り最初に買った中華イヤホン。安めのモニター的イヤホンと紹介されていたこと、3000円ちょいで安いから気軽に試せること、見た目がカッコ良かったので単純に欲しかったなどが購入理由。最初の中華イヤホンなこともあり、KZやCCA製品では定番の貧弱な標準ケーブルとイヤーピースをしばらく使っていたが、現在は自分なりのカスタマイズをしている。

デフォルトでは少し高音域が目立つ聴こえ方をしており、Tinhifi C3みたいな耳に合う形状に見えて耳奥まで入るようなハマり方をするなど、そのままでは若干癖があるイヤホンになっている。いくらか試してみた結果、一気に解決したのはフォーム型のイヤーピース。フォームタイプの特性として高音域がこもった感じになるが、それがこのイヤホンとバランスが取れている。勝手に奥まで刺さってしまうイヤホン形状もフォームタイプならむしろ奥に刺すべき使い方なので、これが噛み合い装着感が抜群に良くなった。ただイヤホンの太さと今回のイヤーピースの穴が似たサイズなので、イヤホンを外すときに注意しないとイヤーピースが取れやすい。でもこの緩さが装着感の良さに貢献しているとも思うのでもう割り切って、毎回慎重にイヤホンを外すようにしたいし頻繁に付け外しする状況は避けたい。ケーブルはTinhifi C3のデフォルトケーブルで、元の標準より若干良くなるという「身の丈に合った感じ」に落ち着いている。

で、ようやく今の音の話だが、上質なイヤホンと比べると流石に差があり、広がりは平凡で立体的にはならず平面的な聴こえ方(上質に感じるための空間が狭め)で、部分的よりも全体的で聴かせる。でもまぁ3500円のモニターイヤホンとしてみれば確かに落ち着いたバランスで、少なくとも一般的な数千円なイヤホンよりも明らかに優れている。情報量が少ないためか他のイヤホンよりも同じ音量でもこっちが大きく聞けるのも特徴。ということでどうしても安さを感じてしまう部分はあるが、サウンド調整にも使えるしリスニングでテンションを楽しむことができ、音楽制作ではこれはこれで参考になる。具体的にはこのイヤホンでイマイチ盛り上がらない感じがしたら、このイヤホンでテンションが上がるようにちょっと調整するとか。

そんな感じで3000円ちょいにしてはコストパフォーマンスが良く、Moondrop 竹chuとは違った意味で値段以上の実力を発揮していると言える。ただ竹chuよりは満足度上げるのに手間がかかる感じで、とりあえずはフォーム型のイヤーピースを用意しておきたい。初期状態でも一応使えるが、他にイヤホンを揃えた中で余ったケーブルがあればこっちに回してもいい。そこそこの性能で値段が安く初心者にも勧められるが、カスタマイズで実用性を保てるのでむしろ中級者以上向けかもしれない。

参考レビュー

(2)その他1その他2その他3

販売ページ

 

 

 

 

KZ ZSN

KZ ZSN

ケーブル→Tripowin Mirage

イヤーピース→Artti T10付属(白軸)

この中で唯一中古で買ったイヤホン。というのも、見つけたのは神戸元町の商店街にある電車で忘れたものを売っている中古売り場で、その中に中華イヤホンが1つあり、800円だったのでせっかくなので購入という流れ。イヤホンには「ZSN-Hifi」と書いてあったのでZSNの派生かと思ったら初代のようだった。シリーズ初代なので色々続くZSNシリーズの中で逆に無印を調べるのが難しい。商品説明でいくら高機能を紹介していても、その後に来た後継機の方がより高性能なわけで。あと購入時には接続してワイヤレス的な使用ができる安っぽい機器も付いていたが、充電口が小さくてすぐ外れるなど面倒な感じだったので、もう普通に有線イヤホンとして使っている。

サウンドはこの中では「ザ・ドンシャリ」という感じで、上記の色々なイヤホン群の中だと埋もれてしまう結果になっている。普通の曲では十分聴けるが空間系のアンビエントで音割れもそこそこあったので繊細な曲は苦手かもしれない。なので使い所を探すのが難しかったが、最初に付いてた汎用的なイヤーピースから自分なりに良いものに変えると、サウンドが引き締まり改善され、まぁ気軽に使える感じかなと少し評価が上がっている。ケーブルは現在余り気味になっているケーブルを使っているだけなので特に狙いは無い。

今あるイヤホン群の中では家電屋に売っているようなイヤホンに一番近いと思っていたが、最近家電屋に行って数千円〜1万円以内のイヤホンを試聴してみると、音楽制作者にとってはやや不自然な味付けなものが多く、音楽視聴用イヤホンの安易な完成度と、ナチュラルなイヤホンを家電屋で見つけるのは難しいかもと感じる結果となった。まぁその辺は中華イヤホンみたいにリケーブルができると貧弱な付属物から脱却できてマシになるだろうが、一般リスナーでそこまで関心を持つ人は多くないだろうな。

で、家電屋に売っているイヤホンを試聴してみて、確かにこのZSNは所有イヤホンの中ではそれに近いが、家電屋のイヤホンほどチープでもなく、中華イヤホンは基本的にコスパが良いんだなと思ったりした。このイヤホンで自作曲を聴くとリバーブ使いすぎな感じが浮き彫りになり、早速その改善ができたので、家電屋イヤホンに近い視点を感じることができるイヤホンとして、自分の曲の隙を減らせるように取り組みたいところ。

そんな感じで、という結論部分では、何せ狙って買ったイヤホンではないのでこの部分であまり書くことはないが、狙わずだから入手できたドンシャリ寄りだし、まぁ使い所はあるということで。多分ZSNシリーズだったら最新作っぽいやつの方がオススメなんだろう。

参考レビュー

(2)その他1その他2その他3

販売ページ

 

 

 

 

今現在でちょっと気になっている中華イヤホンは、tinhifi C2、Truthearのhexaとholaとnova、そしてTRN Conch。イヤホン単体での評価の高さとかフラットバランスの良さ、そして付属品の充実感。特にTRN Conchではコスパの良さもそうだし4000円前後でバランス接続のイヤホンが準備できるという意味で気になっている。

(以上イヤホン編終わり)

 

 

・2023年のUDLRのアルバムは、アンビエント的な雰囲気で落ち着きながら展開するテクノ的な曲が多めの19th「Position」になった。発表手段は前作「Archives」同様にサブスクリプションにしようかと思ったが、9月に翌年1月に音楽販売イベント「音けっと」が復活すると聞き、それのタイミングに合わせた。

 

その音けっとは2024年の1/21に行われ、「Position」と過去数作で参加した。Positionは地味めな作品で、それよりも過去作品の方が注目されると思ったが、実際は売れた中では半数以上がPositionとなった。理由は最新作だけではなく、ジャケットやアンビエントな作風を気に入ったり狙ったりした方もいたという感じで、そうなると6月の次回に向けた作品作りも少し変わってくるかもしれない。

 

ちなみに今回の音けっとではお客さんに向けた試みとして上記の中華イヤホンを用意して、中華イヤホン自体や聴き比べなども楽しんでもらうとしたが、結局は中華イヤホンを認識される場面もなく、中華イヤホンで多い装着方式の「Shure掛け」もなかなか理解されず中途半端なリスニングになったばかりかイヤホンにも負担がかかる場面もあり、この試みは失敗に終わった。そうなると改善が必要だが、音けっとに行くために販売用の道具とか何十枚のCDとか持ってギリギリの装備なので、ヘッドフォンを持っていくのは難しく、あくまでイヤホンで試聴を提供したい状況である。それで思いついたのは、Shure掛けの必要がなく、シンプルでリーズナブルで直感的に装着しやすい、finalのeシリーズ。シンプルすぎて満足なリスニングができるか不安だったが家電屋で聴いてみると日常で使うイヤホンと大きな違いはなく大丈夫そうだ。

 

 

・去年2022年は名古屋のラジオ(ZIP-FM)を聴くのが多かったが、現在は地元関西のラジオFM802を積極的に聴いている。きっかけは2月の祖父の葬式帰りに聴いた時に面白い場面があったということで、普段聴かない時間帯だったのもひとつの偶然になっている。色々聴いていて思ったのは、女性DJは感情がわかりやすく出ているのが好きで、男性DJは落ち着いた口調なのが好きということで、自分が何を求めて聴いているのか、そう考えると面白いなと思う。

 

ZIP-FMFM802といった「日本のアイドルの曲は避け、純粋な邦楽や洋楽」をオンエアするという姿勢が好きで選んでいるが、僕はあくまでDJやメールとのやりとりを聴くのがメインで、曲はBGMとして楽しみつつもそこから好きなアーティストを見つけるのは少なかったりする。元々僕は1980年代の洋楽の雰囲気から音楽を聴き始め、その後もプログレとかヘヴィメタルとか長らく洋楽で音楽をマイペースに楽しんでいたこともあり、現在も自分の中で歌詞の重要性は低く、また最新の音楽のコミュニティにも興味はない。自分は音楽の雰囲気で感情をコントロールし、自分のペースで落ち着こうとしている。それがダイレクトな歌と歌詞を吸収しにくく、集団に入らず逆に一匹狼を続けているスタイルを変えられずにいる。自分の中でも狭い世界観に限界を感じている時もあるが、現在のトレンドの曲に本質的に馴染まない部分があるなら、やはり自分のスタイルを追求する方向に努力する感じになる。

 

 

・2023年のM-1グランプリは敗者復活の仕組みが変わったり審査員も少し変わったりしたが、結果は前回の敗者復活で惜しくも2位に終わってたコンビが優勝となった。前回の敗者復活部分で触れていた「敗者復活上位まで残ったコンビは来年の決勝進出の可能性が上がったと思って頑張って欲しい」という所はほぼこのコンビのことを指しており、決勝進出もある意味当然だったが、決勝でトップバッターになってしまった中でまさか優勝するとは思わなかった。もちろん面白さは圧倒的だったが、トップバッターが最終決戦に進出し優勝したのは、他の有力者が期待された面白さにならなかったという運の良さもあったと思う。特に最終決戦では決勝1位だったコンビが実験的なネタで自滅したのもある。

 

出場者が面白さを出し切ったという点では敗者復活の方が見応えがあったかもしれない。前回までの人気投票的な形式ではなく直接対決な形式にしたことで各コンビのネタにスポットライトが当たった感じになったし、敗者復活の緊張感も保たれたし、良い形式だったと思う。そんな敗者復活を勝ち上がった結果には納得だが、本戦では振るわなかったのは、単純に決勝で披露したネタだったら敗者復活を勝ち上がれなかったからで、もし同じネタを披露していたらもう少しだけいい結果になったかもと思ったりした。

 

優勝したコンビは来年も出場を表明しているが、「連覇したい」というよりはトップバッターからギリギリ残ったり周りが実力を出しきれなかった中で「次回はちゃんと優勝したい」という気持ちの方が大きいんじゃないかと推測している。まぁこればっかりは当日の順番次第だが。本人達の気持ちはどうであれ、次回もしチャンピオンに2連覇されると実質的に「該当者無し」な結果になってしまうので周りの実力もフルに発揮されることを願いつつ2024年大会も期待したい。

 

 

・2023年の個人的な仕事は、フォークリフトを運転できるようになってからはすっかりそれの仕事がメインとなった。当初はバック運転も慎重にしないと時々左右を間違うなどが残っていたが、現在は流石に慣れてある程度は無意識に動かせるようにはなっている。

 

自分で仕事する時にはミスを避けるようできるだけ自分のペースでやっているが、一般的にはどうしても遅いようで、他の人と一緒に作業する時にはその速度差に落ち着かない動きになりがちである。基本的には自分の実力不足なのだが、作業時間内で自分ができることをして無事に終えることを一番意識している。

 

朝は早起きで大変だが、周りはもっと早く出勤しており、僕も本来それに合わせなければならないが、それでも今の早起きよりもっと早くは辛いとして、その要望が通った上で出勤している。これは単なるワガママだけでなく、一応そう経験した時期があり、頑張ってみたものの、特に冬の時期だと暗い寒い状態の出勤の光景がトラウマとして残っている。UDLRアルバムで言うと「Resistance(2017年)」の時期で、「耐えながら作った」感じが滲み出た雰囲気になっている。

 

今の仕事をどれだけ続けるかどうかについては、今が続く限り特に変える理由はないが、逆に言えば「それ以上でもそれ以下でもない」感じであり、例えば勤務場所が変わり今より難しくなることがあると、変化のきっかけにはなる可能性はある。

 

UDLRとしてやっていること(音楽とか文章とか)が生活に繋がるかどうかイメージすることはできない。毎月10~20万の収入をエンターテイメントで得るのは大変そうだと毎週投稿しているyoutuberを見ていてわかるし、そう比べると今の自分のものが最大限の収入になっても毎月1-3万になるかどうか。それ以上の結果を得ようとすると自分らしさが失われ、「自分」という顧客が離れてしまう。今の自分の貧弱なエンターテイメントは仕事生活の合間だからこそ生まれるのであり、独立力は乏しいのである。

 

 

 

・今これを書いている2024年、年が明けてから地震とそれに関連した航空機の事故があったり、大物芸人が裏側を暴露され裁判の為に表舞台から離れたり、原作漫画とドラマ化でいざこざがあって作者が自殺する出来事があったりと、悪い出来事が続いている。というか、年号が「令和」になってから、感染症が世界的に流行したり、海外のあちこちで紛争状態になったり等、良い未来が全く見えてこない。侵攻を行ったりその被害を受けた国の雰囲気の変化を見てもわかるように、そうなってしまえばメディアのバランスも崩れるし以前の日常も失われていく。自分が住んでいる国も雰囲気で守られているだけであり、本格的に攻撃されたらどこまで動いてくれるかわからないし、そうなると「どうなるか」ではなく「どうにかせねば」となってしまう。そういった「最悪の可能性」は年々具現化しており...

 

まぁもっと身近なところで考えると、創作と発展はうまく行かないようで、前回の振り返りでも少し提案を書いてしまったように、漫画がそのままドラマ化するのは難しく多少の変更は絶対あるものだと思っているが、もちろんこれは色々なパターンがあり、改変の度合いや受け入れの程度によって変わってくる。単純な思いつきや製作側の好きなパターンの流用では、原作側やファンに変更として納得がいく説明にはならず、一方的な変更として不満が生まれる事になる。原作者側の納得と製作陣全員が満足できることの実現が望ましいことだが、とりあえず原作側の立場が大きくなってほしいと思う。

 

で、僕自身はやはり現状維持を望む年になるだろうが、具体的な準備を挙げるなら、今使っているMacbook Proがそろそろ9-10年目になり特に音楽制作では限界に近づいている性能なので、買い替えを考えるべきか。円安価格が続く現状では新品価格(Proシリーズは30万を超えている)で買おうとは思わないが、新品に近い中古品なら20万以内で十分実用的で現代的なMacbook Proが買えると思う(実際今使っているやつはAppleの整備済みのところから買ったもの)ので、今すぐではないがいつでもできる程度に貯金は進めておきたい。

 

 

2024/2/18

UDLR

UDLRの「Archives」を振り返る

 

 

UDLR / Archives

 

01 Chapter 0

02 Removal Project

03 Meeting Network

04 Science Love Story

05 Submission Call

06 Alert Area

07 To the destination

08 On the destination

09 Introspection

10 Normal Information

11 Silent Waves

12 Menu Screen

13 2nd Emergency

14 Sleep & Panic

15 Ghost House

16 Leave a problem

17 Gloss City

18 Brave for you

19 Timelapse Nature

20 Beginning of cycle

21 Anger & Calm

22 Think in isolation

23 Approach

24 Afterword

 

(18th、2022年作品)

 

Twitterでも一応「新曲+過去作の未発表曲の組み合わせアルバム」と言っていたが、曲数が膨大すぎるのでいつかもう少しちゃんとした解説をしたいと思っていたが、のんびりしているうちに次のアルバムの制作に入り時期を逃していた。今は少し時間があり(インフルエンザで休養中)、やるなら今だなと思ったので、何とか当時の制作物を見たり思い出したりして書き出している。

 

曲構成は、このアルバムのための新曲(2,3,9,23曲目)と、2016年の12th「Energy」から15th「Partner」までの間に作られたがちゃんとした曲にならなかった未発表物を今回仕上げたものがメイン。

未発表の内訳は、1,10,11,12,13,14,15,19,20が12th「Energy」の時期、4,5,6,7,8,16,18,22,24が13th「Resistance」の時期、17,21が15th「Partner」の時期に作られたもの。

12thと言えばMacbookからMacbook Proに変えて制作した初めての作品で、その辺の試行錯誤が多く作品を残したのだろうと推測できる。13thの時期に関しては、当時のメインアルバム以外にサイバー的な雰囲気を強めた作品を出そうと制作していたことがあるが、結局その時期の制作物はResistanceアルバムから1曲「Abandoned Room」が使われたのみで、多くの曲が放置されていた。

 

元々は全部新曲のアルバムで行こうとしたがなんとなく行き詰まり、気分転換に過去の制作物を聞いてみると新鮮に感じるのが多くもったいなく感じたので、その時点で以前のアルバム「Re:Start(11th、2015年)」同様、新曲と未発表曲の組み合わせアルバムにすることに決めた経緯がある。

 

そうなると取り組んだのは過去作品の中から使えそうなのを発掘する作業だが、これが思ったより多くなった。新曲が少ないのはそういうことで、加えて23曲目の前アルバムタイトル曲「Approach」が6分程度で短いのもそれくらいしか空きがなかったためである。

 

発掘された曲の多くは今の僕には新鮮で、なんで当時発表しなかったか疑問も感じるほどだったが、当時のアルバムEnergyやResistanceは長めの曲を求めていたところがあったので、その条件には合わず放置されたんだろうと推測する。そんな感じで1-2-3分程度の断片的なものが多かったが、今回開き直ってそういう短曲という方向で仕上げた。曲数も多くなったし、そんな感じで今作は制作よりも編集を頑張ったアルバムと言える。

 

アルバムジャケットは薄暗いサイバーなコンピューターなイメージを目指したもの。大阪の商業ビルの写真などを組み合わせて作ったのでそれとはちょっと違った感じになったが、出来上がったイメージには満足している。裏ジャケットは神戸でのビル写真。

 

曲数が多いので、裏ジャケやディスク盤面では数曲ごとに区切って自分なりに分かりやすくしている。自分なりになので、それが反映されない作品配信ページなどは普通に24曲連続になっているが。以下の解説は、その自分なりに区切ったごとにやっていく。

 

 

 

Part1(1-4曲目)

ダークなOPを筆頭にこのアルバムの主要部分を担った部分。2曲目の新曲は、オーディオインターフェースを変えた勢いで作った曲で、機材を新しくした直後のあるあると言える。4曲目のドラムンベースは当時あった母校の作品発表会で披露するなどして表に出そうだったがうまくいかず放置され、今回未発表曲を集めるコンセプトに決まった後に積極的に発掘して仕上げている。

 

Part2(5-9曲目)

前述の通り本来のアルバムとは別にサイバー作品を作ろうとした時期があり、Part2はそれらの曲が中心で、Part1と合わせてアルバムの中で活発的なサイバー部分になっている。イメージとしてはPS~PS2初期の雰囲気のロボットシューティングな感じ。9曲目のみ新曲で、3小節ループと4小節ループを展開で使い分けつつ暗寒いサイバーな雰囲気がうまく表現できた、個人的な良曲。

 

Part3(10-13曲目)

前面に出るサイバー部分は控えたものの「少し不思議」なSF感はあるパート。前述の通りMacbook Pro自体に少し慣れてない時期の制作曲が並んでいるのでシンプル感が強いかもしれない。

 

Part4(14-17曲目)

「睡眠」とか「肝試し」とか、サイバーよりも内面的な要素を感じさせるものを揃えたパート。若干サイバーに戻した17曲目は、当時数曲提供したstepmania企画を少し意識して作った曲だが、音ゲーにはイマイチ決め手がなく放置されていた。今回は前の曲との繋がりが良かったので採用している。

 

Part5(18-20曲目)

やや強めのドラムンベースや早めのアンビエントテクノやゆったり展開する4分テクノと言った、アルバム前半には配置しにくいが特徴的な曲が集まった変化球的なパート。(全部言っちゃったのでこれ以上説明しにくい)

 

Part6(21-24曲目)

サイバー的な意味ではなく内面的な意味でダークなパート。前アルバムタイトル曲の23曲目は、それ以外が決まってから作り始めるのでどうしても制作は最後になる。なるべく新曲と旧曲どっちにも寄せるように細かい作りを意識しつつのアンビエントテクノで余韻重視で6分使った。最後の24曲目のタイトルは「あとがき」で、小説本を読んで最後に印象に残る部分でもある所からタイトルにした。それにしても最初と最後の曲は共に既制作曲だが、聴いてあまり悩まずにそれぞれのポジションに決めれたのは良かったなぁと思う。

 

 

 

そんな感じで解説してみたが、曲数が多いだけで、長さはいつも通り80分、文字情報無しで聴くと穏やかに展開するアルバム、というのはあまり変わらなかったりする。この解説はどちらかと言うと文字でアルバムを知りたい人のためのものなので、そうでないならやはり直接聴いてほしいと思う。

 

このアルバムはaudiostockのサイトのサービスを利用する形で、いろんな配信サイトで購入したり定額制で聴けたりすることができる。そんな感じで基本は有料だが、一応無料で聴ける手段としては、Youtube Music公開に付随してか、youtubeの動画にも同じように曲が上がっているので、それを僕がまとめて再生リストにしたので、そこから聴いてもらえればと思う。儲けはほとんど無いです。

あとは来年1月に復活する同人音楽イベント「音けっと」にはこのアルバムのCD版を作って売る予定なので、CD版が欲しいならその時までお待ちください。

 

以下はaudiostockでの作品ページ、無料で聴けるyoutube再生リスト、それ以降は各種配信サイトの部分を明らかにするためにできるだけ各サイトのページを並べた。

 


作品ページ

https://audiostock.jp/artists/29566/albums/4771

 

 

無料で作品が聴けるYoutube再生リスト

youtube.com

 

 

 

Apple Music

Archives

Archives

  • UDLR
  • エレクトロニック
  • ¥917

music.apple.com

 

Spotify

open.spotify.com

 

LINE Music

https://music.line.me/webapp/album/mb0000000002a4d3dc

 

 

Amazon Music

https://music.amazon.co.jp/albums/B0BM4RSGPT

 

 

Youtube Music

music.youtube.com

 

AWA

s.awa.fm

 

楽天ミュージック

music.rakuten.co.jp

 

タワーレコードミュージック

music.tower.jp

 

KKBOX

www.kkbox.com

 

auうたパス

musicstore.auone.jp

 

レコチョク

recochoku.jp

 

dヒッツ

https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2002266349

 

 

dミュージック

dmusic.docomo.ne.jp

 

ドワンゴ

pc.dwango.jp

 

mora

https://mora.jp/package/43000011/4580789510687/

 

 

ototoy

ototoy.jp

 

mysound

mysound.jp

 

tidal

https://tidal.com/browse/album/259876272

 

 

 

 

2023/9/28

UDLR

 

UDLR 2023(1/2)

今年もぼんやりと過ごす(←これが今年のテーマになりそう)うちにあっという間に時間が過ぎてしまい、今のところの成果がイマイチ出てこなくて不安だが、そんな感じで今年前半の振り返りなどを書いてみる。

 

・今年前半の目立ったニュースは、個人的には野球の世界大会での日本の世界一かなと思う。前回大会では出場できなかった二刀流選手の活躍ももちろんだが、その選手を筆頭に様々なところから選手を集め、世界を戦うチームとしてうまくまとめた監督も見事だったと思う。二刀流選手との関係も含めて、この監督だからできた今回のチームだし、歴代最強と言っていい活躍だったと思う。決勝はリアルタイムで見れたし大満足であった。

 

・プライベートでは、現在やっている物流の倉庫の仕事に幾らか変化があり、長年やってきた環境のメンバーたちが別の仕事に変わって離れたのに対し、僕はその場所に留まり新しいメンバーたちとの仕事をして、しかし数ヶ月後に倉庫の仕事自体が大きく変わるということで現在のやり方を続けられなくなり、そんな中で現場からパート業務を提案され、現在はその移行期で、しばらく後に長年所属した会社を一旦離れて、フォークリフトを学びつつ新しい仕事をする予定である。そんな感じでどうなるかはわからないが、なるべく現在の仕事ペース(週5勤務で真ん中と日曜に休み入れるなど)を変えないようにお願いしてもらっているので、相変わらず物流仕事とプライベートを頑張る感じになりそう。

 

Youtubeで動画をよく見ているが、特に1月に弟が感染して家族も動けなかった時によくお世話になった。以下よく見ているチャンネルを書いてみる。

 ・さいちょう(激安の電化製品などのレビュー)

 ・からすまAチャンネル(クソゲー関係のレビュー)

 ・DARKEST(ヘヴィメタルのレビュー)

 ・4ST(レトロゲームに関するネタ)

いずれもそこそこなボリュームで的確な紹介をしていて動画内のネタが多く見てて面白く、初期からスタイルをほぼ確立していてどの動画からでも楽しめるのが共通している。そういった動画に触発されて動画内で評価された製品や音楽に触れたり買ったりすることもある。

 

・現在リアルタイムで読んでいる漫画は、「らーめん再遊記」で、この漫画の影響でラーメンを食べる機会を増やしており、漫画みたいに分析できるといいなぁと思っている。

そもそものこの漫画のシリーズの最初の「ラーメン発見伝」との関わりは、当時はほぼないが、2004年にやってた実写ドラマは見た。当時ラーメンも興味を持ち始めた中学生の時期で、漫画原作とは知らずラーメン関係のドラマだと思っていたからだ。そのドラマでは「酒のツマミになりそうなチャーシューがラーメンと合うわけではない」という部分が印象に残っている。

現在のシリーズではこのシリーズの象徴とも言える人物「ラーメンハゲ」が一応の主役とされており、最前線からは退いた感じのマイペースな展開が、僕にとっては読みやすい。

そうなると以前のシリーズ同様ドラマ化に期待しているが、以前のシリーズではラーメンハゲの風貌を再現していなかったが、今作はやはりラーメンハゲでやってほしい。それができる存在として、個人的には松竹芸能所属のスキンヘッドのピン芸人を推薦したい。本人が持つ厳しさと頭脳がラーメンハゲに合っていると思っている。
そんな感じで、もし深夜ドラマが実現したらという個人的な要望を書いてみる。

 ・ラーメンハゲとしては初めての実写化になるのだから、初回は前2シリーズでの活躍をダイジェスト的に再現してほしい。対戦相手とか相棒とかであった以前の主人公達は後ろ姿などで曖昧に存在しているだけでいい(初代ドラマがアイドル俳優だったのに配慮している)。

 ・ラーメンハゲとその相棒的存在であるラーメン評論家(大学教授)はなるべく再現してほしい一方で、それ以外の人物の雰囲気は何でもいいと思っている。実写化の成立に必要な老若男女のバランスは製作陣と俳優次第なところがあるので、そこで調整してもらいたい。

 ・(ネタバレ) 背脂ラーメン店を立て直す為に最終的にチャーハン店に転換する話では、その解決の発想はチャーハンを食べたその場で思いついて欲しいと思っている。原作でチャーハンを食べた後に外で受ける応援シーンは、ドラマでは話の最初に移して謎の応援な感じにすればいいと思う。

まぁそんな提案が実現することはほぼないが、とりあえず言ってみた。

 

 

・音楽関係でよく使っていたモニターイヤホンSE215がケーブルが断線したりイヤーピースが取れて紛失したりなどで使いにくくなったので、別のイヤホンが必要になった。ただ、そう考えた当初はSE215を再度使えるようにしようとは思わず、代わりに中国製のイヤホン、いわゆる中華イヤホンというジャンルに目をつけた。SE215の価格より安い値段で信頼できるイヤホンを探そうと思ったら自然とそこに辿り着いた感じである。以前なら中国のメーカーの製品は積極的に探そうと思わなかったが、youtube動画の影響もあり、探してみると面白く、しかも最近になって良製品が続々出てきているようなので、良い時代になったものである。

悩んだのは、多くの中華イヤホンのレビューは音楽視聴の視点が中心であり、音楽制作(DTM)に使えるかどうかの視点が少なかったことである。なので探している時は「スタジオモニター」「解像度」などの文言を参考にしながらじっくり見ていった。

そんな感じで見つけて購入したのは2つで、まずはCCA LYRA、購入時3500円程度。安いけどニュートラル的な聞こえ方がするモニター的イヤホンという印象が購入の決め手で、あと見た目が少しカッコ良かったのも理由になっている。実際にそれまで使っていたイヤホンと比べると大きな変更感はなく、値段に対しての表現力は十分(有名なメーカーとか家電屋で売っている低価格のイヤホンより優れていると思う)だが、「モニターイヤホン」と比べると高音域など音楽的味付けを感じ、全幅の信頼には至らない。音楽制作のチェックとしては、音楽的なイヤホンなので、このイヤホンで「聴いていて狙い通りにテンション上がるかどうか」な視点でチェックや調整をしたいと思っている。

もう一つがTINHiFi C3、購入時5500円程度。CCA LYRAは気軽な気持ちで選んだのに対し、こちらの方はSE215の代替という目線だったので時間がかかった。選び方として、まずCCA LYRAと同じ系列の会社の製品(CCAとかKZとか)は外した(似たような聞こえになると思ったから)のと、SE215以上の値段は「SE215の代替を探す」意味が無くなるので避けた。そしてモニターイヤホンとしての性能があるかどうかで、それを確認できないと選びにくかった。それで見つけたのがTINHiFiのイヤホン群で、途中からはそれに絞ってじっくり判断した。モニターイヤホンとしての評価が出ていたのがTINHiFi T4 Plusで、それ自体はSE215並みの値段だったので候補にはならなかったが、一部レビューで「値段が安いC3と性能は大きく変わらず、C3の方がコスパは優秀」という文に着目し、C3を買う方針に進めていった。最終的には同じく評価が高くて安いC2と迷ったが、「C2も良かったがC3は少し値段が上がっただけで完成度は大きく上がっている」的な文章を見つけ、その辺が決め手になった形である。実際に現物を聴くと、音楽的な味付けは少ないのに表現力は上質な感じになり、音楽制作で信頼して作業できるイヤホンだなと思った。他の似た価格帯のイヤホンも気にはなるが、とりあえずこのTINHiFi C3にはとても満足している。

そんな感じで複数の中華イヤホンをちゃんとしたモニターイヤホンより安く購入できたが、結局SE215自体もイヤーピースとケーブルを買って使い直したいと思うようになり、このためにわざわざ大阪のイヤホン専門店に行った。SE215用のイヤーピースは選択肢が限られていたこともあり店員が着けたコンプライのT100でそのまま決定したが、ケーブルの方は悩んだ。当初は数千円程度のもので十分かなと思ったが視聴用のサンプルしか店頭に無かったので買えず、どうせならということで6000円くらいまでのもので何がいいかじっくり聴き比べした。こういう長考ができるのも店頭ならでは。結局、その6000円くらいまでの選択肢の中で一番高いNobunaga Labsのひじりというケーブルにしたが、もちろん色々聴き比べした結果で、最も表現の繊細さを感じたのが決め手になった。ただこのケーブル、イヤホンに繋ぐ端子が純正より外れやすいのと、すぐに断線しそうな細さなのが難点だった。外出時の道具の使用が乱暴になりやすい僕にとっては、外で使うには危険と判断し、自宅のみの使用にしている。まぁその辺の使い分けも含めて、今回のイヤホンの買い物はうまくいったと思っている。

 

・音楽制作は迷いが多い感じになっている。前作も新規制作自体は少なめな感じであったが、依然として不調が続いている。その中でも細々と制作はしており、アルバムの半分以上の内容は埋まり、アルバムタイトルも「Position」と早々に決めてはいるが、曲名やジャケットができていないなど決め手がない事に悩んでいる状況だ。しかし、現在ではその迷い自体がコンセプトだなと思うようになり、なんとか作品化に向けて、以前よりは方向性が見えてきた感じではある。そんな感じで今年も作品を配信(=11月までに完成)できるように頑張りたい。

 

 

2023/7/24

UDLR

 

UDLR / Unfixed Silence for Sleep

 

 

UDLR / Unfixed Silence for Sleep


(ジョーク的な形式な作品だが内容は大真面目なので、4月1日のエイプリルフールにちゃんとした作品ページとして、ジャケット画像と解説を付けた形で公開する。)

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UDLR 2022(2/2)

とりあえず仕事休憩の合間に書き始めてみる2022年後半の振り返り。今回もちゃんとした文章構成で行こうとすると時間がかかるのでとりあえず箇条書きで。

 

 

今年の漢字は「戦」ということで、海外情勢や国内での複数の重大事件とか,前半と後半にあったオリンピックや野球とサッカーの盛り上がりなど、良くも悪くもそういう漢字で盛り上がっていたので妥当だなと思った。

 

 

・僕の今年の音楽制作はここ数年同様、音楽制作よりもTVerなどの動画コンテンツとトリマなどのポイントアプリの熱中によって、控えめな動きとなった。一方でそんな控えめな状況を逆手に取る形で、新規制作よりも過去の制作で未発表になった作品の発掘が優先され、11th「Re:Start」以来の振り返り的作品となる19th「Archives」が出来上がった。
 今作の発表は、たまに利用させてもらっている音楽素材サイトAudio Stockのサービスを利用し、各種サブスクリプションでの公開となった。Audio Stock経由なので若干報酬が少なめの割合だが、それよりも利用料金が無料な方が重要で、今後は少しずつ料金が入ってくることを期待している。

 

 

・今年の前半から、名古屋のラジオ局「ZIP-FM」を仕事帰りや休日に聴く機会が増えた。元々Radikoau版(通常版に加えて全国のFM局ならリアルタイムで聴ける追加機能版、現在はサービス終了)で聴いて耳に留まったのがきっかけ。
 僕の地元は関西なので、wikiを見て「FM802」(アイドル以外の邦楽や洋楽を流している、音楽の純度が強い関西局)の名古屋版な印象と思っていたが、聴いてみるとFM802より若いナビゲーター(DJ)が多く活発的で面白いと感じた。以降意識して聴くようになり、radikoプレミアムに加入するきっかけにもなった。
 現在は聴くのはやや控えている。というのも流れる曲は当然最近の曲が多く、そこで聴いたのが印象に残り、自然と頭の中で流れる曲もそれらになってしまい、これは自分の作風と離れていて違和感がある、と思って距離を置いたのが理由。現在はAppleMusicで自分のセレクトでイメージを染め直しつつ、たまに気になった時に聴いている感じである。
 ちなみにradikoやAppleMusicはiPhoneテザリング経由したiPad mini3で聴いており、7-8年前に購入して以降イマイチ使い方を見つけられなかったのが、この1年で大活躍した結果になっている。ただし現在は最新アップデートが出来ない機種なのでいつ使えなくなるかは不安である。

 

 

・2022年中盤から通常のポイントアプリに加えて、暗号資産(仮想通貨とも)を用いた形のアプリとか取引所を利用する場面も増えた。たまに読んでいるブログが認知と利用のきっかけで、もちろん一応の収入を期待しているが、「具体的な仕組みがイマイチよく分からない」とじっくり試行錯誤する形でのめり込んでいったのもある。
 とりあえず以下に現在そこそこやっているポイントアプリと暗号資産関係のゲームを書いてみる。
 (紹介先のリンク先は、公式ページだったり,紹介ボーナスのためにそのまま登録に誘導するやつだったり,公式ページがないやつはAppStoreだったりしてます)

 

  • トリマ→現在のポイントアプリの代表格。移動距離と歩数で得たCM視聴でポイント獲得、それでドットマネー経由で銀行振り込みやAppleポイントの交換している。最近はアプリ内で必要なポイント消費が増えたり獲得ポイントが減ったりする「改悪」もあるが、それでも毎日30000歩分のポイント獲得ができれば毎月2000円前後の収入にはなり、まだまだメジャーな収入源ではある。招待コード:vcuFNiRn1

  • ポイントタウン→トリマ以前からやっているポイントサイト。月に数回の頻度で楽天をこれ経由で利用して副収入的に買い物ポイントをゲットするのがメインの利用法。現在はアプリで歩数でポイント獲得する機能などもある。そんな感じで毎日コツコツやってるが、基本的には2ヶ月に1回500円交換できるかくらいが現実的成果。招待コード:H4yvs4sj7TSsL

  • モッピー→去年からポイントタウンのサブとして開始。ポイントタウンには無かったり安かったりした高額案件(口座開設やふるさと納税など)で利用した。招待コード:yCrjA178

  • クラウドワークス→ライティングとか動画やwebの制作などのスキルがあればその案件実施で稼ぐ手段に使われるサイトだが、そうでなくてもアンケートや実験参加で稼ぐことができる。実際の報酬から少し手数料で引かれたり振り込み手数料が500円かかるといった問題があるが、それを差し引いても他のアンケートサイトより少ない手間で稼げる結果になっている。具体的には去年6ヶ月くらい頑張って3万円。アンケートや実験といった数百円前後の案件は当然取り合いになるのでじっくり張り付くかそういった案件のクライアントをフォローして新着通知を待つかするのがコツである。

  • ステッパー→少なめの手間でコツコツ貯めているタイプのアプリ。基本的には1日最大10.9円で、他の微稼ぎアプリに対する指標になる。景品は手数料込みの価格なので交換可能まで時間がかかり、持続性が大事となる。招待コード:9C6652

  • CASHMART→ポイントサイトから登録してポイントをゲットする案件から知ったポイントアプリ。当初はレシートなどの撮影でポイントを貯めていたが後に移動距離や歩数でポイント獲得の機能も付いた。移動関係のポイントは最初は確実に1円ずつゲットできたが後に改悪され不安定な確率になり、現在はステッパー並の獲得量に落ち着いている。他にもゲーム機能やアンケートもあり、普通にやればステッパー以上の手間でステッパー並みの稼ぎだが熱心に取り組めばそれ以上の獲得を見込めるアプリではある。招待コード:Pyoecw

  • ステラウォーク→前述のブログから知った、暗号資産(ステラルーメン)を得ることができるアプリ。これの導入と同時にコインチェックも始めた。1ヶ月の獲得量は大体100円程度で少なめになるが、とりあえず今後の価格変動を見ながら少しずつ貯める感じになる。

  • ビットスタートビットコイン型ポイントアプリ。広告から知って始めた時は手軽に貯まるかと思ったが、全然貯まらないし最低出金額(1.5mBTC)にも到達しない。一応少しずつ近づいているが、一回出金できたらそれで辞めることになるだろう。後述のビットウォークと同じ会社だと思われ、ウォークの方は出金しやすく対応してくれているのになぜこっちは変わらないのか不思議ではある。招待コード:68SKvB

  • ビットウォークビットコイン型トリマな感じ。会社が同じビットスタートと違い自力で増やせる。開始当初からCM回数が増えたり最低出金額が減ったりしたのである程度頑張ると出金できるようになっている。紹介リンク→https://bitwalk.page.link/khdo

  • cheese→ニュースを読んでビットコインを貯めていくアプリ。こちらは最低出金額は低めなようだが、じっくりやってもそもそも多くならない。頻繁に出金したところで手数料が足を引っ張る形になるので、ビットスタートが出金可能なタイミングで同時に出して一緒に終わろうと目論んでいる。招待コード:bcd0bed2edf8ceca

  • aruco→こちらも歩数に応じてCM視聴するなどしてポイントを貯めて暗号資産に交換するアプリ。ゲーム機能もあり、数独はここでクリアするためにやり方を学んだ。Metamaskというウォレットアプリの併用が推奨されている。Metamaskで受け取った暗号資産はどうやったらうまく使えるかは今の所未確認。 紹介コード:DZ8UPWDHXE

  • sweatcoin→歩いた歩数でアプリ内ポイント(swc)と暗号資産(SWEAT)を獲得するアプリ。SWEATの利用には専用ウォレットと取引所の登録が必要。bybitはこれきっかけで始めた。元々はswcのみで、SWEATの扱い開始時にswcの獲得数に応じてSWEATもその分もらえる形だった。それでswcが消費されるわけではなく、SWEATが始まって以降も増え続けるswcが持ち腐れになってたが、後にamazon25ドル(Bitrefill経由で日本円にできる)に交換できたので一応役割を果たしている。2023年以降walkenみたいな対決機能も実装予定らしい。紹介リンク→https://sweatco.in/i/udlr

  • tekkon→マンホールや電柱を撮影して送ったりそれらの写真をレビューすることで暗号資産を得るゲーム的なアプリ。Aglet同様それなりに楽しんでいるが、肝心のゲットした暗号資産(WEC)を扱っている取引所が少なく、無理してそこを始めるよりは取り扱いの拡大を待った方がいい。効率的に獲得できるポイントは1日の中で限られるのと撮影され登録されたマンホールは新規に撮影できないので、家の周りのマンホールを撮るなら1日数件で少しずつ行う方がいい。招待コード:648622119

  • walken→歩数に関係したゲームアプリ。利用開始時にゲットしたモンスターで戦う形式だが戦闘開始して自動的に始まるので戦闘自体は気にしなくていい。勝率は2/5くらい。とりあえず序盤はレベルアップに専念する形で、bybit経由で課金しても急いでもいい。solanaが安かった時期にもう一体モンスターを購入し、以降2-3日で20wlkn(0.8$)貯まるペースになっている。招待コード:MCS1PW8

  • aglet→最近の移動の根幹にもなっている、スニーカーを集めるゲームアプリ。最初知った時は移動で稼げるかもという情報だったが、後の公式発表で否定された一方で別の形でトークン(稼ぎになるポイントのようなもの)を得られるということで一応期待している。なので現段階で稼ぎにはなってないが、半年続けてある程度のノウハウがあるということで少し挙げてみた。
     僕が住んでいる神戸には他の地域より消耗靴を回復する場所が多い(陸上競技場とサッカースタジアムと甲子園で合わせて4つ)ということでなるべく定期的に利用させてもらっている。靴ランクが「2」のものが買いやすく稼ぎやすいので積極的に集めて消費している。今の所はNFTスニーカーを集めるのが目的の一つだが、そのNFTスニーカーの使い道は現時点ではよくわかっていない。招待コード:JL5ZPP

トリマや暗号資産が絡むゲームなどは、序盤はステータスアップに費やすのが優先され、稼ぎは後回しになる形である。全く課金せずゲーム内での報酬のみで進めると時間がかかりもどかしい期間が長くなることもあり、それなら微課金である程度ショートカットしていくというローリスクローリターンが推奨される時もある。他のtwitterを見るともっと課金して自分より遥かに多い獲得量になってるハイリスクハイリターンを見かけるが僕はそこまでする勇気は無い(貯金の余裕もないし稼ぎすぎると確定申告などややこしそうなのもある)。どのくらいまでスタータスアップしてから稼ぎに専念するかは目標とセンスによるだろう。

 

 

・2022年のM-1グランプリも色々と面白かった。終盤までは順位が固まった感じだったが、そんな中10番目に出てきたコンビが思わず笑ってしまう毒舌(個人的にはヤケクソ悪口という方がしっくりくるけど)な漫才で滑り込み2本目の勢いも良かったためか逆転の形で優勝した。2本目は遠慮なく笑わせてもらったこともあり個人的には納得であった。
 敗者復活からしっかり見ていて、実際に敗者復活したコンビ(決勝経験済み)が「敗者復活しただけの結果に終わった」と言っていたが、僕はそもそもそのコンビには投票しない程度に他の方が面白いと思っていた。前々から「敗者復活は決勝経験済みコンビに有利すぎる」という指摘があったが、これは投票システムが1人3票である事で、「一番面白かった」「まぁまぁ良かった」「知ってるからなんとなく」が同じ票に扱われるのが有名コンビに有利な事に繋がっている。1番面白い=2票分にするとか、1人2票に絞るとかだったら「なんとなく」票は目立たなくなるんじゃないかと思う。決勝未経験で敗者復活で健闘したなら、ラストイヤーでない内は次も頑張って欲しいし、特に上位まで残ったコンビは来年の決勝進出の可能性が上がった(注目された)と思って前向きに捉えて欲しいと思う。
 審査員の顔ぶれも一部変化した。と言っても2人のうち片方は復帰なので、新しく入った方に注目された。今回一番大きな存在感を見せたのは1番目の低得点で、後々の流れ(あくまで基準点として付けられただけの得点だった)を見ればここだけ悪い意味で目立ってトップバッターが可哀想であった。しかし一方で今回微妙だったネタに周囲がしっかり80点代が付けていたのは、この低得点があってこそなのかもと思ったりした。僕だったらその84点より少し低く付けて「トップバッターよりダメだった」というニュアンスで低評価しつつトップバッターのフォローをしたいところだ。というかその微妙なネタだったコンビは決勝進出者発表時にネタを見て「本当にこれで決勝行ったのか?」と感じていたがそれを超えなかったのは残念だった。(唯一越えたのがその優勝コンビだったりする)

 

・そんな感じで振り返ったり部分的にピックアップしてみたが、私生活で大きな出来事も特になかったので淡々としたペースになった感もある。だからと言って一波乱起こそうとは思ってないが、「イベント」のきっかけになるようなことを期待したくなる、2023年はそんな年になりそうである。

 

UDLR 2022(1/2)

今回は書き始めるのが遅く、その状態でちゃんとした体裁で書くと公開が9月くらいになってしまうので、ちゃんとした見出しなどはつけず、箇条書きでサッとやっていこうと思う。

 

・今年は冬季オリンピックや海外の軍事侵攻、あとは元首相が銃撃され亡くなるなど、激動とも言える大きな出来事が続いている。でも結局のところは自分が住んでいる周辺が何ともないなら穏やかな状態は維持されるので、逆に自分周辺の所だけが脅かされる事態が一番怖い、と大きな報道が続いたけど結局落ち着く状況を見て思っている。

 

感染症の問題も、一時収まった雰囲気はあったが、今の感染者数は過去最高水準であり、2年前よりも対策があるとは言え、その当時から見れば「最悪の事態」と言える状態になっている。だんだん規模が大きくなっていることを考えれば、1-2年以内の収束は無理かもしれないとやや悲観的な結論になる。

 

・最近の個人的なインターネットショッピングの利用状況では、主にセール時にサプリメントを買って試すのが続いている。元々ブルーベリーとかルテインとかは去年から始めて効果を実感しているが、ポイント目的とか購入回数(普段利用しているポイントサイトでは回数も必要になってる)を増やす目的で他の安くなっているサプリも試してみて、それで自分に合うサプリを探したくなった。そんな訳で頻繁に利用させてもらっているショップでは、DHAすっぽん黒酢あたりの頭脳やダイエットの補助が個人的に好みな感じになっている。

 

・最近買った音楽機材ではオーティオインターフェースを新調した。元々使っていたSteinberg UR22は無難な性能だったがPCとかドライバのアップデートをした時に何故か使えなくなったので、どうせ変えるなら出音がよくなるのがないか探して幾らか候補を見つけ、それらの中で最も自分向けだったのを選んだ、それがaudient iD4mkIIである。
最初は自分のやや古いPC(2014年製)と最新ドライバが合わず焦ったが、やや古いバージョンで無事使えた。出音に関しては以前のものより確実に良いと感じており、この感じなら使えなくなった時にまたこの機種を買い直す選択で問題なさそうである。
そんな訳で製品を導入した日に早速作ったテクノがいい感じにできた。その辺は次点に書く。

 

・今年の音楽作品は、11th「Re:Start」同様、過去作と新曲が入り混じった構成で行く予定。今年の音楽制作は前々作以降不調気味だったのがもっと悪い方向になった(ので新曲が少ない)一方で過去のアルバム制作で採用しなかった曲を聴くと勿体無い曲が多かったので、11th寄りの方向でやっていこうと思った。なぜそんな曲を当時のアルバムに採用しなかったのは過去の僕に聞いてみたいが、多分当時のアルバムに入るような長い曲にはならなかったので放置したのだろう。
ということで今作は数分程度の曲がメインで、過去最高曲数(24曲)になる。過去曲ばかりなので難航していた制作はだいぶ楽だが、一方で曲数の多さで進まない部分もある。
でも何とか頑張って完成させたい、と思うのは、登録しているオーディオストックの機能で、自分のアルバムを配信させることができるとわかったから。年末までに公開させるには、申請期間を考慮すると10月には完成させたい所。

 

 

 

UDLR 2021 (2/2)

そんな訳で2021年の(主に後半の)振り返りだが、長い記事になるのは分かりきっているので、とりあえずまずは一般的な所から書いていく。

 

 

 

一般的回想

今年の大きな関心事は大きく分けて「オリンピック」と「緊急事態宣言」の2つで、それぞれに良くも悪くも振り回される流れになったのではと思う。

 

 

12月に発表された今年の漢字は「金」になったが、単にオリンピックで活躍した選手が多いという理由だけで選ばれた部分が強く、開催前の個人の問題とか感染症に対する不安の声が無かったり、そもそもオリンピック毎に「金」になっている(金メダル獲得者がいなかったらどうするんだろうね)など、そんな今年の漢字は「金」では適さないと思った。この辺は一般公募の限界を感じさせるので何とかして欲しいところ。僕だったら、やはり感染症問題の中開催されたという部分を考慮したいので、「戦」とか「結」とか強めの漢字を推したいところである。

 

 

オリンピック開催前に、関係者が不適切な部分の発覚で辞退する事例もあって、モヤモヤした雰囲気になった。もちろんその不適切な部分は、広まった後に見た一般の人は不快に思うのは当然で、問題になった以上は最終的に辞退するのは当然の決着ではある。ただ、最初期に火をつけたのは「感染症がある中のオリンピック開催反対派」による悪意もあったんじゃないかとか、オリンピック前に決着すべき問題だったとか、逮捕された訳ではないのに犯罪者と同じような扱いになるのは巻き込まれた関係者や作品には同情したい部分もあるとか、考えれば考えるほど複雑な思いになる。

 

 

結果的にはオリンピックでは日本はメダルを多く獲得し、後々振り返る際は「感染者が多く緊急事態宣言が出ている中で行われた」要素は薄れそうなほど、開催国は満足する結果になったんじゃないかと思う。もちろん細かい問題も色々あるが、明らかな失敗にはなってないように感じるのでとりあえずよかったんじゃないか。オリンピック後に活躍した選手たちが多くのバラエティで見かけたのも恒例になっている。

 

 

まだまだどうなるかわからない感染症問題は、9月以降落ち着いて、しばらく収束な雰囲気になったが、現在は新たな変異種もあって再度増加しており、やはりまだまだわからない。(ワクチン2回摂取済み)

 

 

 

個人的回想

今年後半に自分のアルバム「Approach」の制作を頑張ったのが今の所一番印象的な出来事だが、その辺の話はあえてこの記事では書かず、この記事を書き上げた後に単独で解説した記事ができればいいなと思う。

 

 

この項で触れておきたいのは、ここ数回取り上げていたアイドルで、現在は配信ライブの視聴機会は減り落ち着いた一方で、各メンバーを解説できる程度の知識はあるので、この辺で一旦区切りを付けたい意味も含めて、現在推しているアイドルグループの各メンバーを自分なりに解説したいと思う。通常のメンバー紹介では多くの氏名が出てくるが、僕は固有名詞を使うのを避けたい性格なので、それをしない方法で説明していく。

 

 

普段視聴しているのは、冠番組や関西・TVerで見れる出演番組、radiko for au(関西エリアの他、全国のFMのリアルタイム視聴のみ解禁された特別版radiko)で聴ける番組、配信ライブや配信番組など。ネット配信前の冠番組など一部違法試聴に頼った部分もあるが、なるべく上記で挙げた「正規で見れる範囲」で見た部分を中心に語っていきたい。

 

 

そんな訳で以下、2022年1月現在の現メンバーと元メンバーをそれぞれ書いていく。文字数が多くなりすぎるのを避ける目的もあって、自分なりの解説だけを書いていきたいと思うので、自分の文章ではない説明や紹介は公式サイトエケペディアなどに任せたい。順番は期別の五十音順(元メンバーは別記、元祖メンバーは省く)。

 

 

1期生

元々欅坂の中途加入メンバーの為に募集され集結したメンバーで、2期生以降と比べるとタレント性が強いメンバーが多いと思う。

 

・聖母なメンバーの特徴は優しさと声。声に関しては自ら冠番組の企画プレゼンでアピールした他、日テレの声優ドラマでは全編ナレーションを務めたり最終回ではドラマ内に声優役として出演するなど、将来的には声優としても活動していきたい意気込みも見られる。

冠番組では自身と関わりがあるインドネシアの道具などを持ち込んで面白い雰囲気にしたり優しいけどおっちょこちょいな一面もある。それもあってか、新しいあだ名を決める企画では「うっしっし」なあだ名を提案し、それがマッチしていることから以降それが呼び名として定着している。

 

・サッカー好きメンバーは明るくて頭が良い。サッカー好きに関しては初登場時からアピールしており、キャッチコピーを専門用語を含んだものに途中で変更するほど。受験で早めに活動休止したものの、その間のグループ写真集には別空間で少し参加するなど、独自の存在感を残している。受験を終えた数ヶ月後に活動再開し、多くのサッカー番組に出演したり、不参加だったシングルに卒業メンバーの後継扱いで参加したり、映画出演したりするなど、勢いよく的確にブランクを埋めるほどの実力を発揮している。

一方で画力が独特で低いという意外なツッコミ所もあり、本人はそれを認めず周囲を困惑させるなど、「絵心ない芸人」に出たいとしか思えない振る舞いも見せる。そのトーーク番組で、もし絵心ない芸人とサッカー企画が同日に放送されるなら、その両方に出演する可能性は高く、実現した場合はそのギャップで大きな話題になるのは間違いないだろう。

 

・へにょへにょなメンバーは個性的でナチュラルな振る舞いで共演者に印象を残すことが多く、母親が考えたキャッチフレーズ「クールあんぽんたん」がよく似合っていると言える。早い段階で全国深夜ラジオのレギュラーに抜擢され、他の曜日のメンバーと比べると存在感と中毒性が強い活躍を見せている。サッカー好きとは違った方向性の強い画風で冠番組でも度々披露している一方で、冠番組で見せる情報構成は薄っぺらい(紙芝居や年表など)事が多く、その辺をツッコむ機会があれば面白そうだなと思う。

 

・ラーメン好きメンバーは高い歌唱力の持ち主。アイドルに選ばれる以前は歌手を目指していたこともあり、歌唱力でメンバーを泣かせたりグループが参加しない歌番組に出て他アーティストとコラボしたりなど歌声に関するエピソードは多い。

独特な芯の強さとバカっぽさを冠番組で見せて以降、多くの番組にゲスト出演したりテレビとラジオでレギュラーを持つようになったが、どの番組でも我の強さが出ておりほとんどブレないのが印象的である。我の強い振る舞いで共演者を振り回したり振り回されたりすることで魅力が出ているので、逆に単独のラジオ番組には向いていない感じがするのは一長一短か。

 

・キャプテンを務めるメンバーは現時点での最年長。冠番組で最年長を弄られたり積極的にボケたりする一方でライブ裏や収録中でもしっかりして欲しいところはメンバーに指摘しており、アイドルのキャプテンとしてもタレントとしても素晴らしい女性と言える。それもあって幅広い番組に出演しているが、アイドルグループのキャプテン、お笑い好き、野球好き、アシスタントなど、番組によって様々な顔を見せているのは特筆すべき点で、ラーメン好きとは真逆になっている。

 

・パンが好きなメンバーは明るさが特徴的。現グループになる以前も大阪でアイドルをやっていたようだが、現在はそこに触れられる機会は無く年表企画などで振り返る時には不自然な空白になる(その辺りは他アイドルの似た経歴のメンバーも同様の扱いのようである)。そんな経歴もあり何度かセンターを務めるなどアイドル的な実力も高いが、生歌唱のライブや歌番組では、不調な時期だったのか苦手な音域なのか、不安定な歌唱になる場面がしばしば見られるのがもったいないところ。

一時期目立たない時期もあったが、日テレの朝番組のレポーターに選ばれた頃から再び存在感が増し、恐竜好きのセンターが続いていた中で1stアルバムの曲で久しぶりのセンター抜擢になった。後輩を娘として可愛がるほどの母性と明るさとバカっぽさは、現在は主にラジオ番組(恐竜好きが休養中での代役という形ではあったが、一応現在は2代目扱い)で発揮されている。

 

・帰国子女の経歴があるメンバーは、自分から前に出るのは少ないが自分なりの意見は持っているという点で僕と似ている感性のような気がする。とはいえアイドル的な魅力は他と比べると乏しいようで、握手会の売れ行きやアイドル音ゲーでのランキングなど様々な指標で人気が低い様子を見ることが出来る。グループ以外の仕事もメンバーが一通り出終わった後の優先順位が低い感じの出演が目立ち、冠番組ではスナックママの後継な感じのメンバー掘り下げ企画があるが彼女自身が回すわけではないので、ファンからするともったいない扱いである。

彼女自身を活かす方法はとりあえず2通りあり、帰国子女で英語が出来る点と関西出身で関西感が目立つ点。一応どちらの方向でも出演経験があり、特に後者はラーメン好きの代打で関西のAMラジオに出たのは好評のようであった。人気に左右されずに定期出演で発信出来る場があるのは大きいと思うので、どこでも良い(もちろん関西が望ましいが)ので実現してほしいなと思う。

 

・オシャレ番長なメンバーは、バカっぽい明るさが魅力かなと思う。冠番組でたびたびMCに弄られたり、TBSの朝番組でへにょへにょに続く短期レギュラーに選ばれるなど、単独では女性タレントのような扱いになりそうだが、このアイドルグループの中では中途半端なポジションになっている気もする。

運動神経が良いメンバーと仲が良く、この二人での曲もあるが、外仕事でそのコンビで見かけるのは意外と少ない感じがある。喋りが苦手なメンバーのためのフォロー役での出演がもっとあっても良いかもしれない。あとはひかりTV冠番組2でたまに聴けるナレーター(メンバー各人がローテーションで担当)の優しいお姉さん感も好きで、その担当回はそれ込みで気に入っている。

 

・運動神経が良いメンバーは、不思議寄り。初期の冠番組では喋れないことでいじられており、今はそれよりは成長した気もするが周りが喋れるメンバーばかりなので、やはり喋りが苦手な印象は変わらない。初期は泣く場面も多かったが、現在そのキャラは放送作家メンバーが上書きしている。

運動神経が良いということでTBSの番組(ドキュメンタリー映画監督のTBSプロデューサーの働きによる)に呼ばれた実績もあるが、リレーのアンカー(アンカーなので対戦相手に抜かれたら終わり)だったりSASUKEでダイジェスト(後にyoutube公式で挑戦映像が出たが)だったりで、事情を知らない一般視聴者には運動神経の良さが伝わらない結果に終わっている。「運動神経が良かったので呼ばれた」の前段階である運動神経の良さを一般視聴者やファンにも認知させてほしいところ。ひかりTV冠番組の中でメンバーの1日の動きを見る企画があったが、運動神経が良いのに普段あんまり運動していないのは、ゲストのトレーナー同様ガッカリした部分でもあったので、運動神経をアピールして外番組で結果を出そうとするなら、まずはそこからだなとも思う。

 

 

2期生

募集決定した時に1期生が抵抗したのは有名な話で、それもあってか1期生と重ならない印象で、アイドル的イメージはこっちの方が強い。もちろん全員個性的だが。

 

・アート好きなメンバーは、最新シングルのセンターで、初期の低めのポジションからここまで上がってきており、現時点では成長物語の主人公な感じがする。初期は特徴がないと嘆いていた場面もあったが、アート好きを活かしたり振る舞いが堂々とするようになったりなどで、正当なアイドルという感じになってきた。

アート好きな部分は外番組でも出ており、MBSの才能査定番組では初登場で1位(スプレーアート)になる実績を持っている。もっともこれはセンスの良さもあるがビギナーズラックな一面もあるようで、その次の出演(色鉛筆)では地力を問われ中途半端な順位に終わっていた。今のところそれでストップしており、今後のリベンジが楽しみでもある。もしソロ写真集を出すことになればやはりアート的な要素にも期待される。

 

山口県出身メンバーは、不思議な面白さが目立ち、冠番組でもしばしばピックアップされる。個人的には脱力感のある画風とナレーターでの声も少し個性になっていると思う。それ以外は比較的平凡で、多分本人もそう気にしていていたんじゃないかと思っていたが、最近ソロ写真集が決まったことでどうなるか。サッカー好きメンバーとは真逆な性質だが同学年で、最近成人になったこともありその意外性のコンビで前に出る場面もたまに見られる。

 

・恐竜好きメンバーは、メジャーデビューから活動休止までグループの中心的な人気の人物だった。現在は半年以上休業が続いており最新シングルでも不参加となっている。休業に入る直前の様子はわからないが、その少し前のオンライントーク会では参加しようとして結局欠席になる(段階的な告知だった)場面もあった。休業に入って少し後にソロ写真集の発売日があり、それを待てなかった「何か」があったのだろうと推測される。肉体的な疲れなら半年以上休むのは考えにくいので、精神的な疲れだろうと思う。現在はたまにメンバーと交流しているらしい様子が他メンバーから語られることもありその辺は一安心。

休業以前多くの曲でセンターだったので、本人不在の時のライブは別のメンバー(主にその曲で最前列だったメンバー)がセンターを務めており、これがそれぞれの曲と担当がマッチしているのも多く、本人の負担のためにも復帰後も代理センターは多く継続して良いんじゃないかと思う。

 

・ラップができるメンバーは、その無謀さと真面目さが番組とライブ(単独でラップを披露する場面が毎回ある)で重宝されている。ボケに一生懸命なメンバーといえば、櫻坂の2期生の滋賀県出身メンバーも似た活躍を見せており、どこかでこの二人で勝負する機会があると面白そうである。時期によって微妙に優劣が変わり、現在はどちらもお笑い色が強い番組に出演して実績を残しているのでますますわからない。

あと音楽的にはDTMで制作した曲が公式Twitterに使われた(ステイホームをメンバーで呼びかける動画)のは特筆すべき点で、放送作家メンバーとギターユニットで曲を演奏したりする点も含めて地味にユーティリティプレーヤーでもある。

 

・漫画やゲームが好きなメンバーは、その手の番組によく呼ばれて活躍している印象。冠番組や埼玉3人組のラジオでも色々なリアクションで楽しませてくれるし、複数人で出る時にも一番目立つことが多い。個人的なツッコミ所があまり無く意外と書くことは少ないが、少年漫画っぽい雰囲気のためか埼玉3人組のラジオの恋愛相談コーナーが苦手で長続きしなかったのは印象に残っている。

 

・宝塚が好きなメンバーは、初期から現在の間でイメージがそこそこ変わった感じがある。前身時代は当時の最年少感が出ていたが、一旦数ヶ月休業してから復帰後は印象が大人らしくなった(実際最近ファッション雑誌のモデルになった)とよく言われる。

恐竜好きとアート好きとは生年月までが一緒でインタビューなどではトリオ扱いされており、3人で歌いたい要望も本人が語っていた。現在はユニット祭りで3人曲が出たが恐竜好きが休養中な事もあり音源化待ち状態である。冠番組では笑いが止まらずうまく進行しない場面が多いのが難点な印象だが、それさえ克服できれば、どこかでアシスタントな仕事があるんじゃないかなと、ひかりTV冠番組の生配信での彼女の企画のMCぶりを見て思っている。

 

放送作家的なメンバーは意外と模索している。初期は自分で考えたギャグを披露しつつも目立たない感じだったが、MCが好きな漫画の企画の奮闘ぶり等で認知度が上がったような気がする。その後もラッパーとギターユニットで曲を披露したり放送作家芸人のラジオ番組に呼ばれるなど独自の活動をしていた。

途中で目の病気で小休止した時期があり(シングルは途切れなかったが不参加のライブはあった)、その復帰後は一気に泣きキャラになっていた。冠番組はもちろん、他の出演番組でも号泣は名場面扱いされている。現在は本人や放送作家芸人にとって念願とも言える冠番組があり、僕はまだ聴いてないのでなんとも言えないが、でも乃木坂のオールナイトニッポンでゲスト出演していた時はしっかりしたトークを楽しめた。

 

・文学に詳しいメンバーは、そこそこ独自路線を歩んでいる。2期生最年長で文才を活かした仕事をもらったり大学卒業のために一時活動休止したりしている。そんな感じで掘れば掘るほど個性的な部分がどんどん出てきそうな気もする(別番組で見た電気のリアクションが独特だった)が冠番組には合ってない気もする。冠番組では「ぶりっ子」が比較的前に出ているが、彼女自身の本当の魅力はそこではない(足枷になっている)気もする。個人的には文章力を活かしての雑誌連載や、例えば才能査定番組での俳句の活躍を期待したいところ。

声質が良いのも印象的で、本人も意識しているのか女性声優と共演する仕事を喜んでいた(ファンだったらしい)。ぶりっ子キャラができることも考えると、実は声優に一番近いメンバーかもしれない。

 

・バスケの経験があるメンバーは、頑張れば頑張るほど面白さが出てくるメンバーと言える。個人的には中期までのショートヘアが印象的で好きだが、髪が伸びて以降イメージが定まらなくなっている(という感じで前の方が良かったと言うのはアイドル的に失礼のようなのでこの辺で留めておくが)。比較的積極的な性格で1期生のようなクセもないので、バスケやゲームやロケやドッキリなど色々な番組に出ている。テレビでは放送作家メンバーほどではないがたまに号泣して名場面化することもある。

でも個人的に面白い瞬間が多いのは埼玉3人組のラジオで、どの企画にも一生懸命で、パロディネタにも全力だし、リスナーを弄ったり弄られたりで、全体的に活き活きしており、そういう理由でこのグループ内でのソロラジオは一番面白いと思っている。

 

3期生

坂道シリーズの合同オーディションでの加入組。元々は一人だけの末っ子的な加入だったが、1年数ヶ月の研修生の期間を経て3人合流した。同じオーディションということで同期扱いだが、合流時はやはり少なくないブランクはあった。もちろん今は馴染んできて番組で活躍することも増えてきたが。

 

・変化球を投げるメンバーは、現時点での最年少。最年少ならではの保護もあれば、大喜利で変化球らしい答えを出して新しい風を起こすこともある。オンエア上では大喜利がうまいことになっているが、打席数と打率は知らないので期待しすぎない方がいいと思う。でもセンスがあるのは確かで、ラーメン好きを打ち負かしたり年末の名言大賞では複数ノミネートされたりしている。最年少とは言ってももう高校生後期なので、そろそろ単独で出演できるだけの待遇になっていればいいのにと思う。

 

・一番身長が高いメンバーは、新加入組の中では比較的前に出ている。身長が高いだけでなく、3期生の中では素直な性格なのも大きいだろうと思う。実は以前の日向坂や乃木坂のオーディションにも参加しているようで、秘めたる情熱もあるかもしれない。何にせよ素直に応援したい感じはある。

 

・自称天才なメンバーは、積極的にボケている様子はあるが詳細はカットされていることが多く不遇に感じる。ボケ負けているというか、既に一通りのボケを見た中で「お腹いっぱい」な感じに見えているのかもしれない。もったいないし人気も伸び悩んでいる感じもあるので、もう少しピックアップされているのを見たいところではある。

 

・野球経験者のメンバーは、野球らしく意外と生意気なところも印象的。冠番組で野球企画があって数ヶ月以内という記憶に新しい時期に加入が発表されたため「期待のルーキー」などと言われていた。それはいいのだが、野球要素以外で取り柄がなかったらどうするのかと個人的には不安だった。現在はオシャレ番長に見出されて新たな一面も見せてくれたし、トークで弄られる場面も増えてきたし、3期生の中では個性派に落ち着いた感がある。野球の方も順調で、特に元ベイスターズ監督では双方の動画で共演し多くの反響が出ている。そうなると、やはりTBSの体育会番組での活躍も見たいところである。

 

 

元メンバー

現時点では元祖メンバーと1期生のみ。1期生の元メンバーは体調不良や自身の問題の都合で卒業しており、何事もなかったら現在も続けていた可能性はある。

 

・スナックママなメンバーは、番組初期からMCからよく弄られており、卒業時にもその辺を感謝されていた。そのハチャメチャぶりからアイドル人気は低かったようだが、メンバーを支える貢献力は認められていた。自らスナック企画を発案し、卒業後も自分なりの世界観でyoutubeを始めるなど、ある程度の企画力を持っているようである。男性と歩いた場面を撮影されるというアイドル的不祥事で自粛し結局卒業に至ったが、後述のだらしなさを考えると結局いつか自滅していた可能性もある。一応自粛時にはっきりと自分と認めて謝罪する誠実さは評価されており、それもあって卒業時は惜しまれていた。

その後はひっそり活動再開し当初はOLしながらyoutubeやラジオ番組で頑張っていた。しかし1年もしないうちに居眠りや二日酔いなど社会人としてダメダメな振る舞いで職場から「戦力外」を受けたと報告、後にアカウント名からOLが抜けており、OLでは無くなったようである。現在はタレント活動にシフトしたようで、従来のレギュラーに加えて地元の番組やネット番組など、全国の地上波に出ない程度にそこそこ活躍している。これらの活動では元日向坂と自ら言及することはない(テロップで出ることはある)が、元日向坂で得た知名度を最大限に活かしているからこそ出来る仕事数とも言える。

2022年に入り唐突に結婚報告をしており、元アイドルらしからぬ流れに個人的には純粋な祝福をしにくいが、とりあえずおめでとうございます。一応現メンバーは祝福したことを間接的に報告するなど交流は続いているようだ。活動自粛の影響で未放送に終わった「MCとの漫才」などの映像が今後の番組ディスクに収録されるかどうかは、今後の彼女の動向次第と言えるだろう。

 

・元祖ぶりっ子なメンバーは、僕がグループを認知する前に卒業したこともあり、詳しく知っている事は少ない。前身番組では、特にぶりっ子をきっかけにキャラを確立した感じがあり、文学女性メンバーとは逆にこちらはぶりっ子が生命線だったような気がする。卒業するきっかけになったのがストーカーなど一部ファンによる迷惑行為による心身不調であり、現代アイドルの闇の被害者とも言える。志半ばでの離脱となったことでメンバーやファンからも惜しまれており、メンバーからもブログなどでたまに名前が出てくるし交流もあるようだ。父親が芸術家らしく、娘は現在は芸術の世界を志しているとインタビューで語っていたこともあった。

 

 

 

 

 

そんな訳で各人のアイドルを書くだけで長文となってしまったので他がどうしても簡素的になるが、どうせ他に書くのは少ないので書いておく。

 

 

前回の記事でさらっとしか触れなかったAnkerのコンセント付き充電器の使い心地は順調。コンセント付きということで外出先で電池切れの状態で充電したい時にも使える(その機会は少ないが)し、2つUSBポートがあることでiPhone以外のもう一つの充電(前回書いたJPRiDEのBluetoothレシーバーとか)が出来るし、比較的低価格の商品ながらできることは多い。充電器なので家に挿しっぱなしにせず外出ごとに持ち歩くようになり、それもあって家のコンセントの挿しっぱなしの習慣も減った安心感もある。

 

 

前々年から毎年書いているM-1グランプリの感想は、ネタ順の序盤と終盤の点数の水準が変わっているので、去年同様「面白かったのに低順位」な序盤のコンビが目立ったのはもったいないと思った。最下位のコンビは去年同様2番手だが「1番目のコンビよりは少し劣る」から結果的に最下位になっただけで去年同様充分面白かった(まぁ内容は特殊なスタイルなので個人差が大きくなったのもあるけど)のを言っておきたい。決勝初進出は約半数だが、最終決戦は全て去年以前から連続進出していたコンビで、個人的には最終決戦で票を入れようと思ったのと実際の優勝は違っていて(コンスタントな笑いの量から判断)、でも最年長コンビの優勝は素直に嬉しく、優勝シーンはもらい泣きした。

 

 

総合的回想

そんな訳で感染症とオリンピックに振り回された一年で、まだまだ感染症がない日常に戻るのが長くなりそうである。上の文章を書き終わるのが長くなって今は2月末だが、最近では感染症どころか世界情勢も不安定であり、現時点での今年の漢字冬季オリンピックの暗躍や隣国の侵攻などで「露」が最有力候補になっている。2022年は去年より不安になっているが、どんな状況になっても自分らしさ(個人的な考えとか音楽制作とか)を失わないように維持に努めたい一年で頑張りたいと思う(そろそろ3月だが)。

 

2022/2/27

UDLR

UDLR 2021 (1/2)

2021年も不安が拭えない年になりそうであり、前半の段階でも色々書きたいことがあったので、長い文章になりそうなのを自覚しつつやってみる。 

書く期間が長くなりそうなのでとりあえず大まかな構成から始めてみる

 

(1)一般的回想(オリンピック延期についてなど)

(2)個人的回想

・アイドル編

 ・各番組のネット配信

 ・チケット購入して視聴したアイドルライブ

  ・1月の日向坂46のアルバムの新曲配信ミニライブ

  ・日向坂46デビュー2周年キャンペーン

  ・ノギザカスキッツlive

 ・日向坂46について

・プライベート編

 ・スマートフォン変えたり歩数アプリで稼ぎ始めたり等

 ・最近買ったものとか(スマホ関連グッズとかbluetoothレシーバーとか)

・音楽編

 ・Cannibal Corpse(今年の新作を含む)

 ・UDLRの最近の音楽制作はまぁまぁ

(3)総評

 

 

一般的回想

1年半経っても終わりが見えない感染症問題、終息の行方も気になるが、去年から延期されているオリンピックがどういう結末を迎えるかがずっと気になっている。

 

個人的には、開催国や国際委員会による「なんとしてでも開催したい」様子はいくらか同意するし、数年前から頑張ってきた日本の選手のために舞台を用意させて欲しいし、中止自体は望まない。ただ開催最優先の為に利益は捨てるべきで、会場は無観客、あるいは入れるにしても今のイベントの「5000人制限」よりずっと少ない人数にした方がいい。その辺は地上波や有料動画サービスを活用してそれぞれで収益を出す形にしてもいいと思う。

あと、日本は開催したい気持ちがあっても他の国々の参加意欲には温度差は絶対あるだろうし、開催できても盛り上がったり他の国が本来の実力を発揮できるかどうかはわからない。部分的な気持ちが先行して開催国以外の国が「開催しない方が良かった」と言う結果にならないように頑張って欲しいと思う。

 

まぁ日本にとってもオリンピック絡みで対策を急がないといけない部分もあるだろうし、もしオリンピックがなければじっくり対策できていたことを考えると、不幸なタイミングだったと言うしかない。雁字搦めな中でベストな解決にはできないかもしれないが、とりあえず時間経過で解決する以外で確実な安堵ができる良いニュースが欲しい所である。(←去年から書いているけど、結局そんな良いニュースはまだない)

 

 

個人的回想

(1)アイドル編

前回書いた「坂道グループの冠番組の公式の視聴手段を増やして欲しい」問題について、4月に入って意外な展開を見せた。櫻坂46の番組はGyao!で無料配信、日向坂46の番組はひかりTVdtvチャンネルで独占配信(有料)、5月に入って乃木坂46の番組が公式youtubeチャンネルで無料配信されることになった。

 

乃木坂の番組は唯一関東以外の地域でもリアルタイムで見れる番組で、テンポの良いテロップやデザインが特徴。
櫻坂の番組は唯一関東以外でテレビ放送された実績が無く、どこか出演者に当たりが強いテロップを見せる事があるのが特徴。
日向坂の番組は関東ローカル(配信開始まで一部地域で遅れネットはあった)かつ一番遅い時間ながら反響は一番大きく、出演者関連のネタやその他細かいネタなど多彩な要素を含んだテロップが特徴。

 

櫻坂以降の2番組は本来は関東のみの放送なのにyoutubeの非公式動画で多く再生されているのは多分公式も問題視していたと思うが、かと言って他のテレビ東京系の局での放送は実現せず、最終的にネット配信に至った。

 

本来はテレビで見れない地域でも公式の視聴手段を用意したことについてはもちろん喜ばしい事だが、一方で配信サービスの違いで議論を見ることになった。

まず大きく違うのは視聴手段。

Gyao!は無料で視聴出来るし、androidTVやFire TV Stickなど外部デバイスにも対応しておりテレビで見る手段はやや容易。(参考 : 視聴手段の紹介)

dTVチャンネルはネットの有料動画サービスで、Gyao!と比べると対応しているサービスが少なく、テレビで見るのは難しい。(参考 : 視聴手段の紹介)

YouTubeの利便性は言うまでもない。ただし有料会員にならないと途中で広告動画が入る。

 

視聴難度が一番高いのはdTVチャンネルで、以前からライブ中継や独自番組を放送して繋がりがあったので、その流れで配信の提供に名乗りを上げたと思うが、「視聴要望が最も強かったので有料でもある程度の視聴者数を見込める」という見方もできなくはない。まぁ元々独自番組のために契約していた人(僕はこのパターン)にとってはそのまま継続すればいいので新規の出費はしなくていいとも言えるが。

公式で見たい人はそんな感じで有料手段を利用するのでいいんじゃないかと思う一方、反対意見として「有料だとファンでない一般視聴者の獲得が期待できない」という感じの指摘があった。似たような意見で「TVerで見れるようにしてほしい」もあった。
TVerは確かに便利だし一部アイドル番組も配信しているし悪くない提案ではある。しかし一部の番組を見て分かる通り、BGMが無音化されたり版権的な映像や画像が「見れません」処理されているなど、不完全な内容(TVerに合わせた追加編集)になる可能性もあり、自由なアイドル番組の面白さを損なう不安もある。

現在の不自由さはまぁ仕方ないとして、とりあえず公式やdTVチャンネルは、以前独自番組が始まる時に地上波でCMを流したように、冠番組を見れる事をもう少し頑張って宣伝するべきじゃないか、というのが個人的な提言になる。

 

あとGyao!dTVチャンネルに1つ要望するなら、15-16時に配信開始になっているのをもう少し早くできないか、という事。半日くらいのブランクはちょっと遅く、午前中にはまとめサイトSNSである程度内容が広まることを考えると、午後の公式配信を待っていられない、という感情になる。深夜番組なのでオンエア直後にしなくても良いが、朝の時間(6時くらい)には見たい。

つまりそれが出来れば、深夜に無理してyoutubeを探らずに済み、寝る時間も早くなり、朝の仕事や学校に行く前の時間にリアルタイムに近い状態で見れる、理想的な公式視聴になる。公式はぜひ一考してほしい。

 

とりあえず今年に入って見たライブ映像は以下の通り

日向坂46の1stアルバムの購入特典のミニライブ

1月に行われた、去年9月に発売されたアルバムの購入特典の配信ライブ。視聴にはアルバムについている応募券2枚が必要だが、付属Blu-rayの日向坂デビューライブ2種類を揃える感じで買えばちょうど良い。音源は定額制サービスで聞けるので、実際の購入目的は今回のライブと付属Blu-rayがメインになる。まぁBlu-rayはまだ見れてないが。

で、今回のミニライブは、今まで楽天TVで家のテレビで見ていたが今回は公式が提供していたStagecrowd経由で、自分のPCで見る流れになった。内容はアルバムからの新曲のみの1時間くらいのシンプルな内容だが、アルバムの曲自体が多彩なので色々楽しめた。ストーリー無しの純粋で色々な構成の曲のライブを見れたという意味で、個人的には意外と去年の配信ライブよりも満足できた部分もあった。

 

日向坂46デビュー2周年キャンペーン Special 2days

3/27と28に行われた配信ライブ。日向坂46の2周年記念という体裁だが、その前身「けやき坂46」からの曲も多く披露された。直前まで休業していたメンバーの復帰があった一方で本番直前に体調不良で欠席するメンバーもいて全員参加は叶わなかったが、本来参加する予定だった曲やソロ部分には映像や音声を入れる事でうまく全員を繋げた。

1日目はユニット曲のみの構成で、dTVチャンネルでのライブ中継で視聴した。ユニット曲の中には通常のライブでは使いにくい構成や雰囲気もあるが、ユニット曲限定にする事でそんな不都合を気にせず披露できる、独自のライブになった。卒業メンバーがいる事で当時のユニットから欠けた曲には、日向坂の間に休業していたメンバーがうまく埋めていた。途中新ユニットによる新曲もあったが、このライブの後に発表されたシングルには使われず、今後の再披露や収録に期待したい所だ。

2日目は通常な感じのライブだが、当時仕事が忙しかった個人的事情や新曲披露が無さそうな薄めの期待感で「見なくてもいいか」と思っていた。だが前日のライブを見て気が変わり、ライブ当日にチケット購入した。視聴は残業帰りの移動中や座れる場所でスマートフォンとPCを切り替えながら見て家に向かい、アンコール以降は帰宅して家のテレビで視聴、という変則的な手段となった。それもあってじっくり見れなかった部分もあったが、序盤でメンバーと観客が「再会」した瞬間は直後のメンバーの感激も含めてハイライトに感じた。それにしても最近「ハッピーオーラ」を披露していないのは個人的には寂しいところ。

 

 

ノギザカスキッツLive

Huluで公式視聴していた、乃木坂46の3,4期生と芸人によるコント番組のライブバージョン。コント番組の完結編の感じだと思ったのでそれを見る一方で乃木坂の曲もこのライブで押さえたい気持ちもあった。リアルタイムで見るには若干都合が悪かったので、その数時間後のリピート配信が始まる前にチケット購入した後にリピート配信で視聴した。コント部分は完結編な感じ(=レギュラー放送を見てないと初見では分かりにくい部分)もあって楽しむことができたが、楽曲ライブの箇所は普段思い入れがあまりなかったので意外と印象には残らず、まぁ面白かったけど。

 

 

(2)プライベート : スマートフォン

4月に入って、2016年10月末から4年半使ってきたiPhone7を12(通常版)にアップデートする流れになった。別に7に不満が強かったわけではなくもう少し続けてもよかった、まぁそれが結果的に4年半の使用になったわけだが。

基本的な利用方法は7時代とあまり変わらず、バスなどで外出時にPCを利用する時のネットワーク(テザリング)で活用したり、音楽聴いたり、TwitterやLineを利用したり、仕事に関連する連絡を1日1-2分で利用したりなど。12になってから新たに歩数アプリを活用する場面も増えている(後述)。

12にアップデートするにあたって期待したのは、7からの仕様改善と7ではできなかった事。前者はバッテリー性能とカメラ機能の向上、後者はワイヤレス充電、になる。いずれも実感できており満足している。

バッテリー性能は、7時代の末期は通勤中に充電しておかないと仕事が始まる頃には60-80%くらいに落ちるほど減りが早く(移動中に音楽聴いたりテザリングを使ったりするため)途中で充電が必要だったのが、12にして改善された。ただし歩数アプリやSNSの閲覧などバッテリーの減りを気にしないほど活用する場面が増えたので、仕事が終わって帰宅する頃には電池表示が赤になるかならないか(20%前後)程度まで消費することが多く、今後のバッテリー性能低下が気になるところである。

カメラ性能は、現時点ではiPhone12で撮った写真はまだPCに移すことはしてないが、iPhone12本体で見る感じでは細かくダイナミックになった印象。街中で風景写真を撮ることも増えており、今後のジャケット制作でも活用できると思う。

ワイヤレス充電は、まだ自分用のワイヤレス充電器は持ってないが、家電屋での体験で便利さを感じており、いつかは購入しようと思っている。ただ有線接続での充電は「ながら作業」をしやすい長所もあり、すぐに手放すべきとも思っていない。一応個人的には後述の通りLightning接続に不安があったので、とりあえずワイヤレス接続の選択肢も用意しておきたいかな、という段階である。

 

現在スマートフォンで一番活用しているのは、 歩数や移動距離を増やしてポイント化し、最終的に換金するアプリ「トリマ」である。もともと以前から別の歩数アプリ「aruku&」を利用していたが、色々なアプリの広告を見る中で気になったのがこれで、スマートフォンを変えて2-3週間後というタイミングで導入した。

aruku&の方はリアルなアクションゲームな感じで頑張ってはいたが、貰える景品はTポイントとか菓子などが1-2ヶ月に一個くらいで満足度は薄かった。一方でトリマはポイントが貯まりやすく、仕事をしながら歩数を増やす感じで頑張ると、1ヶ月で3000円くらい銀行振り込みできるほど、副収入として成立するようになった。必然的にaruku&の主役度は減ったが、トリマ利用で1日の歩数が増えたのでこっちの成果も良くなり、良い相乗効果にはなっている。

 

トリマを利用して2ヶ月経過したが、とりあえず個人的なアドバイスを書いておく。

・最初はとにかく1日の歩数の上限を増やすことを優先した方がいい。登録時のボーナスポイント(後述)やミッション(アプリダウンロードなど)を利用して初期投資として早めに上限まで目指したい。

・タンク(徒歩に限らず移動距離で貯まる)は満タンになる度に抽選に使用できるなら問題ないが、そうでない時で例えば通勤ならその範囲で一杯にならない程度に上限を増やす感じがいい。5-6本になればまぁ大丈夫だろう。

・そんな感じで個人的にはタンクと歩数はどちらかと言うと歩数優先だが、もちろん仕事や生活によってどっちを優先した方がいいか変わってくる。運転が多い人はタンク、作業で頻繁に移動する人は歩数の上限を増やす感じでいいと思う。

・歩数とタンクそれぞれに倍速機能があり、前者は1日1回広告を見るので済むが、後者は3時間の有効時間であり、その度に広告を見るのは面倒だし状況によっては時間切れの中で距離を少し無駄にしながら広告を見る事もある。個人的には少しポイントを使うが、1ヶ月ずっと倍速状態になる有料オプションを利用すると3時間を気にせず楽になる。2000ポイント(20円分)だが1日でそれ以上のポイントを増やせるので問題ない。

 

もしトリマを始めてみたい人がいれば、色々な人が紹介ついでに付記している「招待コード」を登録時に一緒に入力することがお勧めで、そうすれば登録完了時に5000ポイントのボーナスがつく。まぁ招待コードの持ち主にも5000ポイント付くのでみんな宣伝しているわけだが。
もちろん僕も招待コードのボーナスを期待しているのでたまに宣伝するが今のところはボーナスは入ってきていない。

 

そんな訳で副収入でトリマは心強い一方で、トリマ以上の負担や収入が悪い他の副業にとってはプレッシャーになるだろう。

 

招待コード : vcuFNiRn1

https://www.trip-mile.com/

以上、個人的な宣伝でした。

 

(3)プライベート : 今年の購入編

今年の購入で親から頼まれたものや母や父の日以外でネットで購入したのは、やはり4月にスマートフォンを変えてその周りを充実させるためのアクセサリーがメインになる。

 

まず、スマートフォンの画面につけるガラスフィルムだが、一つ関連話がある。機種変更は母さんと一緒に行ったのだが、携帯ショップで売っていた母さんの機種のガラスフィルムはなぜか6000円くらいと高かった。それでも母さんは持っていたポイントで値引きして購入しようとしたが、僕はネットだともっと安いし種類も選べる事を確信していたのでわざわざストップさせ、ポイントは本体代に使う流れに持っていった。その為、ガラスフィルムは自分のものと母さんのものを同時にネットで購入(このショップから)、価格は自分のは1000円で母さんの方は1300円くらいだった。なんで6000円で売っていたんだろうね。

 

もう一つスマートフォンのアクセサリーで大事なのはケース。7時代は安めのケースを買ったり、100円ショップで売ってた手帳型(カードが数枚入る)を使ったりしていたが、7を4年半使っていて12も同じくらい長く使うと考えると、もう少しだけ拘りたいと思った。

購入直後は暫定的に100円ショップで買ったプラスティックケースを使用したが、細かい傷がつきやすく滑りやすく使い続けるには不安だった。そういったことも踏まえつつ、自分なりの条件を考えた。

・2000円以内に買える値段

・シンプルなカッコよさがある

・落下の衝撃などに耐える

・カメラのレンズを保護する設計になっている

・ワイヤレス充電に対応する

以上を確実に満たす(特に2番目)ケースは意外と少なく悩んだが、最終的に選んだのはSpigenケースだった。今見るとこのケースも購入可能になっているのでそっちにしたい気持ちも出てきたが、まぁとりあえず買った方も落ち着いている感じでうまく馴染んでいるので、しばらく共に頑張りたい。

 

3つ目の購入は独自的なセレクトかもしれないが、製品名で言うとJPRiDEのJPT1

iPhoneで音楽を聴く場合、僕はLightning-イヤホン変換を使って有線接続していた。しかしiPhone12にした時、この本体とLightning接続の相性が悪い事に気づく。本体をポケットから取り出すくらいの揺れで一瞬の着脱が発生し、それで音楽が止まる事が何回もあった。そうでなくともイヤホンと本体が繋ぎっぱなしで絡まって不快感が出る場面も少なくなく、それらの面倒な感じを避けるためには無線接続(Bluetooth)が最適手段のようだった。

しかし充電して無線接続するイヤホンには否定的だった。理由はとにかく充電する必要があるから。他の機器とあわせて何回も充電を入れ替えるのは面倒で、そうなるとたまに充電を忘れてその日は困る可能性もある。他に無線イヤホンは紛失の不安もあるし、そもそも今使っているイヤホンの使用を止める理由がないし、イヤホンは充電しないし買い換えないという現状の方向性で解決したかった。

そこで僕が思いついたのは、スマートフォンからBluetooth通信で音楽を受け取って、それにイヤホンを挿して聴く機器というもの。そうすればイヤホンはそのままでいいし、もしその機器の充電を忘れても従来通りのLightning接続でとりあえず乗り切れるし、充電しながらイヤホンで音楽を聴くなど7時代にできなかった事ができるようになる。

そんな感じの機器を調べた所、ジャンルとしては「Bluetoothレシーバー」になるようだ。難しいジャンルのようで、家電屋で見に行った時、同じ役割なのに機器によって売っている場所(AV機器、イヤホン)がそれぞれ違っていた店もあった。個人的に一番置いて欲しいと思った携帯アクセサリーの所には置いてなくて、店側は「今使っている有線イヤホンがそのまま最新スマホでワイヤレス接続できる」みたいな売り方でいけば買う人はいるだろうし、ワイヤレスイヤホンを仕方なく買おうとした人にも新しい提案ができるのに、ともったいなく思った。

購入するにあたって楽天で調べてみたら、やはりよくわからないメーカー製品が色々出てきた。安いけど壊れやすく使用に不安があるような物は避けたかったし、かと言ってBluetoothイヤホン以上の値段だとそっちを買う方が安い事になり本末転倒となる。つまり、数千円程度で充分な信頼度がある製品を選びたかった。

という事で楽天以外にもネットでの紹介記事を色々見て、今回はこのまとめから知ったJPRiDEの製品にした。3500円程度の値段で シンプルな見た目で必要な機能を押さえている、ちょうどいい製品だと思った。JPRiDEは今回初めて知ったが、日本の企業のようで、会社のHPを見ると、商品探すときに思った事ををうまく言っていて好感を持った。

購入後、実際に届いた現物を試してみると、最初の同期だけは少し時間がかかったが、以降は数秒電源ボタンを押して起動するだけですぐに利用できる。音質は有線と比べてちょっと変わった気もするが普通に音楽を聴くには問題なさそう。他に少しだけ不便な瞬間(楽天チェックの利用とか)もあるが、その辺はBluetooth機器共通の問題だろうから仕方ない。iPhoneに直接挿していないためか、電池の減りが少し抑えられた感じがするし、有線接続の面倒さがだいぶ軽減された。受信モードでしか使わないので、付属の送信用パーツは不要で、受信モードに特化したバージョンがあればもう少しだけ安く販売できそうに思ったが、パーツの汎用性は高いと思うので今後使う可能性もあるかもしれない。

使用(というか充電)にあたってはamazonのレビューが参考になったのでそのやり方(充電ポートから単独で充電)で使っている。知らなかったら多分PCの所から充電ケーブル挿して使っているだろうから、これを意識する事で現在の質を保つ為の適度な制限習慣にはなっている。

結果としていい買い物になったと思うが、説明しにくいジャンルの商品だったからこの部分だけ結構な文章量になってしまった。

 

あとは6月後半にモバイルバッテリーのAnker PowerCore Fusion 5000を購入したが、上半期末期の時期だし、上の文章量が多くなったので、詳しい説明は下半期にとっておく事にする。使って数日の段階では良い感じです。

 

 (4)音楽編

今年はまだあまり活発的な視聴はしてないが、今年最新アルバムが出たデスメタルバンドCannibal Corpseは新作も含めていくらか聴いてた。まぁ去年から仕事帰りにヘヴィメタルを聴く機会が復活した流れも大きいが。せっかくなので個人的にCannibal Corpseの音楽を説明してみたい。

 

Cannibal Corpseを聴き始めたのは中学生の後半で、スラッシュメタルからヘヴィメタルを聴き始め、プログレッシヴメタルとかメロディックスピードメタルとかの比較的定番なメタルを聴きつつ、ヘビメタさんとかBURRN!の影響で激しい方向に興味を持つようになり、デスメタルブラックメタルにも手を出す流れになった頃であった。高校以降はヘヴィメタルからは一旦離れたが、現在はAppleMusicでヘヴィメタルを聴く機会も再び増えている。

 

個人的には現在のボーカルの時期が好きで、特に2000年以降は全体的に地味だった「Evisceration Plague」以外の作品はどれも傑作で、現在に近づくほどリスニングの音のクオリティが上がっているので満足度が高い。特に最新作は近年の中ではマイルドな仕上がりで安心感があり、全盛期よりブラストビートは少し減ったがその分聴きやすく、でもデスメタルの勢いはしっかりある、そういう意味でも初心者におすすめできる作品である。

 

僕が感じるCannibal Corpseの好きな部分は、猟奇的ながら明瞭感があるデスボイス、ザクザクと刻んでいるが意外とメロディアスなギターサウンド、犯罪的な身勝手感が表現されている曲展開、ついついやってみたくなる勢いとシンプル感があるドラム、それらが均等にクセになっている感じである。

 

僕がCDで聴いていた学生時代で買ったアルバムは2,3,5,6,7番目のアルバム。加えて、以降は定額制で聴くようになった作品から簡単な感想を書いてみる。

・「Butchered at Birth」(2nd , 1991年)は僕が購入した2005-7年の時期は初期デスメタルの傑作として紹介されていたが、現在のラインナップの中では中-上級者向けになると思う。グロテスクなイメージが強い中でも特に不快感が強いジャケット(死体を切っているゾンビ自体はコミカルなキャラクターになり得るが、切り刻まれている女性死体や後ろに吊るされている多数の赤子は悪趣味な印象)だし、現在のライブでピックアップされる事は少ないほど全体的に地味である。ただ荒々しい前作のデビューアルバムからジャケット的にも音楽的にもデスメタルとしての方向性を確立した初期の重要作にはなっている。中期以降と比べて控えめな感じだからこそ、今の雰囲気でやってみたらどうなるのか面白そうだし、1991年の発売から30年という事で、再レコーディングされたアルバムが出たらいいなぁと思った。

・「Tomb of the Mutilated」(3rd , 1992年)はそんな前作からの正当進化で、勢いとギターの主張が増した事でデスメタルとしてわかりやすくなった。特に1曲目の「Hammer Smashed Face」はバンドだけでなくジャンルとしても代表曲になっている。他のアルバムと比べるとドラムの軽さが気になるが、1曲目の雰囲気を気に入れば、デスメタル初心者でも楽しめる勢いのアルバムだろう。

・「Vile」(5th , 1996年)はヴォーカルが変わって最初の作品で、上記の通りドロドロしたデスボイスから猟奇的だがわかりやすい声になったし、ギターもドロドロなサウンドからシャープになった。これでかなり聴きやすくなり、前述の好きなバンドサウンドはこのアルバムから始まった感じになった。3rd同様勢いもあり、90年代のデスメタルのおすすめの部類になる。

・「Gallery of Suicide」(6th , 1998年)は僕がバンドで初めて聴いた「Sentenced to Burn」が収録されており、その曲が好きだったので購入した作品。だからシンプルな作品かと思ったが「Gallery」の通り様々なスタイルがある作品になっている。多様性とも言えるしイメージが定まらないとも言えるが、その分最後まで色々な味を楽しめる。Cannibal Corpseのアルバムは前半に良曲が集まっている分後半をピックアップする事が少ないが、このアルバムは前半はあまり強くない一方で、後半はダウンテンポとか変拍子とか小刻みなブラストビートなど幅広く印象に残っている。総じて実験的な作品であり全体を聴けば面白いのだが、ストレートな魅力には繋がらず、傑作とはならなかった。

・「Bloodthirst」(7th , 1999年)で印象に残っているのは疾走感とジャケット。前作から一転して突撃感のある雰囲気になり、中盤にも速めの曲があったり前作から収録時間が10分減ったりなどスッキリした感じになる。人外生物が人間を襲うジャケットも印象的で、この疾走感と人外生物がうまくマッチしている。

・「Gore Obsessed」(8th , 2002年)は前後のジャケットと比べると地味だったので聴き始めたのは最近だが、意外とクセになっている。そのジャケットや音の雰囲気が前ボーカル期にちょっと寄せたような印象で、前後の作品よりも埋もれない個性に感じた。最高傑作とするには少し地味だが、3-4番目に好きと言う人も意外といると思う。

・「The Wretched Spawn」(9th , 2004年)は7thの勢いに技巧派が加わった感じ。個人的には「Decency Defied」がかなり好きで、音楽的には2つのギターで徐々に変わる曲展開、PV的には犯行の身勝手感をうまく表現した良曲になっている。珍しく日本版のジャケットが大人しいバージョンに差し替えになったが、あくまで部分的な箇所(女性の局部)だけの問題で、個人的には2ndの方が全体的に危ないと思う。

・「Kill」(10th , 2006年)からアルバムカラーが黒くなり、安定した雰囲気になっていく。今回のジャケットはシンプルだが、中のイラストは直接なグロテスクではないが不気味な男性が描かれている。最初の曲から勢いが良く、近年の代表曲「Make Them Suffer」もあり、シンプルなジャケットも含めて序盤に勧めやすいアルバム。

・「Torture」(12th , 2012年)は、質は良かったが独自性をあまり感じなかった「Evisceration Plague」(11th , 2009年)と比べると主張は増している。特に3曲目「Scourge of Iron」は遅いテンポながら刻むギターで進み、段々ザクザクになっていく流れが印象的。その曲も含めて全体的な流れは6thに少し似ていた。

・「A Skeletal Domain」(13th , 2014年)は、前後の作品とプロデューサーが違ったりジャケットの雰囲気が違う事で異色の作品となっており、グロテスクよりもホラーな感じのデスメタルになっている。ミックスのバランスもよく、一通り作品を聴いた人にとっては異色だが満足度は高い感じになると思う。

・「Red Before Black」(14th , 2017年)は荒々しいハチャメチャな感じで、ミックスの安定感がある前作と次作と比べるとそれが目立つが、まとまりの良さよりも突き抜ける良さを感じるのがこのアルバムの特徴になっている。ドラムの音が比較的大きく、最後まで早い曲も多いので、気がついたら他のアルバムを聞いた後にこのアルバムに戻りたくなるような作品。

・「Violence Unimagined」(15th , 2021年)が現時点での最新作で、前述の通りミックスの安定感や聴きやすさが特徴のデスメタル。聴きやすいので、気がついたらアルバム終盤になってもBGM的に聴ける。メンバー全員が50歳を超えたためか、全盛期のバイオレンスにはならず、デスメタルよりはスラッシュメタル+デスメタルな感じになったが、その辺も聴きやすさの要因かなと思う。そんな感じで初心者に薦めやすいアルバムで、最新作なので良質なメタルを楽しめる。ジャケットは怪物っぽい人間が牙を剥き出しにしてこちらを見ているという、これでも十分怖いイラストだが、アナザーバージョン(discogsによると、アメリカのLPなどでジャケットに採用されているようだ)があり、何故か漫⭐︎画太郎に近いテイストでギャグっぽさと生々しいグロを感じるイラストになっている。

 

そんな感じで最初に作品を聴くなら、やはり音が良い近年の作品がオススメな感じになり、聴きやすい15th、Cannibal Corpseらしさでは14th、異色だが音が良い13th、他には代表曲目当てだが全体的にも楽しめる3rdや10thあたりが個人的に薦めやすいアルバムになっている。

 

 

一方で我らがUDLRの制作ペースはやや遅め。モチベーションが大きくなる販売イベントが見込めないままの制作背景になり、一方でスマートフォンを使った歩数アプリなどでスマートフォンを手に持つ時間も増え、音楽制作に向かう時間も前年同様少ない。一応制作中のアルバムは半分くらいは形になっており、タイトルも「Approach(アプローチ)」でジャケットを作った状態で、7月時点でまぁまぁな感じになっている。今年も後半になってさすがに制作再開しなければとも思っているので気長に待っていてください。

 

 

総評

そんな感じで一つの記事でアイドルとかスマートフォンの周辺機器とかデスメタルバンドとか色々詰め込む感じになったが、それぞれを単独で書くつもりはなく、あくまで今年のトピックとして自分なりに紹介したかったのが、結果的に単独で紹介した方が良かったくらいのボリュームになった形である。当然執筆時間は長く、5月末に書き始めて7月中盤になるくらい長い文章になった。序盤でオリンピックについて個人的にツッコミを入れているので、なんとかオリンピックの本格的な開幕前に今回の記事をアップできそうなのは良かったか。そのオリンピックも執筆期間の間に色々な問題が出てきたが、その辺は全部終わって下半期の振り返りの時に書きたいことが残っていたら自分なりの考察をしてみたい。

 

2021/7/21

UDLR

UDLR 2020(2/2)

2020年が終わってから1ヶ月以上経った時期だが、一応振り返っておきたい項目がいくらかあるので、そのためになんとか書こうとしている。

 

一般的回想

今年は残念ながら感染症で大きく変わってしまった年で、本来なら東京オリンピックとかアイドルの東京ドーム公演とかポジティブな出来事の予定だったが、その多くが実現しなかった。一旦落ち着いた時期はあったものの、ホップステップジャンプのように第1第2を経て第3波が全国に拡大中である。

最前線で戦っていたり苦しんでいる人などがいる中で、まだ感染していない僕やその周辺は他人事な感情を持っている部分もあり、そこは本当に申し訳ないのだが、なんとか感染しないことを願いつつ通勤や買い物などそこそこの外出を続けている。

再度緊急事態を出すほど感染拡大してしまったら意味が無い部分もあるだろうが、やはりテレワークや時差出勤など、接触をいくらか減らす事ができる工夫はもっと見たい。個人的には学生の授業開始を1時間ずらすだけでも効果はあると思うがどうだろうか。

 

 

個人的回想 

(1)エンターテイメント編

7月に家のテレビが1台故障し買い換える事になった。そこで前々から利用したいと思っていた4kテレビを選び、以降このテレビの利用頻度が増えた。購入したのはSHARP4T-C40BJ1で、数千円の差でネット対応する機種かしない機種か選択できたが、結果としてネット対応の方を選んで大正解だった。これでYouTubeTVerの動画サイトやhuluやAmazon Primeなどの定額動画(←前者は僕、後者は弟が加入している)をテレビ画面で見る事ができている。

 

例えばTVerでは関西で見れない関東ローカル番組(あちこちオードリー青春高校3年C組とか)や、リアルタイムで見るには遅い深夜番組(ゴッドタンとかオドぜひとか)や、残業や裏被りなど都合が悪くて見れない時もある番組(突破ファイルとかシンパイ賞とか)など、様々な番組をこれ経由で公式で見る事ができる。便利すぎるので録画などの外部機器は今の所必要ない感じになっている。

 

YouTubeはPCでも色々見ているが、4kテレビで見る場合はやはり画質がいい動画を優先したくなる。4k画質や60fpsは自分のMacbook Proでは十分に楽しめない要素だったので、それが発揮されている動画を見るのは動画的にもBGM的にも気持ち良い。そういった4k動画を探して自分が好きなのを集めるのも新たな趣味になり、自分なりにまとめたりしている。

 

huluはほぼ日テレ系番組の動画サービスとして使っている。元々日向坂46出演のドラマ目的で登録し、放送が終わって一旦有料会員から離れたが、最近また登録して幾らかの番組を見ている。主な目的は乃木坂46主演のコント番組、坂道グループのbingoシリーズ、あと有吉の壁(リアルタイムでも見ているが振り返りたくなる)、オードリーや若手芸人が出ている番組とか特番とか、あとmotogpが開催中の時はレース中継も見ている。とりあえずノギザカスキッツが放送される間は有料会員を続ける予定。

 

abemaTVはネットテレビとTVerみたいな番組アーカイブの用途があって、これもバラエティとアイドル寄りで活用している。日向坂46のキャプテンがMCで参加しているみえるとか、よく坂道グループのメンバーがゲストで出るしくじり先生とか見ている。

 

他にもAmazon PrimeM-1グランプリの過去回やその他お笑い番組を見たり、楽天TVアプリで日向坂46のオンラインライブ(後述)を見たり、NHKBS4kで音楽ライブや風景映像や4k映像になった映画を見たりなど、ネット対応の4kテレビを通じて見れる娯楽が増えた。このテレビ導入以降退屈しない日が減ったが、一方で音楽制作が鈍る一因にもなっている。

 

 (2)アイドル編

去年からアイドル、特に日向坂46をメインに肯定的に見るようになってから、出演する番組を優先的に見る日が続いている。

 

日向坂46のテレビの活躍は順調で、同じ時間帯での複数チャンネルの番組に出たり、同じ番組内でリレー的に複数のメンバーが出るほどだが、言うまでもない問題で本来のアイドル活動の予定の変更を余儀なくされている。シングルが2月の4thシングルのみで,代わりにアルバム発売で曲数を増やしたのは、やはり感染症に対する自粛(握手会や有観客ライブの中止など)が大きいと思う。ライブの方も、去年のクリスマスライブで予告されていた公演は感染症問題以降実現せず、オンラインライブや音楽番組向けのパフォーマンスがメインの活動となっている。

 

で、オンラインライブが実施される事で、気軽にライブの世界観を画面上で楽しむ事ができるようになり、僕はそれに参加して貢献して楽しみたいと思ったので、2020年に実施された日向坂46のオンラインライブ3つをチケット購入し鑑賞した。以下それぞれ簡単に覚えている範囲で書いてみる。

 

HINATAZAKA46 Live Online, YES! with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~

去年のクリスマスライブで予告されていた春のライブだが、まず感染症問題で延期になり、代わりにネット配信の番組(後述)でプロローグとして一部曲をライブで披露した。その後秋に再延期(結局中止になった)された事で、春に行われる予定だったものを7月末にオンラインライブで実施されることになった。

ストーリーはプロローグの流れに沿ったもので、今となっては詳しく思い出せない部分もあるが、初めて見る配信ライブということもあり感動した気持ちになった。ストーリーも純粋なファンタジーとして楽しめたし、終盤の曲(ソンナコトナイヨやキツネやJOYFUL LOVEなど)での高揚感も印象に残っている。その他ライブ前に感染防止の取り組みのVTRがあったり,ライブ中盤やJOYFUL LOVEの部分などで観客(ファンクラブ会員で申し込みした客)の映像が映し出されてアイドルと画面上で共演するなど、現時点で今回でしか見れない要素もある。再延期されたライブで見せる前提だったのか最後の方のスタッフロールがちゃんと見えなかったのは少し残念だった。

 

日向坂46×DASADA Fall&Winter Collection

1-3月に放送された日向坂46主演ドラマ「DASADA」関連の10月のオンラインイベント。DASADAは前述の通りhuluで見ていたし、2月に行われたドラマ関連のイベントが良イベントだったらしいということで期待度も高かった。

前半はドラマの後日談的な朗読劇、その後にファッションショーを挟んで、全メンバーでライブという構成。朗読劇は単なる朗読かと思ったらステージがあってドラマのような動きで、台本を持っている以外はほとんど舞台劇だった。そうなると準備期間を短縮する為の配慮で台本を持ちながら演技、という感じにも見えてきたが、終盤にあえて台本を置くという演出があり、単なる朗読劇から色々裏切る感じも含めて面白かった。ドラマ撮影の時点で未加入や休業でドラマにいなかったメンバーはこの劇にも参加していないが、追加参加できるストーリーや役は普通に考えられそうな気はするので、そんな感じで見たかったとも思った。また、劇の時点で休業しているメンバーもいたが、姿を見せなくとも声でストーリーに参加しており、休業中でも参加できる配慮に劇中だがメンバーも感慨深い様子を見せていた。

ライブは現時点での全メンバーでパフォーマンス。当然曲数は少なめだが、ライブ中はストーリーや少人数曲は無く、ノンストップに近い流れで全体曲を10曲くらい披露した。ストーリー的な流れは無くシンプルなパフォーマンスとなったが、全体曲で一気に通す流れに気迫を感じ、この日色々やったことを考えれば幅広さに満足するイベントとなった。この中で唯一後日アーカイブ配信やったので再チェックする事もできた。

 

ひなくり2020 ~おばけホテルと22人のサンタクロース~

去年のクリスマスライブでのサプライズ発表にメンバーが驚き涙した東京ドーム公演、残念ながら2020年の公演としては中止になり翌年に延期する形をとった。当然悔しい気持ちも強いだろうが、公式の告知からは妥協開催を良しとせず本当の夢の実現の為の前向きな判断が感じられた。で、有観客ライブの代わりにオンラインライブでクリスマスのライブが行われることになった。

ストーリーは東京ドーム公演が延期されるきっかけとなった情勢も踏まえた内容で、3回のライブの中では一番多い曲数(アンコール込みで22曲)だった。無観客だと寂しく見える部分もあるステージではあったが、有観客では逆にできないような演出(観客席で観客に向けたメッセージを出すなど)やカメラワーク(迷路的な狭いステージで動き回って歌うなど)もあり、オンラインライブらしい見せ方になっていた。

バラエティに富んでいた1stアルバムの曲が加わったことで7月のライブよりも色が増えたが、個人的にはそれで7月のライブよりはファンタジー度が少し薄れた部分もあると思っていて、でもそういう瞬間がライブの中で印象に残る部分でもあるから、自分の中では賛否両論な拡張かなと思う。もちろん表現の幅が増えたのは良いことで、そこでライブならではの純粋さを見たいか、バラエティ番組での活躍をライブに反映させたのを見たいかは、(パフォーマンス力を認めた上で)最終的には好みになってくる。

幾らかのサプライズがあったのも印象的だった。例えばタイトルは日向坂メンバー数の22人だが、この時点で休業中のメンバーが2人いてフルでは出演できない(OPのovertureのメンバー紹介にもなかった)状態で、それでどう関わっていくのかと思ったら、まずライブ前の事前告知(いわゆる影ナレ)で休業メンバーの声での参加があり、もう一人は自身の歌唱曲と最後のアンコール曲で部分的ながら復帰を果たした。そうした存在感のある演出や参加パートも見所の一つとなった。

あとは冠番組のMCの芸人の方がライブ内のキャラクターの声で参加(演出上本人の名前が出なかったこともあり、本人は参加を否定するスタンスを取っていたが)していたのも大きなポイント。このサプライズは観客に向けたもので、メンバーの反応を見る限りでは本番前には知っていた感じのようで、もしメンバーも知らなかったらという驚きも見てみたかった気持ちもある。まぁそのサプライズでライブの進行に支障が出る可能性があるなら仕方ないか。

 

以上、そんな感じでオンラインライブ3つ見たが、どれも方向性が違うので、例えばAのライブで「○○な部分を見たかった」かと思えば、Bのライブで○○な部分を見せてくれるし、結局はどのライブも面白いし、演出や世界観によって同じ曲でも違う印象を見せてくれる。見れば見るほど日向坂46に可能性を感じると思う。

 

オンラインライブの利点として、まず知名度とファンが多いほど購入者と視聴者数を見込めるのがある。現地でライブするなら人数に限りがあるが、オンラインでは上限が無い(とは言え多すぎると後述のようにスムーズに見れない可能性もある)ので、見たいと思った人がほぼ全て見れる計算ができる。

あとは映像でじっくり見るので現地よりも多くの見所に気づく可能性(現地の方もカメラで映らない全体像が見えるし一長一短ではある)もある。基本的に演者はカメラに向けてパフォーマンスしてくれるのでそういう見応えもあると思う。

視聴環境が整えば家でも外でも見る事ができるし、のんびり飲食しながらでもOKなのもオンラインライブならでは。視聴する為のサービスも数種類あって、例えばファンクラブ会員限定で特典も見れるオプションがあったり、視聴サービス次第でネットだけでなくアプリ経由でテレビやスマートフォンで見ることもできたりする。サービスの一つの楽天TVは後述のパンクで批判もあったりしたが、個人的には家の4kテレビでオンラインライブを見れる選択肢ができたのはありがたかった。

 

欠点としては、ネット環境に不安があるとスムーズに見れない可能性があるのと、あるいは配信側でパンクしているとこっち側が万全でも見れない可能性がある事。配信側がパンクした例では、日向坂46の最初のオンラインライブの前に行われたdTV/ひかりTVで配信された生放送番組(特番と簡易ライブの2部構成)、それと乃木坂46のエースメンバーのラストライブがある。

前者はdTVチャンネルアプリで無料配信という事でアクセスが集中して配信開始が遅れ、有料チャンネルのひかりTVでも同様の対応を取る影響が出た。後者は有料ライブではあるが日向坂や欅坂のオンラインライブよりも倍以上の視聴者が集まった結果開演が遅れ、終盤の内容に影響(時間制限で若いメンバーが参加できなくなった)が出てしまった。

どちらのパンクも想定以上のアクセスが原因だが、事情がどうであれ公式で見れない状態だとパフォーマンスの対象が不在となり演者は動けなくなる。突然のオンラインライブ時代なのでノウハウを貯める余地があり、これから改善する可能性も十分あるが、終盤に出れなくなる可能性があるメンバーの為に、開演と終演それぞれで予備の空白時間を用意しておけば、とりあえず遅延した時の対策にはなる。

あと内容のデメリットとしては、やはり無観客なのでどこか寂しく映像作品を見ている感じになり、盛り上がりは画面上では分かりにくい時もある。まぁその辺は有観客ライブと比べるとどうしても感じてしまう部分であり、それを把握した上で、今出来るエンターテイメントを楽しみつつ、将来のライブを楽しみに待ったり既存のライブ映像を再度楽しんだりすれば最良かな。

 

話をアイドルに戻すと、個人的にはやはり「日向坂で会いましょう」などのアイドルと芸人の番組は強く、実際放送時間後のTwitterのトレンドにそれ関連のワードが並ぶ事が多い。日向坂の冠番組のリアルタイムでの放送は関東だけなのに、全国規模に近い反響がある。

多くの人が望んでいるのは、やはりテレビ東京以外で見れるテレビ局を増やしてほしいということだろう。一応東北や宮崎で遅れネットはしているがリアルタイムで見れないことには変わりが無い。もちろん僕が住んでる関西でも正規の視聴手段が存在しないので、番組を見たいなら必然的にYouTubeやビリビリ動画などの非公式の視聴に頼ることになる。

番組の反響は毎回大きいので、そのうち乃木坂や22/7のように番組映像ディスクが出るかもしれないが、それとテレビ放送は別だと思う。例えばBSテレ東で放送が出来れば全国で一斉に見れるようになるので、そこは遅れ放送でもいいから検討してほしい。

 

日向坂46が出演するのが関東ローカルとか関西で放送されない番組とかも多いので、放送しない関西の放送局に良くない印象を持つこともあるが、一方で関西ローカルで楽しめるアイドル出演番組もある。まぁラジオだからradikoプレミアムで全国で聴けるが、MBSラジオの番組が該当する。

MBSラジオは普段は関西色が強いが、深夜帯の番組は関東や全国で活躍する芸能人を集めた番組が多い。僕が毎週聴いているのは日向坂46の最近ソロ写真集を出したメンバーが出ている「アッパレやってまーす!(土曜日)」と、櫻坂46の昭和歌謡に詳しいメンバーが出ている「ザ・ヒットスタジオ(火)」。

前者は、「日向坂で会いましょう」とは違ったやりとりを聴く事ができ、いる時は勿論だが不在の時でも間接的に弄るなど存在感が大きい。冠番組の方では存在感が薄かった時期(本人も悩んでた)もあって、その後存在感を増したのは不遇と感じてからの奮起だけでなく、この番組などの活躍で手応えを掴んだ感じもあったのではと勝手に思っている。

後者は欅坂のラストライブを終えて櫻坂に改名した直後の放送を聴いたのが最初で、その時期の通り改名前後の様子を確かめるだけの目的だった。でも聴いてみたら緩めのトークが癖になり、オンエアされる昭和歌謡も単独で聴くには古いがラジオ番組を通して聴くと心地良いという事で毎週聴くようになった。1時間の生放送で複数のコーナーがあるので進行のテンポが良いのも好きなポイント。僕はリアルタイムでは後述の番組を優先しているので、だいたい翌日(水曜日を休みにしている)の昼間に聴く事が多い。

 

全国で聴ける「レコメン!」もアイドル出演番組としてよく聴いている。月火水に坂道グループのアイドルが出演するのだが、やはり日向坂メンバーが出ている火曜日を好んで聴いている。一応櫻坂の月曜日や乃木坂の水曜日も何回か聴いた事があるが、それらと比べてパーソナリティとアイドルの距離感がヌルヌルしていて、しゃべりの雰囲気とトークの内容とそれに対するツッコミなどがあり、火曜日の独自性を感じている。リスナーのノリも良く、リスナーが作ったアイドルが好きな歌がエンディングテーマに採用されるなど、リスナーのパフォーマンス力も高い。でも最近聴いた水曜日も面白かったし、結局坂道グループ出演部分は毎週チェックしておきたい感はある。

 

とりあえず日向坂46の2021年の動向は、順調にテレビ出演が増えているので基本的には問題なく、その成果が東京ドーム公演の成功であるべき一方、個人的に望むなら「日向坂で会いましょう」の放送地域の拡大もしくは配信対応で、多くのテレビ局が無視できない存在になって欲しいと思う。

 

(3)音楽制作編

今年の音楽活動はやはり少なめで、感染症問題で発表場がなくなった事でタイミングに合わせた行動ができなかったのが大きい。もちろん、全く活動しなかったわけではないので、とりあえず発表・参加作品を解説していく。

 

・Lost Techno Man EP

udlrsound.bandcamp.com2月1日に公開したテクノEP。この時期は感染症問題はまだ他人事に近い印象だったはず。作品自体はこの為に作ったのではなく過去の中から埋もれるにはもったいない曲を仕上げたもの。ジャケット画像はクラブ(正確には母校で行われた映像実験)のVJ映像に自分の影を重ねた写真を加工したもの。

タイトルなどは基本的に深い意味を考えず響きなどを優先しており、例えば2曲目「New Problem to Everyone」は「Soleving creates new problem」と「Everyone has a problem」をつなげる感じ(実際やってみたらそうでもなかったが)と思って考えた。

3曲で24分というちょうどいいボリューム、程よいダークな雰囲気もあり、今年の音楽としても満足で、例えばバス乗っている間などでちょうどいいBGMとなっている。

 

DTMer COMPILATION ALBUM

8月に公開されたが、募集自体は4月のもの。

twitter発の募集企画で、この手のツイートにしては反響があったようで、応募者があまりにも多すぎて何回か締め切りを短縮していた。僕が送った頃直後くらいに急遽締め切っていたので僕は何とか間に合った形になった。

僕が参加したのは「Futureというテーマ」で募集していたからで、ちょうど僕もアルバム「Future」を作っており、Futureについて考えやすかったのものある。で、この曲は当初未確定だった箇所がある自分のアルバムにも入れるつもりだったが、その後別曲に決めたので結局この企画限りの曲になっている。

実際の作品を全て聴いたわけではないがクロスフェードデモの感想は、歌モノなどポップス系やロックなどが多かった(要はテクノ系が少なかった)ので、僕の曲は大方の雰囲気とは合っていなかった部分もあるが、その中でも自分なりのFutureを示すことはできたので、まぁいつも通りな結果となった。

紹介ページを含めて幾らか自分の曲の感想を拾うことができたので貼っておく

UDLR様 | DTMer COMPILATION ALBUM

 

https://twitter.com/TokaiALS48/status/1255425497384857601 

https://twitter.com/TokaiALS48/status/1292073929469644800

https://twitter.com/TokaiALS48/status/1292074381175173122

https://twitter.com/TokaiALS48/status/1292074712890093568

 

視聴は以下からどうぞ

youtu.be

 

・Future

youtu.be

年末に公開で、本来なら発表順なら後述の2020秒コンピの方が先だが、元々はこっちが完成している予定だったし、2020秒の方で書きたいことが多いのでこっちを先に記述する。

16枚目のアルバムで、前作Partnerが暗めで地味な感じになったので、次回作は早い段階で「Future」とタイトルを決めて明るめな作品にしようと思っていた。しかし本来の発表時期は6月に行われる予定だった音けっとに合わせて販売だったが中止になり、例年11月にある母校の学園祭も実施されず、発表時期が未定になった。不安な一方で締め切りに余裕ができたので、本来6月に発表するならそのままだった不安定な後半部分に新しく曲を作って差し替えて、もう少しじっくり世界観を整えたりすることもできた。

なんとか2020年作品にしたかったので年末に公開する流れで頑張ったが、その最中に後述の2020秒企画を知り、しばらくはそっちを優先する事に。12月中盤に再びアルバム作業に戻り、何とか短期間でマスタリングを済ませ、大晦日Youtube公開する事ができた。現時点でYoutubeでのみ公開という中途半端な形式にしているのは、やはりCD販売はしたいので、bandcampでの公開は後回しにして、とりあえず音楽を聴かせる形にするための暫定的措置という事である。

で、作品完成直後は飽きもあって自分の作品に肯定的評価をする事は少ないが、今回もそのパターンになりそう。前作Partnerもそんな感じで完成後はあんまり聴きたくなくて、今は色々な自分の作品の合間に聴くようなポジションな印象になっている。Partnerの後なので脱却気味にしたかったが、今の自分の追究の結果が地味な仕上がりになるようで、ちょっとマンネリ期に入っているかもしれない。

 

The Song of 2020

12月後半に公開された、2020秒(33分40秒)の曲のコンピレーション。有料作品で、ダウンロード版の値段が2020円だったり、主催者の曲のBPMが20.20だったりといくらか2020ネタがあるが、一応僕も解説文で2020文字書く事で関与している。

募集開始が10月末で、締め切りが12月中盤で、ほぼ1ヶ月半の時間の中で作らなければならない無茶振りで、でも長い曲の企画は自分向けだったし、なんとか頑張ろうと思った。試行錯誤の末納得できる曲が完成し、ついでに2020字の解説も書き上げて、無事に提出できた。有料作品ではあるが、自分の曲や解説文は後日公開予定である。

で、その解説文の中で「他の人の2020秒が楽しみ」という感じで自分以外の作品を期待する気持ちを表明したが、ある程度自分以外の作品を把握できたのでいくらか書いてみる。否定的な指摘も多いので具体的な他の曲の表記は避けるが、分かる人には分かる内容にはなるかもしれない。

 

14曲あったが、僕は「33分半のアンビエントテクノ」で、それ以外は「環境音や電子音の繰り返し」,「DJmixとか複数の曲を繋いだ風の曲」,「物語的に複数のパートを繋いだ曲」,「複数のパートを繋いだアンビエント曲」などに分かれていた。

 

環境音や電子音の繰り返しで構成された曲については、少ない手間で33分半埋める事ができるとは思う。しかし33分半の曲として楽しめるかとなればNOで、その中で前半とか後半で違う雰囲気を出す工夫があれば良かったが、今回さらっと聴いた感じでは特に無かった。そうなると33分半でも数分でも同じになり、フルで聴くのは時間がもったいないと思ってしまう。そんな訳で個人的な結論としては「33分半である必要性はほぼ無い」という事になる。

 

複数繋いだ曲はDJmixやDJmix的に作った曲や物語的など様々で、それぞれ思う所はある。

DJmixやDJmix風は作者次第で曲数や1曲あたりの長さが違っていたりするが、今回共通して指摘したいのは、途中で休憩的な部分が欲しいという事。ずっとリズムで埋めるのではなく空間を挟んだ方が聴き疲れ(時間の経過具合)を軽減できるし、作る方はもっと上手く時間を延ばす事ができる。

数分の曲で多くのパートを繋ぐ場合は、重ねての指摘になるがやはり休憩・ブレイクがある曲は欲しいところ。中盤から似たような活発的な展開が続くと、ハイライトな印象が薄くなり、聴き疲れしやすい。その中に緩やかな時間を入れる事ができれば、その後の再開も含めて盛り上がりの流れを演出できる。ずっとノるのも楽しいが、大抵休憩を入れた方がもっと良いとは思う。

DJmix風に曲を作る場合は油断すると「フレーズや雰囲気は違うのにリズムが同じ」と手抜きっぽく感じてしまうので注意が必要である。なので、前後で別々の曲にするような工夫や意識はあった方がいい。この辺は自分で特に気を付けているポイントで、自作曲の具体例を提示するなら、数曲繋いだ感じの曲を推薦する。今回の半分以下の16分半ではあるが、自分なりのDJmix風は表現できていると思う。

物語的な曲は色々なジャンルを入れやすいが、物語的であればやはり33分半の最後を締めるようなエンド的雰囲気も欲しい。例えば、幾らかのパートがあったのに最初と同じ雰囲気に戻ってくる展開はもったいない感じになる。他にも、「数ジャンルで構成されている中でいきなりハードコアテクノが入ったりする曲」や「劇を想定してゆったりBGMで後半まで雰囲気は良かったが盛り上がりたい場面で盛り上がりきれなかった曲」などがあったりした。

 

僕みたいに33分半を1曲として作った曲もいくらかある。ゆったりした電子音楽で展開した曲もそうだし、前述のDJmix風曲もこっち寄りに感じるのもあった。でも1曲で33分半はやはり難しいようで、たぶん普段長い曲は作っていないと思うような流れが多かった。例えば、7-8分曲の延長で33分半にしようとすると限界を感じてくる。特に明確なリズムやメロディをずっと同じに展開していると繰り返し感が強くなり、「それしか無いのか」と引き出しの少なさを感じるようになる。10回くらい多用していたのを半分に減らすだけでもワンパターン感は軽減できると思う。

飽きない展開にしたいなら、やはり制作途中でも空き時間に聴き込むのが大事だと思う。何回も聴き込む事で自分なりに曲の世界観を理解し、以降の制作で世界観に合わせた音やメロディの選択ができるようになってくる。今回は33分半という企画だが、それを自分のアルバムに入れるならと考えると、単に33分半埋めるだけの制作にはならないはずである。

では自分の曲の場合はどうなのかというと、まず最初の音(前半と後半で使用したパッド音)の選択から長尺に耐えられるか考え、それで慎重なアンビエントテクノになりそうだったので、キックやハイハットなどがやかましく聴こえないように控えめな音作りをして、そこから徐々に展開していった。33分半なので、普段の7-9分テクノを2倍に引き延ばしたような展開と密度にして、そんな感じで半分以上できたので、前半を一部再利用して流れを維持し、全体的に調整して33分半まで到達、という感じであった。ここまでは一気に数時間で作り、そのあとの細かい調整はじっくり聴きながらのんびり仕上げていった。

 

アンビエント曲は数は少ないが比較的良曲揃いである。アンビエントは空間や間の使い方に気を使うタイプなので、そこさえ上手くいけばシンプルな音でマイペースな空気にできる。なので元々長尺向きのジャンルではある。その中でミニマル的なフレーズで徐々に展開した曲は秀逸で、自分の曲以外で最も33分半を快適に聴けると思った。

 

そんな訳で色々書きたいところがあったが、33分半の曲を作るのに締め切りが1ヶ月半では短いと個人的に思ったりした。まぁ僕はそう思ったから早い段階で制作を始め,それでたまたま上手くできてよかったが、物語っぽい曲とか数曲繋いだ構成の曲などは想定で1ヶ月と仕上げに1ヶ月使いたい人もいたんじゃないか。そういう意味で,もし2ヶ月以上の余裕があればもう少し参加者が増えていたかもしれない。自分にとっては良い曲ができたので有意義な企画にはなったが、ハードルを下げる意味でも次回は20分21秒とかの長さでお願いしたいところだ。

 

総合的回想

そんな訳で各項目で思うところがあり考察や感想が多くなり、年末から書き始めてから2月前半になるほどの記述量になってしまったが、エンターテイメントや仕事(緊急事態直後は少し減ったが以降は普通に戻った)以外は別に充実はせず、特に音楽制作が微妙になった年だった。2021年も販売機会が戻らないと制作活動に活気が出ないと思うが、なんとかアルバム1枚は作って毎年の活動を継続させたい。

 

去年もこの項目で触れたM-1グランプリ、流石に去年ほどの盛り上がりではなかったがピン芸人同士の漫才ユニットのブレイクや数年前に最下位だったコンビの逆転優勝など、今年の山場はしっかり感じる事ができた。優勝ネタに関して賛否両論があったが、これは他に荒れる要素がなかったので矛先がそっちに行った面もあるとは思う。審査員やMCが泣き笑いするほど突き抜けたネタで、最終決戦の拮抗さは歴代でも強めだった中で一番面白いという結果なのだから、それで良かったんじゃないか。ちなみに個人的に何回も見たいネタは優勝コンビの後のネタ

 

まぁとにかく2021年に大きく望んでいるのは、やはり感染症問題の緩和と、エンターテイメントの現状以上の活気など、とにかく落ち目を防いで欲しいところ。一方で感染症を機に考え直すべき要素も多いだろうから、感染症問題が収束して単に元通りになるのではなく、感染症以外の不測の事態にも対応できるように、フットワークが軽い体制になって欲しい。

 

僕は主体的な動き方より周りの様子を見てそこから一歩引くような動き方がメインな性格で、その中で落ち着くポジションで自分なりに考えるのが好きである。ちょっとしたミスややり取りしたい人について考え込む事もあるが、考え込んだ時にこそ響く言葉があると気づいた。その考えは数年間で変化していないと気づいたので、最近その言葉を正式に座右の銘にする事に決めた。まだまだ明確な未来が見えない中で、その言葉を今後も体現できるように今回の締めにしようと思う。

 

我思う、ゆえに我あり

 

2021/2/10

UDLR

 

 

アイドルのドキュメンタリー映画を見た

8月12日に、日向坂46のドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」を観に行った。

元々この映画は3月27日に公開予定で僕もその1週間以内に観にいくつもりだったが、ご存知の通り新型コロナウィルスで公開延期になっていた。その後、8月7日に公開が決まっていたが、一旦は収まっていた感染者数が増えたことで公開してから観に行けるか心配していた。結局、無事に観れるようだったので、最初の空き日の8/12に行けてホッとしている。

 

「3年目のデビュー」の意味は、元々欅坂46のデビューから遅れて合流したメンバーの為に結成したアンダーグループの「けやき坂(ひらがなけやき)46」から始まり、3年間の経験を積んで、「日向坂46」として独立してシングルデビュー、という事である。まぁ端的に説明すればそんな感じで、日向坂46の詳しい情報はwikipediaや公式サイトなどを見てもらいたい。

 

で、ネタバレ避けというか、意図しない限りは僕の感想はネタバレになる程明確には触れないというか、テンション高く絶賛するスタイルではないというか、ドキュメンタリー物は既存の事実の裏側なので実際に見てもらう方が早いというか、そんな感じなので、以下は多少の部分には触れつつ自分なりの感想を書いていきたい。

 

全体的にはCS放送TBSチャンネル1で放送された「セルフ Documentary of 日向坂46」の拡大版のような感じで、そこで使われたメンバーのインタビューやそれに合わせてピックアップされた場面がよく出てくる。あとは前半部分(けやき坂46の部分)は予告編としてTBS,TVerで見ることが出来た1時間弱の映像をなぞっており、そこに撮り下ろしの各メンバーのインタビューなどを入れてもう少し詳しくした感じである。

 

セルフドキュメンタリーや予告編を見てきた僕にとっての映画で見たかったのは、それらでは取り上げなかった部分、あと映画で見るライブ映像などがメインであった。

 

事前番組や予告編であまり触れず映画ならではのディープな場面と言えば、メンバーが卒業や休業を報告し,そして最後の別れをして去っていく場面。この辺はある意味一番見たい所(気になるから)でもあり、見たくない所(その瞬間が辛いから)でもあったが、ドキュメンタリー全体がシリアスで通しで見るとすんなりその場面に入ってくる。メンバー間で溝が出来る別れではないし、メンバーの見所紹介でもややネタにしつつピックアップしていたくらいには乗り越えているし、現在でも若干の交流はある(メンバーブログ等から)そうだし、ぜひ映画で見ておきたい場面ではある。他にもブログや書籍などで印象に残った幾らかのエピソード(新曲の振り付けを見て涙した部分やセンターが一時離脱した部分とか)を映像で見せてくれる。

 

多くの事前番組とストーリー本で周知された流れに沿って映像が流れていくが、テレビやネット映像ではさらっと見がちだった映像も映画では真正面に見つめることになるので、何回も見た映像でもグッと感じるものがある。僕が見た時の映画館は制限有だがほぼ満員で若い年代メインだが幅広い年齢層で、僕の隣(空席挟む)の若い女性は泣きそうだったのかずっとすすっていた。

 

ライブ映像は基本的にはピックアップ的な抜き出し方で、ライブ感覚で映画を見ようとすると期待しすぎになる。まぁ先日の無観客ライブが高揚感溢れる素晴らしい時間だったので、比べるべきではないが、ドキュメンタリー映画の流れだとその高揚感までには到達しない。ただ、一部の曲(「約束の卵」など)はほぼフルで見せてくれ、瞬間的にはそれに匹敵する暖かい気持ちになる事はできたと思う。

 

全体的にはシリアスな空気で意図して笑わせようとするコメディ部分はあまり無いと感じる。ただメンバーは公開前後のShowroomやラジオ番組などで「泣けるけどクスッと笑えたりもする」という感じでのコメントをしており、それは色々乗り越えて強くなった当事者同士ならではの感想だなと、映画を見てそこに感心した。エンディングは事前番組でメンバーが「どの曲でしょうか?」と楽しみに隠していた部分だったので曲名はここでは出さないが、前向きにさせてくれるエンディングらしい爽やかな曲であった。

 

そんな訳で応援したい気持ちになる映画なのだが、それだけに流行病で本来の公開時期に見ることができなかったのは本当に悔やまれる。映画の内容は4thシングルを出してデビュー1周年を迎える手前で終わっており、そこから今の公開時期までの空白を埋める事はしていないので、本来の時期の公開後の大きなトピックである活動休止していたメンバーの復帰や新3期生の加入の情報は出てこない。追加編集がなかったのは(当時の)全員揃った爽やかなエンディングのままにしたかった監督の意向で、僕もそのエンディングで良かったと思うが、だからこそ「本来の時期で見たかった」という思いも強くなる。ちなみにパンフレットでは公開延期になったことに関して多少触れていた。

 

そのパンフレットは、他のグッズ同様大人気で、僕も買おうとしたが、残念ながら観に行った日は売り切れであった。その後映画館に在庫情報を電話で確認したりその映画館のtwitterを見たりして、その情報で後日パンフレットを買いに行くことができた。その日は施設のオープン直後に行って、既に数人が並んでいる中で僕も買ったが、その前後の数人はほぼ日向坂46の映画のパンフレット目的だったのでやはり大人気だなと感じた。パンフレットは専門誌のインタビューほどの細かい情報はないが、1人1ページのビジュアルがあったり全メンバー共通の数項目の質問回答があったりするので、映画とは違った見所になるだろう。ただ、無理して転売サイトから定価以上の価格で購入する必要は無いとも言える。

 

ところで、来月には欅坂46ドキュメンタリー映画も控えている。興味があったが故に映画で見る新規映像が少なくなってしまった日向坂46に比べ、個人的に新二期生加入まで興味が薄かった欅坂46の場合は映画で得られる情報が多くなりそうで、それはそれで見てみたい。また欅坂46は流行病で活動が停滞している間に欅坂の名前を手放す運命になってしまい、ドキュメンタリーの結末も変更になった。日向坂より厳しい雰囲気になっているのは容易に想像がつくし、そしてその先を前を向いていけるのか。応援よりは弱い興味本位の気持ちだが、観に行けるようなら(多分今回の映画と同じ所で観れるだろう)鑑賞したいと思う。(それの感想を書くかどうかはわからない)

 

2020/8/30

UDLR

UDLR 2020(1/2)

6月に入った時は「まぁまだ半分まで1ヶ月あるし」と思っていたが、気がついたら6月も終わってしまった。そんな訳で去年の振り返り時に書いた「1年を振り返るなら半年ごとの方が良い」という事で2020年の前半を振り返ってみたいと思う。

 

一般的回想

現時点での大きなトピックと言えば、やはり新型コロナウィルスの世界的な流行で、残念ながら日本も巻き込まれてしまった。現在も感染拡大中の世界各国と比べて、日本は比較的落ち着いてきた(もちろん今後再び大きくなる可能性があり、これを書いているうちにまた増えてきている)が、それでも有名人含む多数の犠牲とオリンピックの延期など大きな損失を受けている。

 

もちろんエンターテイメントの影響も大きく、映画は3月以降ほぼストップしているし、バラエティ番組も総集編やリモート収録などをしばらく余儀なくされた。面白さの縮小を心配したが、リモート形式ならではの面白さもありパワーダウンは抑えられているように感じる。
多くのイベントが中止や延期や縮小などで本来の動きが出来ず、多くの関係者の無念さを見ているが、今後のイベントもそうなってしまうのか。個人的に一番心配しているのが、日向坂46のクリスマスライブの東京ドーム公演。去年の決定時に驚きと喜びで多くのメンバーが感激のリアクションをしたのが印象的で、現在もカウントダウンが進行しているが、その時には予想してなかった事態で無くなってしまうのか。もしその時でもライブが難しい状況であっても、無観客ライブか映像作品化するか、せめて予定通り東京ドームでパフォーマンスさせてあげてほしいなぁと思ったりする。あるいは観客がいなければ東京ドームのライブの意味が無くなるのか。とりあえず今はまだ心配の段階である。

 

4月に緊急事態宣言を出し5月終盤に解除され、現在は感染症対策がされている中でほぼ通常通りの動きをしている。僕が住んでいる兵庫は幸い関東地域と比べて感染者は少なめだが、それにしても通常に戻りすぎじゃないかと一応心配している。僕の場合は、通勤時に学生が戻った事で(バスの先頭の席が使用禁止なのに)満員状態に戻り、十分な距離を空ける事ができない。緊急事態宣言時でなんとか動けていたテレワークや自宅勤務や時差出勤はどうなったのか?通常時の忙しさではそれが出来ないのか?せっかく緊急時に活用できた仕事術が通常時で失われるのはもったいないというか、今後流行病以外の時でも活用できるように衰退させるべきではないというか。

 

 

個人的回想

そんな訳で流行病の問題により大きくスケジュールなどが変わってしまい、音楽公開の機会であった音けっとは今年度の中止が発表され、今年の音楽発表のタイミングが減ってしまった。他にメインとなる発表機会は母校の専門学校の学園祭(10-11月)だが、これも中止や規模縮小により卒業生の僕が参加できない可能性も十分にある。

 

僕のアルバム作品の発表は基本的に音けっとや学園祭で販売するのが最初で、そこからしばらく経ってbandcampでフリー公開、という流れが基本。もし今年販売の機会が無い場合、フリー公開を先行した後にCD化して販売、というのはベストな順番では無いよなぁと思っていて、でも作品販売の機会を待って完成を遅らせるのもダラダラする感じで引き締まらない。

 

現在制作中の16thAlbum「Future」は本来なら6月開催予定だった音けっとに合わせて制作する流れだった。それが中止になったので、とりあえず10月の学園祭に合わせての制作に切り替えている。多少の余裕ができたので、より時間をかけて曲調整や微妙に感じた曲を新規の曲に差し替えるなどが出来ている。まぁそんな感じで9月ごろの完成に向けてのんびり頑張っている状況である。

 

もし10月の学園祭に参加できない場合、「Future」の最初の発表はbandcampではなくyoutubeで動画形式で発表する予定。bandcampならちゃんとした音源になるが、 youtubeは動画ファイルで間接的な音源になりいくらか不自由にできる。一方でbandcampよりもyoutubeの方が気軽さが上であり、色々一長一短な感じである。bandcampで先に有料販売するという選択肢もあったが、いつか無料(投げ銭可)にするのに同じ場所で値段を切り替えるのはダイレクトな不公平には思っていた。

 

とりあえず現在のんびり調整中の「Future」さえ完了できれば新たに色々できると思う。今年はWavesプラグインを有料アップデートし、それで色々新しいプラグインが付いてきたり、割引クーポンで新しいプラグインを買ったり、Waves以外にもセールしていた別の音源を買ったりしている。新しい音源は現在の作品には反映できないが、そこそこ良さを感じているのでそれで次回作の雰囲気がまた変わるかもしれない。

 

リスニング面では、今年は職場での苦手な人の対立が表面化した事で帰路時に多少のストレスを払拭したくなり、それでヘヴィメタルを聴く機会が復活(中学-高校時代に一番よく聴いてた、その後はテクノに移ったがもちろん今もたまに聴いてる)した。幾らかのデスメタルも良かったが、それよりもプログレッシヴ・メタルの方が多く、クイーンズライクの新作やドリームシアターの1作目が印象に残った。特に最近聴き始めたドリームシアターの1作目は、2nd「Images & Words」と大きく違った80年代らしい荒々しさやストレート感を楽しむことができる。逆に言えばこれの3年後にストーリーや透明感が大きく進歩した2作目が出るのはすごい変化だとも思うけど。

 

まぁそんな感じで流行病で大きく予定が狂ってしまった2020年前半だが、2月に表面化したこの問題は現在も収まっていない。懸念事項が多い中で幾らか妥協は避けられないだろうが、それでも多くの夢の実現を願いつつ、不明瞭な2020年後半へ動いていきたいと思う。

 

2020/7/7

UDLR

 

 

 

 

UDLRのtwitter10年を振り返る

2010/6/10に始めて以来、主な自分の発信地となっているtwitter、いよいよ10年という事で色々と振り返ってみたいと思う。

長い年月なので自分語りの要素も多いが、なるべくSNS絡みで絞っていく。

 

参考URL

Twitter(活動拠点地)

Twilog(開始当初から現在までのツイートをほぼ網羅)

 

 

 

 

(1)序章

Twitterを始めたのは専門学校1年生の時だが、それ以前のネット発信は、マイナーなキャラクターの掲示板とか,pya!とか,簡易的なHP(URLは忘却。もう無いかもしれない)とかであった。

 

専門学校に入り自分のMacbookを入手してからようやく自分のネット発信ができ、その後twitterを始めるようになるが、これは興味本位というよりは学校の同級生や先生らとの交流ツールとして仕方なく始めた感が強い。その為周りは2010年の4月や5月から始める中で僕は6月と比較的遅かった。

 

周りと比べて始めるのが遅かったのはその性格だけでなく、始めるための段階が面倒だったのもある。当時メールアドレスは自分の携帯のしかなかったので、会員登録時にアクセスする必要があるURLは携帯のメールを見ながらPCで手入力してアクセスするなど苦労した。しばらくは携帯のアドレスでtwitterの通知を見ていたが、一ヶ月後に携帯のアドレスからGoogleフリーアドレス(gmail)が作成出来ることを知り、以降はそっちに切り替えている。

 

とりあえず、開始1ヶ月目とその翌月の分を見た感想

・目立った絵文字なども使わず、今みたいな淡々な感じなので他人から見ればあまり変わっていないように見えるが、僕から見れば多少の感情と滑りを感じている。この辺はネットで自分を出す試行錯誤の一種で、後から振り返るとやや恥ずかしいのは当然か。

・アイコンは当初から青いビル画像だが、開始直後は画像を設定していなくていわゆる「たまごアイコン」だった。これについては当時説明しており、その画像が入っていたPCが当時故障で使えず、それで画像を用意できなかったから。実際には自分のUSBにも残っていたので、後日それで変更することができた。

・ツイートや日記などでよく使う「とりあえず」だが、当初は「とりあいず」と勘違いしており何回も出てくる。その後間違っていると気づいた事で正しい表記にできたがその後も数回「とりあいず」が出ていた。(参考)

・学校の課題やアルバイトを面倒に感じて追われていた様子が度々出ている。アルバイトは早々に専門学校に行くことに決めた事で空いた時間を有効活用しようと親に言われて始めたもので、高校3年8月-専門学校1年の8月まで1年間スーパーで勤めた。

・当時の主な失敗は、自分のMacbookを学校に忘れたまま帰宅する、アルバイトで自分の荷物が入ったロッカーの鍵を紛失しその日は手ぶらで帰ることになり,翌日スペアキーで開けてもらう羽目になった、など。まぁその辺の失敗は自分の人生の中でも大きい方で、その後は就職活動で財布を持っていかなかった失敗くらいかな。

・学校関係者と繋がる為にtwitterを始めたものだが、当初は同級生などを自分からフォローせずひっそり見ていた。まぁこの期間はtwitter発信の試行錯誤で、後は内容的にも個人的すぎたからこの辺をあまり見られたくなかったのもあっただろう。実際にフォローし始めたのは1ヶ月半くらい後であった。

 

とりあえず(←正しい表記)、初期だからそこそこ詳細なピックアップをしたが、毎回そんな感じでやるのはしんどいので、次からはサラッと触れます。

 

 

 

 

(2)模索期

専門学生1年目の10月の学園祭で、販売物としては初めての作品の販売を経験したが、周りの音楽よりも地味な反響に終わってしまい凹んだ出来事の後に多少の模索をする。その後くらいにDJ TechnorchHardcore Tano*Cなどの作品やDJmixをきっかけにハードコアテクノにも興味を持ち、別名義「Dr.UL」として動き出すようになる(後述)。

 

あとネットの活用も増え、例えばLogicで使うAUプラグイン(VSTプラグインMac版みたいなもの)でフリーで使える音源やエフェクターを色々と探したり、一応テクノ音楽もそこそこ作れるようになったという事でネットで募集している企画に挑戦したりネットの音楽制作者とやりとりするなど、専門学校より広い範囲の繋がりを意識するようになっていった。

 

そんな時期の大きな出来事といえばやはり東日本大震災。実はその2日前にも地震があったようで、地震津波に関するツイートをしていた。
で、地震発生直後からタイムラインがざわついており、その後に津波も発生し中継を見ていた僕もショックを受けた。
この地震ではネットで様々なデマ情報が飛び交った事でも印象的で、実際に僕のタイムラインでも色々なRTを見た。それらを整理して自分なりの同意見を拾う意味でも、デマっぽいというかそれをそのまま真実として見るには危険なツイートは避け、個人的には(もし直接的にはデマでも用心するに越したことはないのを含めて)注意喚起になると思ったのをメインに選んでRTしている。
Twitter上で経験した初めての大きな災害であり、「災害時は災害特番ばかりで普通のテレビも流してほしい」とツイートして当時のフォロワーから怒られるなど、公に向けてのツイートで今まで以上に気を遣う(もしくはツイートしない)きっかけにもなった。

 

 

 

 

(サイド1)別アカウント紹介

メインアカウントは当然UDLRだが、別キャラクターとしてDr.ULを思いついてから複数アカウントの構想ができている。ここでは現時点で僕が他に管理しているアカウントを紹介。

 

Dr.UL

Dr.ULとは、普段テクノやアンビエントドラムンベースを制作するUDLRに対して、ハードコアテクノ全般を制作する為に生まれた名義。主な活動期間は2010-2014年で現在はストップしている。その理由はそもそも90年代-2000-10年ごろまでのやや古くて親しみやすいハードコアテクノに興味を持っていたのであって、以降のゴージャス感とかEDM感とか感じる大衆的で敷居が高い方向性になったのには興味が無くなったのが大きい。後はハードコアテクノ専用の音源やサンプルを用意するのも面倒だったり、そもそも何回も聴いての制作スタイルに個人的に合わなくなったりなど、色々な意味で消極的になっている。総じて「何かせねば」という学生時代ならではの取り組みだった。

 

で、このアカウントは専門学校1年目の2011年2月から開始し、特に現役学生だった2012年4月までは頻繁にツイートしていた。授業の暇つぶしだったり、UDLRとは別アカウントのを利用して会話するという自作自演をやったり、とにかくしょうもないツイートばかりやったりなどしていた。
卒業後はそんな悪ふざけの必要が無くなったこともありツイート数は減ったが、たまにバカ・エロ方面でツイートする為のアカウントとして存続している。例えば表アカウントで言えない風俗経験とか、若干グロ・エロ要素を含んだ要素のピックアップや感想とか。最近では社会的な事(具体的な政治とかではない、それはあまり興味がない)や最近興味を持っているアイドルなどのピンポイントな事を言いたい時にもこのアカウントを使用している。
裏アカウントだからと言って下品なキャラクターに扮する等はせず、キャラクターはそのままで内容で区別しているので、結果的には表アカウントの補完的な意味合いが強い。その為、このアカウント単体では普通の事は言わず、エロとアイドルが混同した不審な印象に見えるかもしれない。その辺だけは改善の余地はありそうだ。

 

ドラムンベースbot

2012年5月開始。主に僕が気に入ったドラムンベースyoutubeリンクやDJミックスやフリーEPの紹介をするbot

 

僕がドラムンベースに興味を持ったのはほぼテクノと同じ時期(高校時代)である。例えばUnderworldの「Second toughest in the infants」の2曲目(banstyle/sappys curry)とか,Ken Ishiiの「Jelly Tones」の4曲目(Ethos 9)など,テクノアルバムの中の独自ビートと幻想的な雰囲気の曲が印象に残っていたし、ニコニコ動画にあったドラムンベースの曲を合わせたmix動画も好きだった。そんな感じで、テクノの中にドラムンベースのエッセンスが入っていた前述の2枚と、ドラムンベースだが初期テクノの幻想感が含まれる「4Hero / Parallel Universe」が個人的な電子音楽の「3種の神器」であった。

 

そこからドラムンベースの表現は音楽制作のきっかけの一つになり、実際に幾らか試みているが、専門学校後期まで上記以外のドラムンベースをあまり見つけられずうまく発展できなかった。その後ブックオフ90年代中盤のドラムンベースのコンピCDを見つけたり、打ち込みで作ったような簡易的ドラムンベースと言えるPariahなどの音楽などを知って、ドラムンベースの知識を深める事ができた。2011年以降7分以上のドラムンベース曲を作ったりEP「Dreamy Blast EP」シリーズを制作したのはその辺の影響が大きい。

 

で、PariahやFuture EngineersやJ-lazeなど、特徴的なサウンドを感じるアーティストやその周辺を好きになったり、そのアーティストが参加しているレーベルやコンピレーションを探して買って聴いたりなど色々広げるうちにyoutubeで色々お気に入りの曲動画が集まった。当時テクノとかエレクトロニカとか曲紹介するbotがあったが、ドラムンベースは無かったこともあり、早い者勝ちというか「なぜドラムンベースbotは無いのか」と考え、定期的に色々紹介できるだけの量も集まったということで始めたのがこのbotである。

 

主な特徴は以下の通り、現在もたまに編集している。

・3時間に1回ツイート

・視聴版みたいなフル尺では無い曲動画は使わない

・リンク切れになっているのを確認次第、その曲ツイートをリストから削除し、もし別URLにその曲が存在していた場合は差し替える

 

bot開始から8年以上経ち、当時あった音楽botの多くはツイートを停止になったり、編集してないからリンク切れのツイートも多々見かけるようになっているが、それでは紹介し続ける音楽botとしてはダメだと思う。その辺を反面教師にして、常にTL上でドラムンベースを紹介し続けるのを最大の存在意義としてこれからも管理し続けていきたい。

 

S2A_dashed

アカウント開始は2014年12月からだが、現在のスタイルになったのは2018年8月から。元々このアカウントはtwilogでも残っている通りポイントサイトのゲームで結果ツイートしてそのポイントを追加ゲットする、という為のアカウントであった。2017年中盤にその必要が無くなりしばらく放置だったが、翌年にしょうもないツイートをする為にこのアカウントの以前のツイートを削除しフォローされていたアカウントをブロックしてまっさらな状態で始めることにした。

 

内容は一言ツイートで、「?」と感じるような組み合わせ、実在しそうでしなさそうな名前など、掴みどころが無い、他のところでは見ないオリジナリティを狙っている。何かのパロディになりそうな具体性や誰かの中傷になりそうな攻撃性は避け、純粋な「?」を追求し続けているつもりである。

 

ポイントとしては上記以外にも、頭の中で浮かんだものを脳内で読んでみて、それが奇妙な味に感じるかどうか。それと、思いついて良いと感じた段階でできるだけ早くツイートにする事。
そんな訳でPCの前で浮かんだものにしか形にならないので、実際のツイート数の何倍も「会心作」ができていた。しかし、思いついてしばらくそれの味を楽しんでも結局忘れるし、無理して覚えてPCの前まで保存しても、面白さの鮮度が落ちておりツイートする気にならない。PCの前でのしょうもなさの瞬発力が試されている。


実際にツイートされ形になったものの中で特に印象に残ったのは、時折思い出してその語感を楽しむ事ができる。謎のかっこよさを残す「公算ブラッシュワーク」とか、謎の脱力感「figよしろう」、楽しめるかどうかわからない「皮肉バイキング」、陽気な「洋子ハロマンシャル」、躓きそうな「たつづ次郎」、何か頑張れそうな「ダストマンファイティングスピリッツ」、曲者感がある「ヤムロ・デバイド」、皮肉が効いた「ハイハイも出来るイエスマン」、怒っているのにポップ感がある「憤慨エポック」、無理矢理かっこいい「新和製最終伝説」、ヤケクソ感が強い「青春ジャクソニア」、噛む組み合わせでは意味不明度が強い「噛む人事異動」、などがお気に入り。

 

 

 

 

(3)全盛期

専門学校中盤から卒業後しばらくまで、一日あたりのツイート数はそれまでの一日平均ツイート数を超える数(例えば26.7/日なら、27ツイート以上)のツイートをしようと努力していた。その辺がツイート頻度の意味では全盛期だろう。
主なツイートの内容は、例えば起床したり風呂に入ったり,幾らかのニュース記事をピックアップして一言呟いたり,診断メーカーの結果をツイートしたりなど。すっかりそんなツイートしなくなった今となってはまさにツイート数を稼ぐための無理矢理感も少しある。

 

一方で音楽制作的には専門学校の2年目でアルバム5枚(UDLRのアルバム2枚、友人との共作1枚、ハードコアテクノのコンピレーション2枚、マスタリングやCD生産などは全て自分で担当)、卒業後もCD化しなかったアルバム(Square)やドラムンベースEPを挟みつつ、その年の学園祭にもアルバム(Objects)を制作するなど、この時期は多作であった。外部参加でも2012-2013年が一番多く、その辺でも全盛期感が出ている。

 

その後のプライベートな説明としては専門学校を卒業して、その時は就職できていなかったのでのんびりしながら学校で求人を探し、2ヶ月後に就職が決まり、でも派遣社員だったので年末で任期満了で退職、以降はweb制作を学ぼうとPC学校に1年間勉強、という流れであった。
PC学校の1年間は、web制作だけでなく社会的な取り組みに関する実践授業や卒業発表などもあり、大学の4年目と考えれば悪く無い取り組みだったが、派遣社員で得た給料の多くをその学費に使った事もあり、web制作を学ぶだけならもっと良い選択肢はあったはず、というのが個人的な結論。結局、自分のHPを作れるようになった事が最大の成果に留まった。

 

 

 

 

(4)衰退期

2013年に1日あたりの平均ツイート以上のツイート数をしなくなり、PC学校に入学して以降は徐々にツイート数が減っていった。それに伴い、「起床」「さて寝る」「さて仕事へ」などの単純な行動ツイートの割合が増えていく。ツイート数が減ったのは前述のPC学校内での取り組みで「1ヶ月ごとの報告をする」事があったので自分のテキストファイルで日記をつけるようになり、そっちで振り返ったり表現する事が増えたのもある(一方で日記で記したテキストをtwitterでそのままツイートする場面もあった)。 そんな訳で、この時期(2013-2017年)は長いはずだが、twitter的に特筆すべき要素がなく振り返りにくい。

 

プライベートな説明としては、2014年4月にPC学校を終えたがそれで仕事には繋がらず、結局普通の求人で物流の仕事に就くところから始まる。物流の仕事は充実しそこそこ痩せるほど動けた。

2014年は音楽制作では初めてアルバムを作らない年となったが、これは家(当時マンション)でスピーカーなどで大きな音が出せない事から「ちゃんと音楽を確認できるのか」というフラストレーションが発生し、それと仕事の充実が重なったのが主な理由。制作はしていたが完成には至らず、一部は次作以降に流用している。

2015年に当時一人暮らしをしていた祖母の介護を家族で行う必要が出てきたという事で長年住んでいた所を離れて祖母の家に引っ越し。それと同時にモニタースピーカーを導入する事が出来て前述の問題を解決できた。

2016年後半に、以前派遣社員の時にお世話になった社長から誘われ、急遽それまでの仕事から工場内の物流の正社員に転職した。それでしばらく頑張ったが、出勤の時間が早い事と,家と勤務地が遠い事に納得しきれず、「一時的な金稼ぎとしてはアリだが一生の仕事としては違う」と思い退職を決意、2017年5月に社長に年末の退職希望を伝えそこまで頑張った。

こんな感じで中盤までは仕事など充実した気持ちはあったが、頻度が落ち始めたtwitterの勢いが全盛期を取り戻す事はなく、「大体3年で飽きる」という個人的な法則の通りマンネリ感が目立った時期となった。

 

 

 

 

(サイド2)別SNS紹介

twitterだけでなくいくらか別のSNSも使っている。一時期「TwitterFacebookだけで十分」と思っていたが、現在は一応他のも活用している。流石にTikTokはしないけど。

 

facebook

2011年3月に登録。これも専門学校時代に必要を迫られた事によるもので、要はtwitterと違って実在の人物同士の繋がりを表現するためのものかなぁと思っている。

 

一時期は専門学校内での近況報告とかUDLRとは違ったやや俯瞰的な見方で解説するなど微妙なポジションの違いを活用していた。しかし本名でやっているので、当然小中学生の同級生などがこっちを知ると繋がるようになり、専門学校以前と以降で空気感が違うと思っている僕にとっては使いにくくなっていく。加えて、単純にSNSの発信頻度自体も減り、facebookならではの言いたい事もほぼ無くなった。

 

現在では今繋がっている人の発信をたまにいいねしたり仕事や学校関連で本名で改めて繋がりたい時にフォローするなど限定的な活用に留まっている。今後facebookでこっちから発信するのは「結婚しました」とか「音楽の仕事しました」とかぐらいか。今のところはどちらもその可能性は低い。

 

・LINE

2015年8月登録。当時携帯はフィーチャー・フォンだったので先月購入したばかりのipadを使って無理矢理使用していた。2016年10月に携帯をiPhone7にしたので以降はそっちに切り替え、使用頻度がやや増えている。

 

使用動機は不純である。もともとはDr.ULのツイートの通り、ポイントサイトからアプリをインストールしてポイントをゲットしたいという事で、そこにあった出会い系のアプリをインストール、そこでのやり取りを発展させたいと思ったので急ぎ気味でLINEを導入した。もちろん、途中で個人ではなく業者っぽい事に気づいたことでこのやり取りは意味が無くなり、しばらくLINEもそこで止まっている。

 

現在の主な使い道は飲食店などをフォローしてクーポンを活用したり、知り合いに手っ取り早く繋がるためにLINE交換したり、出会い系漫画喫茶で知り合った女性にLINE交換したりなどで、下品な目的も強いが一応毎日チェックする程度には活用している。

 

instagram

2018年2月登録。後述の純粋期の頃に色々散歩して写真を撮り、Adobe CCも導入(現在はフォトプランのみ利用)したという事で、自分なりの世界を構築しようと始めたグラフィック・アカウント。

 

一部を除いて基本的にモノクロ写真で、僕はモノクロならではの閉鎖感を気に入っている。これらの一部を流用してmonoLRUDLRの作品のジャケット画像に使ったりもした。一時期そこそこ集めて現在は新しいのを出していないが、個人的にはこの状態で満足しており、でも新しく写真を撮ってモノクロ化して出すのもアリ、という感じである。

 

最近の他の利用法としては、アイドルを卒業して一般人になってた人がインスタを始めたという事でその近況を見たい為にinstagramにアクセスする事が増えた。卒業時は心配したが元気そうで何よりだ。

 

 

 

 

(5)純粋期

2017年末に自分の希望で退職したが雇用手当は適用できるという事でしばらくのんびりを再開し貰えるものを受け取りつつ、その後は2014-2016年の物流現場に復帰し現在に至る。

 

この頃(2018年以降)から「1日1以上は何かツイートしないと心配される」と思っていたのが無くなり「起床」とか「さて仕事へ」とかの行動ツイートもしなくなった事でツイートが無い日も増えていく。twitterの発信頻度は過去最低だが、「起床」「さて寝る」しかツイートしかなかった日が多々あった時期よりも意義を感じている。この方が後から振り返る時に意味の無いツイートを見なくて済むし。

 

通常時は発信頻度は少ないが、個人的に気になった事象があればそれについて自分なりに考えた事をツイートしたり、他に同意できる意見をピックアップしたりして、その時はよく表に出る。具体例としては去年のテクノミュージシャンの逮捕とか、数ヶ月前からずっと続いている流行病関連のニュースとか。こういうコメントはtwitter初期と比べると慎重かつ自分なりのコメントが出来ているので成長にはなっていると思う。

 

あとは去年からアイドルグループ、特に日向坂46などの坂道グループが気になっており、公式やファンなどの様々なツイートを頻繁に見ており、それもあってtwitterを閲覧する頻度は数年前の時期よりは増えている。

 

そんな感じで自分のtwitterはまだまだ現役であり、twitterが終わってしまう事はあまり考えたくない状態である。様々なアカウントや会員よりも長いホームグラウンドになっている。

 

 

 

 

(6)総括

という訳で10年は長く、確かにこの間に学生生活を卒業したり仕事が数回変わったり家も変わったりしているが、自分としては経験値が増えた以外の根本的な所はあまり変わってないと思っている。まぁ経験値が増えたからこそ、細かくブレていた所を固める事ができているが。

 

むしろ自分よりも周辺が変わったんじゃないかなぁと思っていて、例えばゲーム会社のサウンド担当になったり,音楽ゲームに進出したり,結婚したり,など、多くがクリエイターや人間として順調なステップを歩んでいるように見える。一方でここ数年でほとんどtwitterで見かけなくなった知り合いやクリエイターなども多々いる。

 

停滞期がありながらも辞める事が無かったのは、twitterでの自分の表現や存在に自分らしさと意義を感じていたからで、周りが変わってもこっちが変わらなかった事には焦りもあったけど安心感もあった。

 

その辺は自分の音楽も同様で、学生から社会人になる間に様々な憧れ(スポーツ実況ができるアナウンサー、monogpのバイクレーサー、舞台上で自分のやり方で笑わせたり,様々な芸能人やアイドルを仕切れるMC力がある芸人、など)ができても、憧れ程度に留まったのは、自分の中の音楽のオリジナリティを軸にマイペースに生きていく方が,何かの実現で他のイメージが出来なくなるより良いという感じで判断していたはず。まぁその時は単に音楽優先という感じなんだろうけど。

 

今回よく出てくる「自分らしさ」を今思いつく範囲で説明するなら、自分で出来る事は人に頼まずなるべく自分で完結する、周りに無理して合わせない、落ち着いた空間が好き、一人で試行錯誤するのが好き、凝りすぎた設定などは好まない、自分で自分と会話するのが好き、自分がされて嫌だと感じた事は自分ではやらない、言葉よりも風景や音で表現してイメージさせるやり方が良い、衝突するくらいなら距離を置く、自分でできる範囲で表現する、悩む事に対して自分なりの答えは必ずあると思っている、その時決定した事は本当に正しいかどうかは分からない、説明するより実践で見せる方が良い、まずは慣れを目指す、心の中を読まれる可能性を考え汚い表現などの使用は避けたい、何回でも説明しても良い、攻撃性を出したくない、集団の中に自分から入るのは好まない、苦手な人を避ける為なら頑張る、一人でなんとか乗り切れる時が一番頑張れる、など。まぁそんな感じ。

 

あとは最近でも問題になったSNSの中傷などについて思うところは色々あるけど、個人的に言いたいのは上の「自分らしさ」の中でだいたい含まれていると思う。残念ながら全員がそんな考えでは無いので個人が持つ感情の可能性は避けれないが、せめて厳罰の実例があれば抑止力にはなるのではないか。
僕が10年前にtwitter始めた時に比べてSNSを始める敷居は低くなっており、良い意味でも悪い意味でも気軽に出来てしまう。もちろん幾らか教育での対策はあるだろうけど、出来るだけ様々な実例で反面教師を知った方が良いと思う。

 

とはいえ、どんな事でもやはり経験の過程で何らかの失敗はするし、失敗を経験する方がルール遵守を意識しやすい。それで僕がアドバイスしたいのは、「ミスをしないよりも、ミスに気づく事が大事」で、その方が色々対応しやすいと思う。一発アウトなミスはもちろんダメだしそれを防ぐ為の教育は必須だが、初心者は丁寧すぎるくらいが丁度いいので、サポートがある内に自分のやり方を見つけてもらいたい。

 

2020/6/11

UDLR

(今後随時修正する可能性あり)

UDLR大賞2019

ほぼブログにノータッチ、それどころかtwitterのツイート頻度も大分減っているが、別にネットから離れているわけではない。面倒がっている状態が続いているのは良くないので、なんとかブログの存在意義を見出してみる。今回は2019年の振り返り。1年の振り返りというよりは下半期の振り返りが強いのは仕方ないか。

 

 

一般的回想

そんな訳で「今年の漢字」が発表された12月中旬から本格的に今年の振り返りをする時期である。一般公募で決められる今年の漢字は「令」になった訳だが、どうしても今年の年号が「令和」に変わったという一点で決まったような印象で的を射た感じではないように思う。

もし僕が「年号が変わった」事も含めて考えるなら、芸能界の不祥事や災害が目立った事も絡めて「変」を推す。そうすれば「突然の出来事で多くの変更を余儀なくされた」という意味を含めることが出来る。

 

一般的な2019年は、確かに流行語大賞になったラグビー日本代表の活躍などもあるが、それ以上に芸能人の不祥事や消費増税や災害や事件など、どちらかと言えばネガティブな出来事の方が印象に残る年だったと思う。

特に個人的にはテクノユニットのメンバーが薬物で逮捕された事はここ数年で最もショックな出来事で、そのニュースから派生して関係者の対応や当事者が関係している作品の扱いなど、当時のどのニュースよりも考えさせられる問題になった。で、普通の芸能人だったら、どう謝るかやどうコメントするかが「期待」されるが、相方はそれを気にせず自分流の態度を貫き、「もしかしたら最悪解散になるのでは」という不安を払拭してくれた。通常であれば逮捕になれば失望の感情を持つが、僕はこの件に関してはむしろ逆で改めて敬意を深める結果になった。逮捕されたという事実は変わりがないが、少なくとも音楽に関しては最終的に通常通りに戻れる様に願っています。

 

ついでに2010年代も終わるという事でその10年間をサラッと回想してみると、特に携帯電話がiPhoneに代表される「スマートフォン」がメインになったのが大きいんじゃないか。他にもダンスミュージックが派手なEDMがメインになったり、ネット動画で個人が表現するYoutuberが出てきたというのが、個人的にパッと思い浮かぶ印象である。

正直に言うと、僕はその雰囲気やセンスはあまり好きではない。僕が小-中学生ごろだった2001-4年辺りまでのSFチックでクールな感じ(例,チャンネルの雰囲気ラジオの雰囲気)が今となってはすごい好きだったと思うのだが、その雰囲気から方向性が変わっていった。それを見て僕は「これじゃないなぁ」と思い続けている。まぁ失われた方向性が禁止されている訳ではないから僕は閉鎖的な雰囲気をこれからも探したり表現したりしていくが。

 

 

個人的回想

(1)制作編

で、僕の話をするなら、まず今年の音楽的成果は、とりあえずUDLRの15thAlbum「Partner」、別名義monoLRの2ndLP「Monaural Techno LP2」がメインの制作物で、あとは外部の音楽企画に数件参加した。外部参加は去年より少し減ったが、基本的には去年と同じくらいの制作になったんじゃないかと思う。音楽的には主にUDLRのアルバムではアンビエント含むテクノ、monoLRの方でシンプルなテクノの追求ができた。

ただ、去年の振り返り時に、「来年はもっといい結果が出るはず」という趣旨のツイートをしており、その判断基準で言うならいい結果が見つかったとは言い難い。それなら来年こそもっといい結果を出したい、と言うのは簡単だが、ここ数年の取り組みを考えると「明らかな成功をしたとして、そこからその水準で制作を続けられるかどうか」「結局成功とは何か」「何はともあれ制作意欲が続ければそれでいい」などを感じる様になっている。無理に目標を設定するよりも、まずは制作意欲の維持に努め、その中で発見できたゴールに向かう程度でいいんじゃないかと思う。

つまり来年、というか現時点での今後の目標は

・制作をする

・作品内での自分らしさの表現をうまくまとめる

程度で十分である。

一応年単位の比較は今後もやめないけど。

 

 

(2)今年の発見(過去編)

今年もいくらかのコンテンツを発見していくらか印象に残っているが、まずは最新モノではなく「今年より前からあるもの」を箇条書きで取り上げる。

 

BANDAI EMOTION ロゴ

youtu.be

ガンダムなどのビデオ作品で見れるらしい冒頭のロゴ。何回か変わっているが主に初代を取り上げる。

僕はガンダムなどをビデオで見る事はないので、このロゴは最近まで知らなかった。15年以上使われたこともあって古さはあるが当時ならではの格好良さがある。僕の曲もたまにオンエアしてくれるRadio Dark Tunnelでよく放送されるSynth Wave作品のジャケットもこういう雰囲気に近いという事も個人的には気に入る理由になる。特に途中からドドドドと黄色いEMOTIONの文字が出るところはついノってしまう。

上記の動画はその初代だけでなく現在に至るまでの数パターンも見ることが出来る。やはり時代に合わせて内容も変わっていったが、現在のバージョンは初代を意識してリメイクされたもので落ち着いている。こういう原点回帰的なのは特にファンではなくともホッとすると思った。

 

 

FM802の過去のインフォメーション

www.youtube.com

家族で買い物などで車で外出している時、つけているラジオは大抵FM802MBSラジオである。なんでなのかは親の選択なので分からないが、とにかく馴染んでいった。FM802を確実に聞いていた中で最も古い記憶は2003年くらいで、その根拠は日曜日にやっていたチャート番組でのDJが浅井博章さんだったという記憶である。

そこから僕がCDやカセットでBGMを用意したりそれ以外の時は親がMBSラジオを選ぶようになったことでFM802を聴く機会は減ったが、wikipediaなどで調べられる時代になってからFM802の特色を理解し、「アイドルやブームに媚びない」姿勢に好意的になっていった。で、去年辺りから積極的に選ぶようになり、最近ではRadikoアプリでBGM代わりにも利用するなどで聴く機会を増やしている。

この動画はまさに小・中学生の時代のラジオの録音物で、まだテクノを知らなかったこともありあまり記憶になかったが、実際聴いてみて「こんな感じだった」と思い出すことができた部分と「良いテクノBGMだ」と興味を持った部分を同時に感じた。社会的なニュース、システム的な交通情報、明るい天気予報、など、もちろん現バージョンも良いのだが、2003年ごろの方が「何回聴いても飽きない、むしろ積極的に聴きたい」感じがある。どの媒体にも言えるが、たまには旧バージョンをそのまま再利用しても良いんじゃないか。

 

・冷凍ブルーベリー

twitterで「セブンイレブンの冷凍ブルーベリーがオススメで美味しい」という感じのツイートを見てから何となく気になった。実際に買って食べると、美味しかったし翌日の目の疲れが薄かったことで美味しさと実用性を感じた。それ以来1週間で数袋食べたくなるほどハマっている。

量と値段の都合(頻繁に食べるなら200円程度にしたい)で試した種類は多くないが、個人的にはセブンイレブン、あるいはイオンの冷凍ブルーベリーあたりがちょうど良いんじゃないかと思う。前者はスタンダードな感じ、後者は量が少し多く粒が大きめで味はややブドウっぽい、という感じ。冷凍ブルーベリーの比較記事でイオンのブルーベリーは低評価だったが、それをイメージして食べると意外とそうでもなく、自分で試してみないとわからない一例が増えた。

他にファミリーマートとローソンの冷凍ブルーベリーも試してみたが、前者は「冷凍カニを一回解凍して旨味が逃げた」ように味が薄く、後者はローソンが多い割にはブルーベリーが買える店が少なく気軽に買いに行けない、という問題点がある。

そんな感じで今後も気軽に買える範囲でブルーベリーを探したり楽しんでいきたいと思う。

 

・その他

電子音楽臭さをあまり感じないが電子音楽らしい聴きやすさと孤高さを感じるススム・ヨコタの作品、幼少期になんとなく記憶があるけど最近CSで放送されているのを見て改めて面白さを感じた「古畑任三郎」などが印象に残った。

 

(3)今年の発見(今年編)

Howard Jones "Transform"

www.youtube.com

ハワード・ジョーンズは80年代から活動しているシンセポップアーティスト。wikipediaには「1992年の作品以降はアコースティック路線」と書いてあるが、近年はすっかりシンセポップに回帰しており、2005年の「Revolution Of The Heart」の曲が電子音楽主体のパズルゲーム「ルミネス エレクトロニックシンフォニー」に使われたり、2016年の前作「Engage」でもEDM全盛期の中でジャケット通りの淡白でドラマチックなテクノポップを聴くことができた。

僕は洋楽にハマった小中学生の頃からよく聴いていて、特に家で音源があった2ndと4thがお気に入りだった。親しみやすいサウンドもそうなんだけど、アルバムの後半になるにつれて段々暗くなっていく流れは僕の音楽性に反映されている要素の一つと思っている。

「Transform」は「Engage」のサウンドを継承しつつ、色彩と分厚さが増した、まさにジャケット通りのサウンドの変化をしている。BTとコラボした曲がいくらかあって、そうなるとイメージを超えた変化が心配されるが、アルバム通して聴くとあまり違和感はない。

長いキャリアでサウンドシステムが変わってもポップセンスが不変で最新作も安心して聴けるのは僕も尊敬したい所である。ハワード・ジョーンズの場合は、90年代のテクノ全盛期に一旦電子音楽を離れた事も大きいんじゃないかなと個人的に思うけど。

 

ケイマックス番組(日向坂、22/7など)

芸人MCでアイドルが出るバラエティ番組。今年の後半で一番ハマった要素の一つで、この面白さに気づいたことでアイドル世界の見る目が変わった。

そもそものきっかけがジャンプアニメ「鬼滅の刃」のためにBS11を見た時で、たまたま前番組「22/7 計算中」が目に入り、そこで22/7に興味を持った。当時の最新シングルの特典ディスクの一つに番組の総集編と未公開の映像が入っているのを知りわざわざそれを購入したほどである。

その後しばらくして同じ制作会社の番組の坂道グループにも目を向け始め、特に日向坂46が一番面白いと思った。日向坂にしたのは2019年9月当時最も歴史が浅くて覚えやすそうだったのもあるが、グループの誕生経緯が独特で、そして番組「日向坂で会いましょう」がyoutubeまとめサイトで見て面白かったのが大きい。この番組は関東と幾らかの地域での放送で、関西のテレビで見る手段が無いのは本当に勿体無いと思う。わざわざ「youtubeにアップされた動画を見ている」と言っているのは、関西でも放送してほしいという個人的な意思表示である。3rdシングルのPVが神戸で撮影されたのを知って、それならテレビ大阪を差し置いてサンテレビで放送する動きになっても良かったんじゃないかと思ったりした。冠番組が見れない代わりに、他の地上波やCSで日向坂46が出ている番組がある時はなるべくテレビでチェックできるようにしている。

22/7は来年から目標だったアニメの放送があるが、メンバーの体調不良も頻発して遂には卒業に至ってしまったり、アニメ開始に伴って「計算中」が終わるなど、実は不安な感じがある。アニメの放送も長くはなさそう(テレビ放送は12話か?)だし、目標を超えた先の方向性はどうなるか。

日向坂46は年末の紅白や今後の予定、さらには来年末の東京ドームライブまで発表されるなど来年も目が離せないが、こちらも目標としていたことが順調に決まってしまい、今後どんな目標で全力パフォーマンスを続けるか気になるところである。あとは休業や自粛しているメンバーがいるので、来年は無事に現役メンバー全員揃って活躍してほしいと思う。

 

・その他

最近の作品なのに親しみやすさと活発さを両立させたダンステクノで個人的な到達点の指標にもなったCARPAINTERの作品と、やや古めのテイストで勝負したアイドルEspeciaの元メンバーでそのテイストをあまり変えずに近代化させた方向性でソロデビューしたHALLCAの作品あたりが印象に残った新作だった。

 

総合的回想

まぁそんな感じで今年の振り返りを書いてきたが、やはり後半期の方が印象が強い。もし中盤に振り返っていたら前半の方もしっかり書けたと思うので、次回は2回に分けたいところ。

 

上の方を見ればわかると思うが、今年の後半の個人的なメインコンテンツはアイドルで、今まで見向きもしなかった事を面白いと感じていた。そのコンテンツの動画を見る事によって音楽制作に使う時間が減ってしまったが、多分来年落ち着くかなと思う。一応、monoLRの「Livestage」という曲はアイドル世界にハマり始めていた時期に作ったもので、ライブ空間を表現しようと意識している。曲自体にアイドル要素は皆無だが。

 

この文章の前半は12月中盤に書いているが、完成に向かう間に2週間くらい経ってしまい、その間にM-1グランプリが過ぎてしまった。今年のM-1M-1で初めてまともにネタを見るコンビが数組いて、しかも前半で有力コンビが高得点を出していたので、正直後半がすごい不安だった。その中でミルクボーイがそれまでで一番の笑いを作ったのが衝撃的だった。「M-1史上最高得点」が強調されがちだが、これはレベルが高かった前半の空気を超えたのを審査員全員が認めた事の意味合いが強かったんじゃないかなと思う。まぁそれだけ全体のレベルが高かったとも言える。ミルクボーイも衝撃的だったが、最後に出てきたぺこぱも一回ネタを見ただけですごいハマってきている。新しい芸人の出現が期待されるお笑い番組としては大満足の結果になった。

 

話が逸れたが、今年はSNSでの発信頻度も減り、作品は例年通りの制作が出来たが、それ以外の表現力が発揮できなかったかもしれない。「作品を通じて僕を理解してくれる方が増えると嬉しい」と思っている僕としては「そりゃ理解されないよな」と総括せざるを得ない。無理してネタを作ったり文章でファンを増やそうとは思わないが、自分らしい文章を増やして「こんなに考えているとは思わなかった」というマイナスな意外性を減らせるようにはしたい。

 

とりあえず来年も制作を続け、自分なりの面白さを提示できればと思う。現状維持のつもりではあるが、これまでの経験や前後の作品の流れによってその時の「現状」は変わり続けている。透明的なスタンスの中で滲み出る人間らしさ、僕はそれで十分である。

 

2019/12/30

UDLR

(いま坂道テレビを見ながらこの文章を仕上げている)

 

 

monoLR - Monoral Techno CD

 

01 Monochrome

02 Around

03 Blue

04 Invasion

05 Street

06 Cloud

07 Down

08 独立不覊

(2018年作品)

 

概要

6/3(日)の大阪で開催された関西の同人音楽イベント音けっとにて販売されたCD作品。8曲で65分。ジャンルは主にテクノ。

 

普段のUDLRとは違う名義でモノラルテクノを作ろうという構想自体は去年からあって、自由人になった今年から少しずつ試みていた。そんな中で4月に音けっとの存在・開催を知り、それに合わせる形で具体的な制作に動いた。1-2ヶ月の期間があれば何か企画とかできただろうが、他人を巻き込む事はできず結局単独制作にした。

 

曲の制作順は4→1→2→3→6→5→7→8。基本的には制作した順に配置しつつ少し調整した。4曲目が最初の制作になったのは、その時はこの作品を想定したものではなく、たまたまUDLRとして作っていたのを、後になってこのコンセプトに合うと思って合流させたからである。

 

制作当初の曲名は「monoral techno 01」などとシンプルにするつもりだったが、6曲目が出来てそれを聴きながら「Cloudという曲タイトルにしたら面白いんじゃないか」と考えた事から「英単語1つ」という今作の曲名の法則に繋がる(最終曲除く)。それと同時に、「UDLR - Monochrome EP」という感じに考えていたタイトルを変更し、monoLRの名義などの方針も固めていった。

 

UDLR , Dr.ULに続く僕の名義となったmonoLR。「なんとかLR」という感じで命名時は深く考えなかったが、UDLRの関連名義としてイメージしやすい事や「モノラルなのにステレオ(LR)が付いている」という相反的な要素など、シンプルだけど面白い名前にできたと思う。今後もこの名前は大切にしたい。

 

モノラルという音楽的な制限のテクノは、派手さはなく地味だが奥深い方向性ができるんじゃないか、と今回の僕は考えている。その辺はジャケットなどのデザインにも反映したが、とりあえず後述にして曲紹介する。

 

曲紹介

 01 Monochrome

今作の想定をし始めてから一番最初に作った曲。当初想定し最終的なジャケットの雰囲気に近いイメージが早めにこの曲で表現できたのは良かったと思う。タイトルもそのイメージ通り。制作が進むにつれて後半の曲制作や調整はスムーズになったと思うが、その分初期のこの曲と次の曲などの調整に苦労し、ミックスとマスタリングそれぞれの決定はこの曲が最後になった。

 

02 Around

制作順はMonochrome→Aroundとなっているが、実際には間にボツになった曲を挟んでいる。多分それらの中間の内容だったはず。それもあってか、Monochromeが地味めだったからか、この曲の制作はその反動で少し手数を増やし活発的な感じを意識したかもしれない。その分調整に苦労したが。タイトルはうまく表現できないが街中を歩いている感じから。

 

03 Blue

宵闇レコーズの企画​ァシッドハゥス vol.01で参加した曲。企画名に合わせてアシッドなテクノを意識している。10分になっているのはフィルター操作をじっくりしすぎたためで、個人的にはその終盤のじっくり感が好き。1曲目と2曲目と違った方向性にする事でその後の制作がやりやすくなったと思う。タイトルはメロディの色、あと中間で救急車の音色っぽい聞こえが出てくることから「青ざめた」感じも含んでいる。

 

04 Invasion

唯一のドラムンベース。ジャンルは違うが、UDLR作品の中では準レギュラー的ジャンルで、アルバム的にも変化球的な位置付けである。
前述の通り、この曲は今作を作る前から存在しており、後からこの曲の雰囲気と今作のコンセプトが合っていたので合流させた。そのため当初はステレオ音源も含んでいたが、いずれもモノラル音源に変えることができた。タイトルは「日常の場面から不穏な物体が現れる」感じをイメージし、それを含んだ「侵略」という単語から。

 

05 Street

制作後半の曲で、この頃になると制作もスムーズになり、シンプルに仕上げることができるようになってきた。調整回数が少なめで完成までできたのでその点で僕も気に入っている曲。タイトルはアルバムの中では一番街中を歩いている感じがあってCloud同様「こういうタイトルだったら面白い」と思った事から。

 

06 Cloud

前述の通りアルバムの方向性を固めるきっかけの一つの曲。中盤の部分から、不穏,モクモクな感じ,ビルの屋上からみた交差点を早回した感じ、などをイメージし、「Cloudというタイトルだったら面白い」と思って、曲にタイトルをつけたくなった。調整は前半曲同様苦労した。

 

07 Down

制作終盤のこの頃からさらに趣向が変わり、気分的にもアルバム構成的にも4つ打ちを避ける流れを作りたくなった。まずメロディを作ってから、手で叩いて打ち込んだキックを調整するという手法で、マウスで試すのとは違うノリが出来たのではないかと思う。タイトルは「午後の都会の日常の街の中で疲れを感じる」という複雑な意図を込めようとしたが、全部は表現できず、少し含む感じで落ち着いた。

 

08 独立不覊

どくりつふきと読みます。知らないとわからない四字熟語なので、なるべく読める配慮はしたかったが、デザイン的に結局カットしたので、せめてここで説明しておく。意味はこの辺を参照だが、要するに「誰の力も借りず一人で実行する」意思を改めて表明する形を示している。
で、曲の方はBPM132を半分の表記にしてもいいような、緩いけど重さがあるビートで、暗い雰囲気を歩く感じ。この辺のストイック感が武士っぽく感じたので、これまでの曲タイトルの法則ではない四字熟語のタイトルにしようと思った。その四字熟語を何にしようか色々調べ悩んだ結果が、独立不羈。
もし今後monoLRのアルバムを作るのであれば、「最後の曲のタイトルは四字熟語」という法則になるだろう。

 

デザイン

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1枚目→ 表ジャケット

2枚目→ 裏ジャケット

3枚目→ ディスク盤面

 

早い段階でモノクロのイメージを想定していたこともあり、大まかな雰囲気はすぐにできたが、そこから最終形に持って行くのは多少の試行錯誤はあった。

モノラルということをジャケットでも表現したいので、左右の広がりをイメージするようなデザインは避けたかった。それで真ん中に文字情報とイメージを集める形だが、それをそのまま表現すると、ジャケットとしての面白みを感じなくなる。その辺のバランスが難しく、一度は形にしたデザインをやり直した部分もある。

 

以下は修正前の表ジャケット。

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この修正前と完成形の比較を中心に説明していくと、

修正前は事前に想定していた「真ん中にイメージと文字情報を並べた」イメージを自分なりに再現したものだが、一方で真ん中の存在感がやや強く、両端の空白が目立ってしまうとも言えた。また、上の写真と下の写真の微妙な質感の違いを統一できず、結局イメージを一枚に減らしてもっとシンプルにした。

 

この一枚イメージはデザインし始めて最初の方に配置したものだが、この一枚で「都会」「散歩」「孤独」「無機質」といった今回のアルバムの要素を一通り表現できていると後から感じ、今回のイメージに適していると思った。ちなみにこれらのイメージはinstagramで公開している物を流用して調整したものである。

 

「monoLR」のロゴは文字も含めて縦書きにしようとしたが、それをやろうとしたら文字まで縦に傾いてしまった。ただこのフォント(Bullheaded)で、「ヨロコロ」と読めるのが面白かったし、このフォントでmonoLRと見える、ということでこのまま採用した。修正後はもう少しわかりやすいように、monoの所を薄めて区別している。

 

裏ジャケットはUDLRの裏ジャケットと同じような曲リストとクレジットの表記で、一方でUDLRとは違う雰囲気の汎用性を意識した。例えば、UDLRなら背景にイメージを大きく見せたりするが、今回は表で使わなかったイメージを小さく再利用する程度に留めたり、簡素的ながら曲の長さも付記するなど。「独立不羈」にルビを入れることも考えたが、それを入れると「親切になりすぎてしまう」「漢字だけの記号性が損なわれる」と判断し、無機質感を優先する結果になった。

 

ディスク盤面のデザイン形態はこれまでのUDLRのCD同様、上半分にイメージ,下半分に曲表記とArial Blackフォントでアーティスト名と作品名、という構成。この辺はUDLR作品と同じレーベルという意味での統一感を意識している。ここでの「独立不羈」は「dokuritsu-fuki」という感じで読みの答えの表記にしようかと思ったが、それだけ長い名前になってしまってバランス的にややこしくなること,明朝体での表記が周りと意外と馴染んだことで、結局見送っている。

 

総評

UDLRの当時の最新作「Resistance」と似たイメージになってしまったが、それ以上に平坦で閉鎖的にすることで差別化を狙った作品となった。UDLRアルバムよりも音数や展開や曲数を抑え、比較的気楽に作ったことで欠点が目立つ要素をあまり感じないので、その点は良かったと思う。一方で力みも少ないのでシンプルに収まり、隠れた魅力も少なくなっており、自分としても「スッキリまとまっている」以外でこの作品をアピールしにくい面もある。


実際の音けっとではこの作品とResistanceを比較された場面もあり、「ループ感が目立つ」と指摘されこっちの購入を見送られResistanceのみの購入となった事もあった。もちろんその指摘自体が貴重なものである。
ちなみに売り上げ自体はどちらも同じ枚数で落ち着き、購入者の半分以上はtwitter関係や学校関係の知り合いでその辺のやりとりも少し出来てありがたかった。

 

イベントから早くも一ヶ月を過ぎた現在ではUDLRの最新アルバムの制作などがメインとなり、この作品関連の記憶が意外と薄れつつある。そういう意味でこの作品の意義は「別名義での作品制作をやり遂げた」ことそのものになりそうだ。

 

ただ何回か書いている通り、この別名義ならではの閉鎖的な雰囲気やデザインは1枚目のこの時点でも十分表現できたと思うので、今後制作を追加するならその発展・拡張に努めていきたい。

 

(この作品は現時点でネット公開は予定しておらず、一方でCDの売れ残りはまだまだあるので、年に数回あるかどうかのCD販売の機会でしばらく出していくことになるだろう。)

 

 

2019 7/11 追記

既に販売から1年以上どころか、この解説記事から1年以上経過して、現物もほぼ完売、という時期になりましたのでネット公開します。

 

udlrsound.bandcamp.com

 

あとタイトル含めてずっとモノラルを「Monoral」と表記していましたが、実際には「Monaural」だったのは今気づきました。Monoralでもラテン語で「一つの口」という意味にはなるらしいのでそれなら悪くないとも思いましたが、やはりそこは一般の表現だろうということで、次回以降はちゃんと「Monaural」にしますので、今回のミスはご了承を。

 

あとbandcamp公開する時に「Monoral Techno CD」のCDが引っかかったようで、bandcamp公開では仕方なく「Monoral Techno LP」表記にしてます(画像変更が面倒なのと本来の表記は変えたくなかったのでジャケットなどはそのままにしてます。)

 

なので、次回作のタイトルは「Monaural Techno LP2」になります。

 

 

GameCD_music Database#1 「リッジレーサー」

GameCD_music Database   第一回「リッジレーサー

 

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Info

発売日 : 1994/12/3

メーカー : namco

作曲者 : 細江慎治 , 佐宗綾子 , 佐野信義.

 

 

TrackList

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CD再生時は必ず2曲目から行うこと

1曲目はゲームデータであり曲ではないので、再生機材の悪影響やノイズが出る恐れがある。iTunesでのCD取り込み時はこのようなゲームデータは無視してくれる。

 

 

初心者にオススメのゲームCD

初代PlayStationと同時の1994年末に発売されたレースゲーム。元々は前年にアーケードで出たレースゲームの移植で、音楽も1993年頃の制作と思われる。後のシリーズでもお馴染みになっていく、独特なテクノミュージックの第一弾となる。

 

「テクノミュージックが使われているゲーム」と書くと未来的な世界観とか淡々と進んでいくような展開とかを想像する方もいるかもしれないが、このリッジレーサー(PS時代)にはあまり当てはまらない。90年代前半のサウンドという事で、テクノというよりはむしろレイブやジュリアナといった単語で説明する方が近いかもしれない。そんな荒々しく活発的な曲調がメインとなっている。

 

サンプリングという手法を知らないと「これは誰が声を出しているのか」とか「どうやったらこんな変な声になるのか」と思うような声が多用されているのも特徴の一つ。レイブなどの電子音楽的には普通だろうが、ゲーム音楽的には90年代前半当時は珍しいものだったのではないのだろうか。

 

そういった要素が特に突出していると思う曲を個人的に挙げるならば、やはり「Rotterdam Nation」と「Speedster」だろうか。特に前者は全体の中でも「ロッテルダムテクノ」と呼ばれた独自的な存在であり、製作側も不安視していたであろうエピソードもwikiなどで見ることができる。

もちろんそれら以外でも、不気味な声ネタで始まるのが印象的で丁寧な勢いがある「Feeling Over」や、後のリッジシリーズで何度もアレンジされ続ける「Rare Hero」、テクノとは違う手法だがノリは共通の正統派ゲームミュージックRidge Racer」などもこのゲームの代表曲だろう。

 

僕がこのゲームを知ったきっかけは、テクノという音楽を知って色々なジャンルを見ていた時にロッテルダムテクノを知り、そのwikiの中で「リッジレーサーシリーズに使われたことがある」という記述を見たことである。ロッテルダムテクノを知ったのと同時に、「こんな音がゲームに使えるのか?」という感じの疑問を当時持ったと思う。そこからyoutubeニコニコ動画でゲームとサウンドを知って、レンタルCDでリッジレーサーズのサントラを借りたりPSソフトを買ったりなどでリッジレーサーに触れていった。

 

このソフトは後述の通り入手難度も低く、様々な意味の初心者にオススメであると言える。

  • 「PSなどのCDゲームソフトでCD的に音楽が再生できるのもある」と知って初めて買う方
  • リッジレーサーという独自的なサウンドに初めて知る方
  • 分かりやすいレイブ・90年代の電子サウンドに触れたい方
  • 全体の長さは40分程度で長くなく、初期ならではのコンパクト感で気軽に楽しめる。レース曲は6曲だがそれぞれ特徴的な要素・フレーズを持ち印象に残りやすく、ボリューム的には心地よい。

 

 

電子音楽度 : 中-強

全体的にはレイブ的サウンドが中心だが、最初の「Ridge Racer」やOP時の9曲目などフュージョン的なジャンルの曲もある。EDの13曲目はフュージョンとテクノ要素が混ざった曲になっている。

リズムは基本的に打ち込みで、レース曲ではサンプリングを混ぜて勢いを加えていると推測される。Sampling Mastersの曲の様にサンプルの勢いをうまく混ぜたものもあれば、「Rare Hero」の様に、よく聞くと実は荒々しい使い方などを聞くことができる。

前述したように声ネタも多用されており、hooverとして知られるレイブ音色、初期のThe Prodigyなどを思わせる(というかProdigyの曲と同じサンプルが使われた部分もいくらかある)曲調など、当時のレイブサウンドに近いもののようだ。

 

このように手法はテクノ的だが、繰り返し音楽と言うよりは意外と展開は多く、メロディや声ネタが主役な印象で、ロッテルダム以外はリズムに主役感はあまり感じない。だから僕は初代は「電子音楽」というよりは「電子音楽ゲームミュージック」という表現の方が近いだろうと考える。

 

PS最初のゲームということでテレビ音響を意識しているのか、全体的に低音を意図的に削って中高域が少し前に出ている感じのミックスに聴こえる。(「Rotterdam Nation」のキックや「Speedster」のベースなど低音が削られても低音の存在感が残っているのあるが。) この辺からも「電子音楽ゲームミュージック」を感じさせる。
ちなみに次回作「RIDGE RACER REVOLUTION」以降は仕上がりの表現力が上がったのか、テレビの音響でも問題ないと思ったのか、電子音楽らしいマスタリングが強化され、低音の迫力も上がっている。

 

 

CD構成

前半の6曲はいずれもレース時に使われるBGMで、サウンド的には本編とも言える。後に音楽CDとして出たサウンドトラックにも、これらの曲が主役の構成となっている。

それ以降はレース外で使われる、所謂「システムBGM」にあたる曲で、残念ながらサウンドトラックには多くが未収録。

 

レースの曲の長さは5分前後だが、基本的には2-3ループ的な構成で、「Rare Hero」と「Speedster」以外はフェードアウトで終了。ループなので、5分の曲として聴くと途中長いと思う時もあり、気になるのであれば途中でフェードアウトする編集をしてもいいかもしれない。

 

この記事を書くに当たって、自力で曲の構成を調べたメモを以下に。目安なので参考程度に。

DAW(シーケンサー)の都合か1ループの長さ(小節数)に制限があるようで、特にBPMが早い「Rotterdam Nation」はループ時間は比較的短く、5分前後のレース曲の長さの中でループ感がやや目立つ。

 

システムBGMはレース曲ほど単体で聴かれる頻度は少ないかもしれないが、個別で楽しんでみるとレース曲とは違った面白さを感じることができる。例えばOPでお馴染みの9曲目や似た内容の10曲目はSound Effect的な役割であり、OPなどプレイヤー側の操作が少ない「演出や音楽が主役なパート」と、プレイヤーが操作をする「ゲームプレイが主役なパート」では音楽の聴かせ方が違うことがわかる。なんとなく映像的なミックスの仕上がりで、アタック感も明瞭でドラムなども活発的で、その質感に多くの人が印象を残し、ゲームプレイにアクセントをつけるような仕上がりになっている。この辺のミックスの違いを考えるのもまた興味深い。

 

11曲目は2分あるが実質的には1分の曲で、後半は延々とループして突然ストップして終わるという、音楽CD的には欠陥と言える部分がある。おそらくゲーム内でフェードアウト処理するからだろうが、この辺も「音楽CDではない」ゲームCDならではか。気になる人はフェードアウト編集する必要があるが、個人的には次の曲が若干間抜けな印象で繋がり方が面白いので、あえてそのままで楽しんでいる。

 

 

入手難度 : 低

ブックオフなどの中古売り場でもほぼ毎回見かけ、いずれも安い値段であり、ネットでも安い値段が多いので、入手に手間はかからないだろう。ただし現在ではPSソフト自体の取り扱いが減っていることもあり、そういう意味では注意が必要で、いずれは入手難度も上がっていくかもしれない。

主なネット購入先

ソフト(amazon)

ソフト(楽天)

サントラ(amazon)

サントラ(楽天)

 

 

関連レビュー・紹介リンク

リッジレーサー - Wikipedia

リッジレーサー - みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki - アットウィキ

リッジレーサー - ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - アットウィキ

http://gaming-gray.seesaa.net/article/421897141.html

http://codevis.nobody.jp/review-ps/ridge_racer.html

http://gmbanzai.blog.fc2.com/blog-entry-75.html

http://web2.nazca.co.jp/tukatan888/tuka-game5.htm

http://nijiiroleina.blog49.fc2.com/blog-entry-2280.html

http://d.hatena.ne.jp/KOMPOS/20160208/1454936419

http://www5f.biglobe.ne.jp/~hankotu/namco.htm

http://isouhanten.sakura.ne.jp/cs/namco.html