UDLR Log

マイペースな電子音楽制作者による長文サイト

個人的DTM手法

個人的メモも兼ねて、音楽制作ソフトウェア「Logic ProX」で使用する頻度が多いエフェクターを記述。今回はlogic付属のものとフリーで入手できる中で使用しているのを紹介。リンク付きが外部のフリーエフェクト。



logic付属のもの
ディレイ→シンセのメロディなどで使うのはもちろん、パッド音のリリースや空間を広げる時、ハイハットの単純な打ち込み以外でノリを出すなどでよく使う。

左右で違う音を出してステレオ感を出したい時はStereoDelayを使うし、単純な山彦効果を狙うならEchoを使う。モノラル音源を使う際、Stereo Delayをあえてモノ出力のままでEchoより面白いモノラルエコーを作る場合もある。

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モジュレーション→個人的に使うことが多いハイハット(TR-808的な音)に周期的に音を変化させてディレイとは違う方面でノリを出す時に使う。

Flangerの方がわかりやすい変化をするが、控えめなシュワシュワな感じを狙うならPhaser。そこにディレイを加えることも多い。

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外部(フリーで入手できるやつ)
音量変化→個人的には曲調整のために何回も全体の音量を変えるし、曲内で部分的なフェードイン/アウトも頻繁に行うので、DAW内での音量のフェーダー操作はやっていられない。なので曲内での音量調整はフェーダープラグインのオートメーションで行っている。

いくらか試した中ではDeeGainが一番使い勝手が良かった。一番下まで下げても音量は無音にはならないが、曲の中での部分的なフェードイン/アウトではむしろ好都合で、わずかな音量から始まり、わずかな音量で途切れるのは、完全な無音で入退場するよりわかりやすい。

DeeGainでは無音まではできないので、静かな曲など無音でフェードイン/アウトをしたい時、もしくはマスター音源でのフェードイン/アウトを行う場合は、別のプラグインFreeG Stereoでやっている。

そんな感じで2種類の使い分けは出来ているが、1つのプラグインだけではできない細かい音量変化をさせたい場合は両方を併用する場合もある。(例 : DeeGainで一番下まで下げた後わずかに残っている音量をFreeG Stereoでフェードアウト)

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ステレオ→音楽制作を始めてしばらくした後は、他の方のクオリティに合わせるために無理してステレオ感を広げることもしていたが、現在はそこまではやらず、他のパートとの兼ね合いでスピーカーで聴こえやすく調整する程度。

FluxのStereoToolをよく使うのは、無料で使えるのも大きいが、使い勝手もいいから。リアルタイムでのステレオ感がわかりやすくデザインも好き。Logic付属のMultiMeterよりも好き。

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フィルター→リズム部分などのリアルタイムでの音色変化にも使う他、個人的にはフェーダーと組み合わせてフィルターで低域を徐々にカットして音量を下げるという、単純な手法とは別の方法でフェードアウトさせたい時にフィルターを使うこともある。XferRecordsのDJMFilterはシンプルながら幅広い音色変化をさせることができるので、個人的には手放したくないフィルタープラグインとなっている。

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