UDLR Log

マイペースな電子音楽制作者による長文サイト

UDLR 2021 (1/2)

2021年も不安が拭えない年になりそうであり、前半の段階でも色々書きたいことがあったので、長い文章になりそうなのを自覚しつつやってみる。 

書く期間が長くなりそうなのでとりあえず大まかな構成から始めてみる

 

(1)一般的回想(オリンピック延期についてなど)

(2)個人的回想

・アイドル編

 ・各番組のネット配信

 ・チケット購入して視聴したアイドルライブ

  ・1月の日向坂46のアルバムの新曲配信ミニライブ

  ・日向坂46デビュー2周年キャンペーン

  ・ノギザカスキッツlive

 ・日向坂46について

・プライベート編

 ・スマートフォン変えたり歩数アプリで稼ぎ始めたり等

 ・最近買ったものとか(スマホ関連グッズとかbluetoothレシーバーとか)

・音楽編

 ・Cannibal Corpse(今年の新作を含む)

 ・UDLRの最近の音楽制作はまぁまぁ

(3)総評

 

 

一般的回想

1年半経っても終わりが見えない感染症問題、終息の行方も気になるが、去年から延期されているオリンピックがどういう結末を迎えるかがずっと気になっている。

 

個人的には、開催国や国際委員会による「なんとしてでも開催したい」様子はいくらか同意するし、数年前から頑張ってきた日本の選手のために舞台を用意させて欲しいし、中止自体は望まない。ただ開催最優先の為に利益は捨てるべきで、会場は無観客、あるいは入れるにしても今のイベントの「5000人制限」よりずっと少ない人数にした方がいい。その辺は地上波や有料動画サービスを活用してそれぞれで収益を出す形にしてもいいと思う。

あと、日本は開催したい気持ちがあっても他の国々の参加意欲には温度差は絶対あるだろうし、開催できても盛り上がったり他の国が本来の実力を発揮できるかどうかはわからない。部分的な気持ちが先行して開催国以外の国が「開催しない方が良かった」と言う結果にならないように頑張って欲しいと思う。

 

まぁ日本にとってもオリンピック絡みで対策を急がないといけない部分もあるだろうし、もしオリンピックがなければじっくり対策できていたことを考えると、不幸なタイミングだったと言うしかない。雁字搦めな中でベストな解決にはできないかもしれないが、とりあえず時間経過で解決する以外で確実な安堵ができる良いニュースが欲しい所である。(←去年から書いているけど、結局そんな良いニュースはまだない)

 

 

個人的回想

(1)アイドル編

前回書いた「坂道グループの冠番組の公式の視聴手段を増やして欲しい」問題について、4月に入って意外な展開を見せた。櫻坂46の番組はGyao!で無料配信、日向坂46の番組はひかりTVdtvチャンネルで独占配信(有料)、5月に入って乃木坂46の番組が公式youtubeチャンネルで無料配信されることになった。

 

乃木坂の番組は唯一関東以外の地域でもリアルタイムで見れる番組で、テンポの良いテロップやデザインが特徴。
櫻坂の番組は唯一関東以外でテレビ放送された実績が無く、どこか出演者に当たりが強いテロップを見せる事があるのが特徴。
日向坂の番組は関東ローカル(配信開始まで一部地域で遅れネットはあった)かつ一番遅い時間ながら反響は一番大きく、出演者関連のネタやその他細かいネタなど多彩な要素を含んだテロップが特徴。

 

櫻坂以降の2番組は本来は関東のみの放送なのにyoutubeの非公式動画で多く再生されているのは多分公式も問題視していたと思うが、かと言って他のテレビ東京系の局での放送は実現せず、最終的にネット配信に至った。

 

本来はテレビで見れない地域でも公式の視聴手段を用意したことについてはもちろん喜ばしい事だが、一方で配信サービスの違いで議論を見ることになった。

まず大きく違うのは視聴手段。

Gyao!は無料で視聴出来るし、androidTVやFire TV Stickなど外部デバイスにも対応しておりテレビで見る手段はやや容易。(参考 : 視聴手段の紹介)

dTVチャンネルはネットの有料動画サービスで、Gyao!と比べると対応しているサービスが少なく、テレビで見るのは難しい。(参考 : 視聴手段の紹介)

YouTubeの利便性は言うまでもない。ただし有料会員にならないと途中で広告動画が入る。

 

視聴難度が一番高いのはdTVチャンネルで、以前からライブ中継や独自番組を放送して繋がりがあったので、その流れで配信の提供に名乗りを上げたと思うが、「視聴要望が最も強かったので有料でもある程度の視聴者数を見込める」という見方もできなくはない。まぁ元々独自番組のために契約していた人(僕はこのパターン)にとってはそのまま継続すればいいので新規の出費はしなくていいとも言えるが。

公式で見たい人はそんな感じで有料手段を利用するのでいいんじゃないかと思う一方、反対意見として「有料だとファンでない一般視聴者の獲得が期待できない」という感じの指摘があった。似たような意見で「TVerで見れるようにしてほしい」もあった。
TVerは確かに便利だし一部アイドル番組も配信しているし悪くない提案ではある。しかし一部の番組を見て分かる通り、BGMが無音化されたり版権的な映像や画像が「見れません」処理されているなど、不完全な内容(TVerに合わせた追加編集)になる可能性もあり、自由なアイドル番組の面白さを損なう不安もある。

現在の不自由さはまぁ仕方ないとして、とりあえず公式やdTVチャンネルは、以前独自番組が始まる時に地上波でCMを流したように、冠番組を見れる事をもう少し頑張って宣伝するべきじゃないか、というのが個人的な提言になる。

 

あとGyao!dTVチャンネルに1つ要望するなら、15-16時に配信開始になっているのをもう少し早くできないか、という事。半日くらいのブランクはちょっと遅く、午前中にはまとめサイトSNSである程度内容が広まることを考えると、午後の公式配信を待っていられない、という感情になる。深夜番組なのでオンエア直後にしなくても良いが、朝の時間(6時くらい)には見たい。

つまりそれが出来れば、深夜に無理してyoutubeを探らずに済み、寝る時間も早くなり、朝の仕事や学校に行く前の時間にリアルタイムに近い状態で見れる、理想的な公式視聴になる。公式はぜひ一考してほしい。

 

とりあえず今年に入って見たライブ映像は以下の通り

日向坂46の1stアルバムの購入特典のミニライブ

1月に行われた、去年9月に発売されたアルバムの購入特典の配信ライブ。視聴にはアルバムについている応募券2枚が必要だが、付属Blu-rayの日向坂デビューライブ2種類を揃える感じで買えばちょうど良い。音源は定額制サービスで聞けるので、実際の購入目的は今回のライブと付属Blu-rayがメインになる。まぁBlu-rayはまだ見れてないが。

で、今回のミニライブは、今まで楽天TVで家のテレビで見ていたが今回は公式が提供していたStagecrowd経由で、自分のPCで見る流れになった。内容はアルバムからの新曲のみの1時間くらいのシンプルな内容だが、アルバムの曲自体が多彩なので色々楽しめた。ストーリー無しの純粋で色々な構成の曲のライブを見れたという意味で、個人的には意外と去年の配信ライブよりも満足できた部分もあった。

 

日向坂46デビュー2周年キャンペーン Special 2days

3/27と28に行われた配信ライブ。日向坂46の2周年記念という体裁だが、その前身「けやき坂46」からの曲も多く披露された。直前まで休業していたメンバーの復帰があった一方で本番直前に体調不良で欠席するメンバーもいて全員参加は叶わなかったが、本来参加する予定だった曲やソロ部分には映像や音声を入れる事でうまく全員を繋げた。

1日目はユニット曲のみの構成で、dTVチャンネルでのライブ中継で視聴した。ユニット曲の中には通常のライブでは使いにくい構成や雰囲気もあるが、ユニット曲限定にする事でそんな不都合を気にせず披露できる、独自のライブになった。卒業メンバーがいる事で当時のユニットから欠けた曲には、日向坂の間に休業していたメンバーがうまく埋めていた。途中新ユニットによる新曲もあったが、このライブの後に発表されたシングルには使われず、今後の再披露や収録に期待したい所だ。

2日目は通常な感じのライブだが、当時仕事が忙しかった個人的事情や新曲披露が無さそうな薄めの期待感で「見なくてもいいか」と思っていた。だが前日のライブを見て気が変わり、ライブ当日にチケット購入した。視聴は残業帰りの移動中や座れる場所でスマートフォンとPCを切り替えながら見て家に向かい、アンコール以降は帰宅して家のテレビで視聴、という変則的な手段となった。それもあってじっくり見れなかった部分もあったが、序盤でメンバーと観客が「再会」した瞬間は直後のメンバーの感激も含めてハイライトに感じた。それにしても最近「ハッピーオーラ」を披露していないのは個人的には寂しいところ。

 

 

ノギザカスキッツLive

Huluで公式視聴していた、乃木坂46の3,4期生と芸人によるコント番組のライブバージョン。コント番組の完結編の感じだと思ったのでそれを見る一方で乃木坂の曲もこのライブで押さえたい気持ちもあった。リアルタイムで見るには若干都合が悪かったので、その数時間後のリピート配信が始まる前にチケット購入した後にリピート配信で視聴した。コント部分は完結編な感じ(=レギュラー放送を見てないと初見では分かりにくい部分)もあって楽しむことができたが、楽曲ライブの箇所は普段思い入れがあまりなかったので意外と印象には残らず、まぁ面白かったけど。

 

 

(2)プライベート : スマートフォン

4月に入って、2016年10月末から4年半使ってきたiPhone7を12(通常版)にアップデートする流れになった。別に7に不満が強かったわけではなくもう少し続けてもよかった、まぁそれが結果的に4年半の使用になったわけだが。

基本的な利用方法は7時代とあまり変わらず、バスなどで外出時にPCを利用する時のネットワーク(テザリング)で活用したり、音楽聴いたり、TwitterやLineを利用したり、仕事に関連する連絡を1日1-2分で利用したりなど。12になってから新たに歩数アプリを活用する場面も増えている(後述)。

12にアップデートするにあたって期待したのは、7からの仕様改善と7ではできなかった事。前者はバッテリー性能とカメラ機能の向上、後者はワイヤレス充電、になる。いずれも実感できており満足している。

バッテリー性能は、7時代の末期は通勤中に充電しておかないと仕事が始まる頃には60-80%くらいに落ちるほど減りが早く(移動中に音楽聴いたりテザリングを使ったりするため)途中で充電が必要だったのが、12にして改善された。ただし歩数アプリやSNSの閲覧などバッテリーの減りを気にしないほど活用する場面が増えたので、仕事が終わって帰宅する頃には電池表示が赤になるかならないか(20%前後)程度まで消費することが多く、今後のバッテリー性能低下が気になるところである。

カメラ性能は、現時点ではiPhone12で撮った写真はまだPCに移すことはしてないが、iPhone12本体で見る感じでは細かくダイナミックになった印象。街中で風景写真を撮ることも増えており、今後のジャケット制作でも活用できると思う。

ワイヤレス充電は、まだ自分用のワイヤレス充電器は持ってないが、家電屋での体験で便利さを感じており、いつかは購入しようと思っている。ただ有線接続での充電は「ながら作業」をしやすい長所もあり、すぐに手放すべきとも思っていない。一応個人的には後述の通りLightning接続に不安があったので、とりあえずワイヤレス接続の選択肢も用意しておきたいかな、という段階である。

 

現在スマートフォンで一番活用しているのは、 歩数や移動距離を増やしてポイント化し、最終的に換金するアプリ「トリマ」である。もともと以前から別の歩数アプリ「aruku&」を利用していたが、色々なアプリの広告を見る中で気になったのがこれで、スマートフォンを変えて2-3週間後というタイミングで導入した。

aruku&の方はリアルなアクションゲームな感じで頑張ってはいたが、貰える景品はTポイントとか菓子などが1-2ヶ月に一個くらいで満足度は薄かった。一方でトリマはポイントが貯まりやすく、仕事をしながら歩数を増やす感じで頑張ると、1ヶ月で3000円くらい銀行振り込みできるほど、副収入として成立するようになった。必然的にaruku&の主役度は減ったが、トリマ利用で1日の歩数が増えたのでこっちの成果も良くなり、良い相乗効果にはなっている。

 

トリマを利用して2ヶ月経過したが、とりあえず個人的なアドバイスを書いておく。

・最初はとにかく1日の歩数の上限を増やすことを優先した方がいい。登録時のボーナスポイント(後述)やミッション(アプリダウンロードなど)を利用して初期投資として早めに上限まで目指したい。

・タンク(徒歩に限らず移動距離で貯まる)は満タンになる度に抽選に使用できるなら問題ないが、そうでない時で例えば通勤ならその範囲で一杯にならない程度に上限を増やす感じがいい。5-6本になればまぁ大丈夫だろう。

・そんな感じで個人的にはタンクと歩数はどちらかと言うと歩数優先だが、もちろん仕事や生活によってどっちを優先した方がいいか変わってくる。運転が多い人はタンク、作業で頻繁に移動する人は歩数の上限を増やす感じでいいと思う。

・歩数とタンクそれぞれに倍速機能があり、前者は1日1回広告を見るので済むが、後者は3時間の有効時間であり、その度に広告を見るのは面倒だし状況によっては時間切れの中で距離を少し無駄にしながら広告を見る事もある。個人的には少しポイントを使うが、1ヶ月ずっと倍速状態になる有料オプションを利用すると3時間を気にせず楽になる。2000ポイント(20円分)だが1日でそれ以上のポイントを増やせるので問題ない。

 

もしトリマを始めてみたい人がいれば、色々な人が紹介ついでに付記している「招待コード」を登録時に一緒に入力することがお勧めで、そうすれば登録完了時に5000ポイントのボーナスがつく。まぁ招待コードの持ち主にも5000ポイント付くのでみんな宣伝しているわけだが。
もちろん僕も招待コードのボーナスを期待しているのでたまに宣伝するが今のところはボーナスは入ってきていない。

 

そんな訳で副収入でトリマは心強い一方で、トリマ以上の負担や収入が悪い他の副業にとってはプレッシャーになるだろう。

 

招待コード : vcuFNiRn1

https://www.trip-mile.com/

以上、個人的な宣伝でした。

 

(3)プライベート : 今年の購入編

今年の購入で親から頼まれたものや母や父の日以外でネットで購入したのは、やはり4月にスマートフォンを変えてその周りを充実させるためのアクセサリーがメインになる。

 

まず、スマートフォンの画面につけるガラスフィルムだが、一つ関連話がある。機種変更は母さんと一緒に行ったのだが、携帯ショップで売っていた母さんの機種のガラスフィルムはなぜか6000円くらいと高かった。それでも母さんは持っていたポイントで値引きして購入しようとしたが、僕はネットだともっと安いし種類も選べる事を確信していたのでわざわざストップさせ、ポイントは本体代に使う流れに持っていった。その為、ガラスフィルムは自分のものと母さんのものを同時にネットで購入(このショップから)、価格は自分のは1000円で母さんの方は1300円くらいだった。なんで6000円で売っていたんだろうね。

 

もう一つスマートフォンのアクセサリーで大事なのはケース。7時代は安めのケースを買ったり、100円ショップで売ってた手帳型(カードが数枚入る)を使ったりしていたが、7を4年半使っていて12も同じくらい長く使うと考えると、もう少しだけ拘りたいと思った。

購入直後は暫定的に100円ショップで買ったプラスティックケースを使用したが、細かい傷がつきやすく滑りやすく使い続けるには不安だった。そういったことも踏まえつつ、自分なりの条件を考えた。

・2000円以内に買える値段

・シンプルなカッコよさがある

・落下の衝撃などに耐える

・カメラのレンズを保護する設計になっている

・ワイヤレス充電に対応する

以上を確実に満たす(特に2番目)ケースは意外と少なく悩んだが、最終的に選んだのはSpigenケースだった。今見るとこのケースも購入可能になっているのでそっちにしたい気持ちも出てきたが、まぁとりあえず買った方も落ち着いている感じでうまく馴染んでいるので、しばらく共に頑張りたい。

 

3つ目の購入は独自的なセレクトかもしれないが、製品名で言うとJPRiDEのJPT1

iPhoneで音楽を聴く場合、僕はLightning-イヤホン変換を使って有線接続していた。しかしiPhone12にした時、この本体とLightning接続の相性が悪い事に気づく。本体をポケットから取り出すくらいの揺れで一瞬の着脱が発生し、それで音楽が止まる事が何回もあった。そうでなくともイヤホンと本体が繋ぎっぱなしで絡まって不快感が出る場面も少なくなく、それらの面倒な感じを避けるためには無線接続(Bluetooth)が最適手段のようだった。

しかし充電して無線接続するイヤホンには否定的だった。理由はとにかく充電する必要があるから。他の機器とあわせて何回も充電を入れ替えるのは面倒で、そうなるとたまに充電を忘れてその日は困る可能性もある。他に無線イヤホンは紛失の不安もあるし、そもそも今使っているイヤホンの使用を止める理由がないし、イヤホンは充電しないし買い換えないという現状の方向性で解決したかった。

そこで僕が思いついたのは、スマートフォンからBluetooth通信で音楽を受け取って、それにイヤホンを挿して聴く機器というもの。そうすればイヤホンはそのままでいいし、もしその機器の充電を忘れても従来通りのLightning接続でとりあえず乗り切れるし、充電しながらイヤホンで音楽を聴くなど7時代にできなかった事ができるようになる。

そんな感じの機器を調べた所、ジャンルとしては「Bluetoothレシーバー」になるようだ。難しいジャンルのようで、家電屋で見に行った時、同じ役割なのに機器によって売っている場所(AV機器、イヤホン)がそれぞれ違っていた店もあった。個人的に一番置いて欲しいと思った携帯アクセサリーの所には置いてなくて、店側は「今使っている有線イヤホンがそのまま最新スマホでワイヤレス接続できる」みたいな売り方でいけば買う人はいるだろうし、ワイヤレスイヤホンを仕方なく買おうとした人にも新しい提案ができるのに、ともったいなく思った。

購入するにあたって楽天で調べてみたら、やはりよくわからないメーカー製品が色々出てきた。安いけど壊れやすく使用に不安があるような物は避けたかったし、かと言ってBluetoothイヤホン以上の値段だとそっちを買う方が安い事になり本末転倒となる。つまり、数千円程度で充分な信頼度がある製品を選びたかった。

という事で楽天以外にもネットでの紹介記事を色々見て、今回はこのまとめから知ったJPRiDEの製品にした。3500円程度の値段で シンプルな見た目で必要な機能を押さえている、ちょうどいい製品だと思った。JPRiDEは今回初めて知ったが、日本の企業のようで、会社のHPを見ると、商品探すときに思った事ををうまく言っていて好感を持った。

購入後、実際に届いた現物を試してみると、最初の同期だけは少し時間がかかったが、以降は数秒電源ボタンを押して起動するだけですぐに利用できる。音質は有線と比べてちょっと変わった気もするが普通に音楽を聴くには問題なさそう。他に少しだけ不便な瞬間(楽天チェックの利用とか)もあるが、その辺はBluetooth機器共通の問題だろうから仕方ない。iPhoneに直接挿していないためか、電池の減りが少し抑えられた感じがするし、有線接続の面倒さがだいぶ軽減された。受信モードでしか使わないので、付属の送信用パーツは不要で、受信モードに特化したバージョンがあればもう少しだけ安く販売できそうに思ったが、パーツの汎用性は高いと思うので今後使う可能性もあるかもしれない。

使用(というか充電)にあたってはamazonのレビューが参考になったのでそのやり方(充電ポートから単独で充電)で使っている。知らなかったら多分PCの所から充電ケーブル挿して使っているだろうから、これを意識する事で現在の質を保つ為の適度な制限習慣にはなっている。

結果としていい買い物になったと思うが、説明しにくいジャンルの商品だったからこの部分だけ結構な文章量になってしまった。

 

あとは6月後半にモバイルバッテリーのAnker PowerCore Fusion 5000を購入したが、上半期末期の時期だし、上の文章量が多くなったので、詳しい説明は下半期にとっておく事にする。使って数日の段階では良い感じです。

 

 (4)音楽編

今年はまだあまり活発的な視聴はしてないが、今年最新アルバムが出たデスメタルバンドCannibal Corpseは新作も含めていくらか聴いてた。まぁ去年から仕事帰りにヘヴィメタルを聴く機会が復活した流れも大きいが。せっかくなので個人的にCannibal Corpseの音楽を説明してみたい。

 

Cannibal Corpseを聴き始めたのは中学生の後半で、スラッシュメタルからヘヴィメタルを聴き始め、プログレッシヴメタルとかメロディックスピードメタルとかの比較的定番なメタルを聴きつつ、ヘビメタさんとかBURRN!の影響で激しい方向に興味を持つようになり、デスメタルブラックメタルにも手を出す流れになった頃であった。高校以降はヘヴィメタルからは一旦離れたが、現在はAppleMusicでヘヴィメタルを聴く機会も再び増えている。

 

個人的には現在のボーカルの時期が好きで、特に2000年以降は全体的に地味だった「Evisceration Plague」以外の作品はどれも傑作で、現在に近づくほどリスニングの音のクオリティが上がっているので満足度が高い。特に最新作は近年の中ではマイルドな仕上がりで安心感があり、全盛期よりブラストビートは少し減ったがその分聴きやすく、でもデスメタルの勢いはしっかりある、そういう意味でも初心者におすすめできる作品である。

 

僕が感じるCannibal Corpseの好きな部分は、猟奇的ながら明瞭感があるデスボイス、ザクザクと刻んでいるが意外とメロディアスなギターサウンド、犯罪的な身勝手感が表現されている曲展開、ついついやってみたくなる勢いとシンプル感があるドラム、それらが均等にクセになっている感じである。

 

僕がCDで聴いていた学生時代で買ったアルバムは2,3,5,6,7番目のアルバム。加えて、以降は定額制で聴くようになった作品から簡単な感想を書いてみる。

・「Butchered at Birth」(2nd , 1991年)は僕が購入した2005-7年の時期は初期デスメタルの傑作として紹介されていたが、現在のラインナップの中では中-上級者向けになると思う。グロテスクなイメージが強い中でも特に不快感が強いジャケット(死体を切っているゾンビ自体はコミカルなキャラクターになり得るが、切り刻まれている女性死体や後ろに吊るされている多数の赤子は悪趣味な印象)だし、現在のライブでピックアップされる事は少ないほど全体的に地味である。ただ荒々しい前作のデビューアルバムからジャケット的にも音楽的にもデスメタルとしての方向性を確立した初期の重要作にはなっている。中期以降と比べて控えめな感じだからこそ、今の雰囲気でやってみたらどうなるのか面白そうだし、1991年の発売から30年という事で、再レコーディングされたアルバムが出たらいいなぁと思った。

・「Tomb of the Mutilated」(3rd , 1992年)はそんな前作からの正当進化で、勢いとギターの主張が増した事でデスメタルとしてわかりやすくなった。特に1曲目の「Hammer Smashed Face」はバンドだけでなくジャンルとしても代表曲になっている。他のアルバムと比べるとドラムの軽さが気になるが、1曲目の雰囲気を気に入れば、デスメタル初心者でも楽しめる勢いのアルバムだろう。

・「Vile」(5th , 1996年)はヴォーカルが変わって最初の作品で、上記の通りドロドロしたデスボイスから猟奇的だがわかりやすい声になったし、ギターもドロドロなサウンドからシャープになった。これでかなり聴きやすくなり、前述の好きなバンドサウンドはこのアルバムから始まった感じになった。3rd同様勢いもあり、90年代のデスメタルのおすすめの部類になる。

・「Gallery of Suicide」(6th , 1998年)は僕がバンドで初めて聴いた「Sentenced to Burn」が収録されており、その曲が好きだったので購入した作品。だからシンプルな作品かと思ったが「Gallery」の通り様々なスタイルがある作品になっている。多様性とも言えるしイメージが定まらないとも言えるが、その分最後まで色々な味を楽しめる。Cannibal Corpseのアルバムは前半に良曲が集まっている分後半をピックアップする事が少ないが、このアルバムは前半はあまり強くない一方で、後半はダウンテンポとか変拍子とか小刻みなブラストビートなど幅広く印象に残っている。総じて実験的な作品であり全体を聴けば面白いのだが、ストレートな魅力には繋がらず、傑作とはならなかった。

・「Bloodthirst」(7th , 1999年)で印象に残っているのは疾走感とジャケット。前作から一転して突撃感のある雰囲気になり、中盤にも速めの曲があったり前作から収録時間が10分減ったりなどスッキリした感じになる。人外生物が人間を襲うジャケットも印象的で、この疾走感と人外生物がうまくマッチしている。

・「Gore Obsessed」(8th , 2002年)は前後のジャケットと比べると地味だったので聴き始めたのは最近だが、意外とクセになっている。そのジャケットや音の雰囲気が前ボーカル期にちょっと寄せたような印象で、前後の作品よりも埋もれない個性に感じた。最高傑作とするには少し地味だが、3-4番目に好きと言う人も意外といると思う。

・「The Wretched Spawn」(9th , 2004年)は7thの勢いに技巧派が加わった感じ。個人的には「Decency Defied」がかなり好きで、音楽的には2つのギターで徐々に変わる曲展開、PV的には犯行の身勝手感をうまく表現した良曲になっている。珍しく日本版のジャケットが大人しいバージョンに差し替えになったが、あくまで部分的な箇所(女性の局部)だけの問題で、個人的には2ndの方が全体的に危ないと思う。

・「Kill」(10th , 2006年)からアルバムカラーが黒くなり、安定した雰囲気になっていく。今回のジャケットはシンプルだが、中のイラストは直接なグロテスクではないが不気味な男性が描かれている。最初の曲から勢いが良く、近年の代表曲「Make Them Suffer」もあり、シンプルなジャケットも含めて序盤に勧めやすいアルバム。

・「Torture」(12th , 2012年)は、質は良かったが独自性をあまり感じなかった「Evisceration Plague」(11th , 2009年)と比べると主張は増している。特に3曲目「Scourge of Iron」は遅いテンポながら刻むギターで進み、段々ザクザクになっていく流れが印象的。その曲も含めて全体的な流れは6thに少し似ていた。

・「A Skeletal Domain」(13th , 2014年)は、前後の作品とプロデューサーが違ったりジャケットの雰囲気が違う事で異色の作品となっており、グロテスクよりもホラーな感じのデスメタルになっている。ミックスのバランスもよく、一通り作品を聴いた人にとっては異色だが満足度は高い感じになると思う。

・「Red Before Black」(14th , 2017年)は荒々しいハチャメチャな感じで、ミックスの安定感がある前作と次作と比べるとそれが目立つが、まとまりの良さよりも突き抜ける良さを感じるのがこのアルバムの特徴になっている。ドラムの音が比較的大きく、最後まで早い曲も多いので、気がついたら他のアルバムを聞いた後にこのアルバムに戻りたくなるような作品。

・「Violence Unimagined」(15th , 2021年)が現時点での最新作で、前述の通りミックスの安定感や聴きやすさが特徴のデスメタル。聴きやすいので、気がついたらアルバム終盤になってもBGM的に聴ける。メンバー全員が50歳を超えたためか、全盛期のバイオレンスにはならず、デスメタルよりはスラッシュメタル+デスメタルな感じになったが、その辺も聴きやすさの要因かなと思う。そんな感じで初心者に薦めやすいアルバムで、最新作なので良質なメタルを楽しめる。ジャケットは怪物っぽい人間が牙を剥き出しにしてこちらを見ているという、これでも十分怖いイラストだが、アナザーバージョン(discogsによると、アメリカのLPなどでジャケットに採用されているようだ)があり、何故か漫⭐︎画太郎に近いテイストでギャグっぽさと生々しいグロを感じるイラストになっている。

 

そんな感じで最初に作品を聴くなら、やはり音が良い近年の作品がオススメな感じになり、聴きやすい15th、Cannibal Corpseらしさでは14th、異色だが音が良い13th、他には代表曲目当てだが全体的にも楽しめる3rdや10thあたりが個人的に薦めやすいアルバムになっている。

 

 

一方で我らがUDLRの制作ペースはやや遅め。モチベーションが大きくなる販売イベントが見込めないままの制作背景になり、一方でスマートフォンを使った歩数アプリなどでスマートフォンを手に持つ時間も増え、音楽制作に向かう時間も前年同様少ない。一応制作中のアルバムは半分くらいは形になっており、タイトルも「Approach(アプローチ)」でジャケットを作った状態で、7月時点でまぁまぁな感じになっている。今年も後半になってさすがに制作再開しなければとも思っているので気長に待っていてください。

 

 

総評

そんな感じで一つの記事でアイドルとかスマートフォンの周辺機器とかデスメタルバンドとか色々詰め込む感じになったが、それぞれを単独で書くつもりはなく、あくまで今年のトピックとして自分なりに紹介したかったのが、結果的に単独で紹介した方が良かったくらいのボリュームになった形である。当然執筆時間は長く、5月末に書き始めて7月中盤になるくらい長い文章になった。序盤でオリンピックについて個人的にツッコミを入れているので、なんとかオリンピックの本格的な開幕前に今回の記事をアップできそうなのは良かったか。そのオリンピックも執筆期間の間に色々な問題が出てきたが、その辺は全部終わって下半期の振り返りの時に書きたいことが残っていたら自分なりの考察をしてみたい。

 

2021/7/21

UDLR