UDLR Log

マイペースな電子音楽制作者による長文サイト

野望記#09

いよいよ寒くなるなど冬になって来た感があるが、今年の場合は「急に」という感じではなく「順当に」という変化だと思う。

 

さて、今年も残り1ヶ月半であり、同時に僕が年末に退職するまで1ヶ月半である。勤務先の不祥事で仕事が減ると思いきや普通に忙しく、しかもここ最近は気候の変化で体調を崩す人が増え、その分さらに厳しい状態である。年末に退職する人も巻き添えで忙しくなっており、とにかく早く過ぎて欲しい。

 

僕の今年の制作は、母校の専門学校の学園祭で今年のCDを販売した時点でほぼ終わりだが、それとは別の制作は一応やっている。おそらく「UDLR」とは別の名義での活動になるだろうが、その辺を具体的に表明するつもりは今のところはない。実績がないとはいえ「UDLR」はほぼ10年前からの活動で個人的な活動イメージも付いている。UDLRはUDLRでやっていきたいし、一方で別名義で始める際はUDLRとは関係ない位置からの作品発表をしたいと考えている。

 

来年から予定している活動軸としては以下の通り。
(1)UDLRあるいは別名義での作品発表を目指しての音楽制作をできるだけ毎日
(2)Adobe CCを導入して様々な画像やアルバムジャケット(架空や試作を含む)の制作、月で数枚を目標に
(3)もっと広まって欲しいと思っている音楽作品のレビューを週一回で


この辺の構想は退職表明した5月からほぼ毎日考えており、仕事中の密かな楽しみとなっていた一方で、それを実行する時間と余裕がまだないということで悔しい思いをしてきた。長い間構想して、ついに実行できるという日が近づきつつ、いざ迎えると本当に上手くできるかどうか不安な気持ちもある。

 

楽しみな一方で正念場でもある、そんな2018年まで後一ヶ月半、潰れることなく耐えて欲しいと自分が自分に願っている。

野望記#08

・10月に入り完全に暑さはなくなり、むしろ寒く感じる場面が増えた。去年は11月に入るまではそうでなかったイメージがあるので、早く寒くなったということだろうか。

 

・先月制作を進めていたCDは無事に完成、母校の専門学校に「納品」することができた。やりとりはいつも通りだがやはり刺激的で、「自宅に次いでの第二のホームグラウンド」を再認識させた。仕事の年末退職を何人かに告げ、その反応の中には「退職直後に飲みましょう」と言ってくれた方もいた。僕も退職後は仕事で行けなかった専門学校関連のイベントなどにもっと行きたいと思っているし、今後もまだまだ関わり続けて行きたい。

 

・仕事の方はミスして怒られる場面も何度かあったりするが基本的には無事にできている。一部の方にしか告げてなかった年末退職だが、今月上旬にようやく上司に伝わったようでそれについて数十分の確認をされた場面もあった。そうなってくると後は年末まで仕事を頑張るのと、後任ができた際それの引き継ぎがうまくできるかどうか、残り2ヶ月はその辺が不安になる。

 

・一方で個人以上の問題を起こしたのが、派遣会社経由での勤務先の神戸製鋼。直接的原因の事故などはまだないが、長年にわたって品質データの改竄は根深い問題で、今後の悪影響は現時点で想像がつかない。まぁ年末で1年3ヶ月で退職する僕にとっては特に思い入れはなく「残業が続いている中でその問題で仕事が減ってくれるなら楽」と不謹慎ながら思っているのだが、もちろんそれ以外の従業員にとっては不満と不安が強くなるだろう。度々日本の製造メーカーで不祥事が起きているが、最近の報道ではいよいよ日本の製造全体の不信感につながっていく可能性もあるのではないかと思わせる。

 

・どうでもいいが、この記事の公開日は僕の誕生日である。「色々冒険ができる」イメージの20代の終わりに少しずつ近づいているが、この歳(26)の場合は、ここ数年以上の冒険や挑戦をしていくことを意識し納得できる結果を得られるように努力したいと思う。

野望記#07

残暑が続くと思いきや明らかに涼しい日が続き、比較的暑い日でも先月よりもマシで汗もあまりでなくなってきた9月。
5月末に「年末辞めます」と社長に宣言してから問題なく4ヶ月が経過したが、一応まだ3ヶ月残っているし、まだ全体に僕の退職が伝わっていないので、忙しさはまだまだわからない。年末退職を間接的に決意させた忙しさは相変わらずで、もしそう決意しなかったら色々潰されそうな気持ちになっていただろう。そう決意しているからこそ年末に向けてなんとか過ごしているし、残業を利用して短期的な稼ぎができている。

来月初週がリミットのアルバム制作だが、ほぼ土日の活動に限られているにも関わらず、意外と進んでいる。マスタリングは今年購入したiZotopeNomad Factoryのプラグインなどを活用することで今までよりも楽でありながら具体的な処理ができていると思う。もう少しマスタリングを進めて確定できれば、あとは残り一週間でCD生産を済ませることができれば今年の制作はほぼ完了か。

来年の活動に向けての構想はほぼ毎日やっており、CD制作を完了した後にはもう少し具体的にまとめたいが、箇条書きにするなら、
・楽曲制作
・特定の音源やエフェクターを使い込んで自分なりの使用法やプリセットを作ってみる
Adobe CCを導入してデザインを試行錯誤
Apple Musicで聴ける音楽、Apple musicでは聴けないマイナーCD、PlayStationなどのゲームCDで聴ける音楽、などを取り上げ自分なりにレビューする
などを予定している。こういったことを想像するたび、来年以降の活動がワクワクするが、問題はそれらが継続できるか、そして収入がもらえるだけの実力がつくかどうか。

野望記#06

7月が暑くなったので8月はもっと大変かと思ったら、暑すぎて逆に異常気象や台風が頻発し、意外と落ち着いている印象。それでも暑いのはもちろん変わらないが。

仕事的には残業も続き、それだけ収入もあるのだろうが、単純にやりたいことや寝る時間が減ってしまっている。休日も単に休む状態も増え、その結果、やりたいことをやる為の私生活は破綻しつつある。僕はそれをよしとせず、毎日来年の退職後に向けての実行をイメージし続けている。

制作の方もうまくいかず一時期新規の制作を諦め、今年の母校の専門学校の学園祭は旧盤のみの販売にしようかと悩んだ時期もあった。それを変えたのは、今月中盤の専門学校関係者の結婚パーティーに出席した時だった。この辺の先生らとのやりとりは「やはりこの学校と関わり続けたい」と刺激され、今年の学園祭もなんとか新作を出してアピールしなければと考えるようになった。そう考えると残り1ヶ月くらいになってしまうが、来年に向けての「今年のやる気」を作っていきたい。

野望記#05

6月末あたりから暑くなってきた。それまでは外出に快適な気候だったが、それが少し面倒に感じるほど。来年フリーになる自分に、「外出をメインにするなら4-6月中盤まで」と言っておく。

仕事の方も忙しさが増しており、もし来年以降も勤務するのであれば私生活が「死生活」になっていただろう。というか今が既になっていて、家に帰ってからの充実感があまりない。何回も言うが、今年末までの勤務にしておいてよかったと思っている。

それでも仕事で急いだとか何らかの気持ちや気合いが残っているなら帰宅後に自主的に音楽制作に取り掛かることがある。
後はネットで音楽募集しているなど外部提供の機会があるときは普段と違う目的で制作に向かうことも出来る。最近それでいい感じのコンパクトのテクノが制作できた。

最近購入したNomad Factoryのエフェクト集はまだ全て試せていないが好感触で、それでいい仕上がりになる可能性が上がったと思う。ただ今までと違う質感はPCにも影響を及ぼしているようで、Logicが途中で落ちることも増えた。一応自動保存もしてくれるがプリセットが白紙になってしまうこともあるので、今後も制作に夢中になりすぎて保存を忘れないようにしたい。

野望記#04

先月「制作中のアルバムは曲数が揃ってきた」と書いたが、現時点ではそれらの多くをリセットしてまた新しく作っている状況。最近の制作はメインのメロディよりも単純なテクノ作りの方に向かっており、試行錯誤の過去を振り返るよりも前進したいという気持ちになっている。制作していたアルバムジャケットもリセットし、写真を使わずシンプルなデザインができた。


あと、Native InstrumentsのキャンペーンでKompleteの最新版へのアップデートが半額ということで2011年に購入したkomplete8以来のアップデートを実行。1万ちょいで済んだ。8時代はPC容量に余裕がなかったりそもそも使う必要がないという理由で入れなかったkontaktの生音源などを今回はとりあえず入れている。今の所は新しくなったReaktorとBatteryを使う頻度が多い。

他に購入したのはNomad Factoryの51種類のプラグインをまとめたバンドル。これは最近セールをやっているという記事を見たのがきっかけで、以前無料入手したBusDriverをよく使っていることもあって信頼性を感じ購入した。$99だったので11000円程度だった。今のところじっくり確認はできていないが、最近購入したKompleteやNeutronなども活用して良いものを作っていきたい。

また、先月書いた「仕事辞めて自由になりたい欲望」はブログに書いたあとに実行。勤務先の社長に「新しいことをしたいので年末に退職したい」と電話。社長は意外なほどあっさり受け入れてくれた。そんなわけで年末までという期間限定の仕事になって少しは楽な気持ちになったが、それでも半年以上先の話。また直前まで退職の意向が現場に伝わらないことになっているので、少なくとも数ヶ月間は職場での面倒なステップアップが続くだろう。しんどいときはほぼ毎回「仕事を辞めたあとどう実行するか」を考えている日々となっている。

投棄物

弱気みたいなものだが、決して遺書みたいなものではなく、一時的に気持ちを切り替える様にする苦肉の策みたいなものである。

 

 

 

「仕事を辞めたい文章」
最近は仕事に負けたくないと思いつつも、結局仕事を頑張らなければならない傾向になり、相対的にそれ以外の部分でやる気が出なくなる。楽しい仕事であればいいが、業務内容に共感しなくて、朝5時に起きる通勤もしんどくて、仕事中も自分で自由に動けない部分もあり、しんどい感じが目立つ。今これを書いている5/21の段階で、休日なのに楽しみたい気分も出なくて、軽いうつ病かもしれないと思うほど。会社や親などの周りの期待はどうでもいいが、単純に仕事を辞めたいと上の方に言い出しにくい為、あとは金のためになんとか続けている状況だ。個人的に仕事以外の場面こそ自分らしさがあると思っていて、今の場合は、その自分は「死んでいる」状態に近いと思う。

逆に言えば、今の仕事を辞めれば、どれだけ楽になれるか、どれだけ自分らしさを回復できるかを考える場面もよくある。できるなら、6時後半に起きて、今の通勤方向とは真逆に歩いて、その方向に自分の「研究所」を作って、学校の時間割みたいに仕事ペースを作って、直接仕事する以外に体操や掃除、しっかり振り返るレポートを作る、など自分なりのルールを作ってその中で頑張りたい。今の仕事以外の考えが膨らむたびに、今の仕事に反発しているのも強くなるのだろう。今の仕事さえ離れられば生活の意識を変える決意ができる、それほど今の仕事は嫌と感じている。

野望記#03

5月のゴールデンウィークは一週間休みになったが、その中では残念ながらそれほど制作が進んだわけではなかった。どんなに休みがあっても、それが明けたら仕事がある以上、結局は仕事を意識しないといけないということで、主に寝ることや休むことに時間を費やしてしまった。
一方でゴールデンウィークではイベントも多くあったということで、特に神戸で食べるイベントや音楽や芸術を楽しむイベントには積極的に参加した。

その中で、078kobe(https://078kobe.jp/)というイベントでは様々な企業が参加しておりその展示をじっくり見た他、野外音楽イベントではロックやテクノを体感した。どれも印象に残ったパフォーマンスだったが、一つだけあげるとするなら、やはり石野卓球さんのテクノDJだろう。そのイベントに乗じて、一応自分のCDを用意してテクノ関係者と知り合いになれたらと思ったが、そのやりとりはできなかった。その代わり、テクノが鳴っている裏で、それっぽいのを自分で表現しようとテクノ制作ができたのはなかなかない経験ができたと思う。

今回の経験で思ったのは、将来的には音楽制作を趣味として続けることは変えなくても、本業は芸術イベントに携わることにするのはアリだと思ったこと。その方がずっと面白いことを考え続けられそうだし、仕事としても充実した日々を過ごせそうだ。

これから何回も繰り返して言うことになるだろうが、今の仕事は将来自分がやりたいと思っていることの資金集めのためにやっているに過ぎず、一時的なことと割り切っている。毎日5時前半に起きて眠そうに通勤電車に乗りながら、早く今の仕事の日々から脱却したいと思い続けている。
そんな日々に自分の夢を潰されない様に、仕事を表面的に頑張りつつ自分の計画も具体化させていきたい。

で、現在制作中のアルバムは、とりあえず曲数は揃ってきたので、細かい調整を繰り返している状態。ミックスなどを7月までには完了させてマスタリングや生産に入っていきたい。

野望記#02

先月から自分がしっくり来るミックスについて試行錯誤を繰り返していて、その答えが出そうで出ない状況が続いていたが、3月末に入ってようやく解決策を見出す。

以前からizotopeプラグインをよく使っており、最近に入ってOzone Advancedにある単独のEQプラグインやImageプラグインも活用している。そのitozopeが去年後半に出した「Neutron」という自動的にミックス調整しているプラグインも気になっていた。ただそれは最新の音楽向けで、自分向けではないだろうと考え、手を出さずにいた。
でもミックスの試行錯誤をしていく中で答えが見つけられなくなり、ついに購入を決意した。

既にOzoneを所持していたこともあって、単体より安い値段で購入はできる。ただ、購入の手段で考えていた「楽天でAdvancedへのクロスグレード」が購入しようとした直前で売り切れとなり再考を余儀なくされた。AdvancedはOzone同様EQやコンプレッサーなどが単独プラグイン化したものも含まれるが、ミックスでは単独よりもまとめて使うことが多いことを踏まえ、結局タックシステムより通常版へのクロスグレードを購入したのであった。(少し前では楽天で同じやり方ができたことを考えるとやはりもったいなかったが)

で、購入して早速使用した結果、このまま自分で試行錯誤しても気づかないような変化を聴かせてくれた。今までの自分のミックスは意識していない中でも高音が目立つ、あるいはEQカットしすぎて中途半端な切れ味となっていたことに気づいた。

ただ、それを使っても、すぐに自分に最適なミックスになるわけではなく、その中で自分が納得できるように調整は繰り返す必要はある。それでも、導入前よりも迷いは減っている感じで、そういう意味でも購入して正解だと思った。
最近はそのNeutronが提示したミックスにもう少しだけ手を加える等、自分なりのミックスももう少し前に進みつつある。

野望記#1

2月中盤の日曜日に、母校の専門学校のサウンド分野で卒業発表があるということで行ってきた。
主な内容は学園祭の時期に行われたイベントの再演映像や、音楽と映像を合わせたミュージックビデオ的作品、地方局でよくあるような緩いバラエティ番組的な作品、後はDJイベントであった。
このうちバラエティ番組とDJは僕が6-7年前に在学時で授業でも取り組んだことがあったが、その時より演出や内容もしっかりしており、単なる内輪向けでは留まらない雰囲気でとても楽しめた。それと同時に在学時にこれくらい取り組みたかったというもったいない気持ちもあったりした。

で、その中で先生や後輩、唯一の同級生らと幾らかやり取りした。最近構想している「防音作業場での専念」を早速話したりもしたが、やはりそれで食っていくのは難しいとも改めて感じたりもした。

単に環境を実現させ、売れるかどうかわからない自分の制作を行うだけでは、「夢」は短期で終焉してしまうかもしれないし、会社を辞めるときにも周りを不安にさせる。自由に始める時は、だからこそ明確な方が良い。

そう考えている中で、今回のやり取りで「よし頑張るぞ」と意気込む気にさせたのは、ミキシングやマスタリングについてである。今年に入ってようやく自分のミックスがいい方向に向かいつつあるのを感じている中で、自分以外の曲に挑戦する機会を伺っている。
例えば、10年くらい前の音楽雑誌に付属しているCDで、当時行われた「ミックスコンテスト」用の音源がある。その例として5-6名の方が実践されたミックスがあり、それを聞き比べるだけでも音の違いを感じることができた。しかしそう比べてみると、「自分だったらこうする」ミックスに近いものがあっても、そう納得できるものはなく、自分でやってみるとだいぶ変わるかもしれないと思わせた。まだ自分ではやってないが、ミックスでも自分の表現ができるようにやってみたい。

一方自分の曲のミックスもいい方向に向かっていると書いたが、自分なりのちょうどの正解に到達するにはまだ時間がかかるかもしれない。
あらかじめ制作初期に音源を残しておくことは重要で、ミックスを繰り返すうちに成熟したと感じその時納得しても、初期の頃の音源と比べると明確さや荒削り感が失われていて、「初期の方が良かった部分もある」と感じる時もある。試行錯誤すればするほどそういうドツボにハマってしまう。
「車のスピーカーでミックスを調整する」、「マスタートラックにマキシマイザーで音圧を上げて、その状態で聞こえやすいように調整する」など色々試みて、確かに正しい感じには近づいているような気はするが、それでも何かちょうどハマる感じではないという細かな違和感が残っている。
(来月に続く)

野望記#0

ここ最近まったくブログを触らなかったのは、単に面倒だっただけでなくその期間中仕事が変わってモチベーションが落ちたからだが、それを変えていこうと新たなモチベーションを上げるべく再びブログにタッチする。

僕は小学生の時に音楽を好きになり、高校生の時から音楽制作を始め、それを発展させたいと思い専門学校に入った。音楽を通じて性格を形成し、音楽制作の試行錯誤で自分のやり方を見つけるべく試みた。何かあって感情が混乱した時には、音楽を考えることで冷静に高揚し、落ち着いて回復できた。そうして自分の生活に音楽はなくてはならないものになっていった。

で、専門学校の前後から考えていたことは、自分の制作を充実させたいということだった。そうは言っても、専門学校での生活は良かったが時間も限られるし就職活動や課題もしなければならなかったし、家では落ち着きすぎることや住宅事情を考えて大音量もできなかったし、いまだに音楽制作に集中できる環境下にはない。

そんな中最近転職して正社員にはなったが、元々そうなりたい気持ちはあんまり無く、逆に趣味でやってる音楽に対する思いが強くなった。性格的に、大きな職場の中の正社員には向いていないような気がした。
もちろんすぐにやめると周りを裏切る形になるし、僕もこの環境の中で音楽とは関係無くとも「仕事ができる」ことはしっかり鍛える必要はあると思っている。一方でそれ以上の会社勤務の理由はないし、お金がたまって野望に取り組むことができる状態になったら、なるべく早いうちにそれに切り替えたいとも思う。


20代中盤でようやくやりたいことが固まってきたのだから、それに向かってチャレンジしたい。せっかく自分の人生なのに、「自分」でなくてもいいような汎用的な人生になりつつあるので、それは避けたい、と思うようになってきた。せめて自分なりの成功か挫折を経験して判断したい。

その固まったことの一つは、自分の作業場を自宅以外で所持してそこでじっくりと制作することである。
このブログではその野望の実現に向けて、定期的に具体的な意思を発信し、情熱の維持に努めたいと思う。


個人的DTM手法

個人的メモも兼ねて、音楽制作ソフトウェア「Logic ProX」で使用する頻度が多いエフェクターを記述。今回はlogic付属のものとフリーで入手できる中で使用しているのを紹介。リンク付きが外部のフリーエフェクト。



logic付属のもの
ディレイ→シンセのメロディなどで使うのはもちろん、パッド音のリリースや空間を広げる時、ハイハットの単純な打ち込み以外でノリを出すなどでよく使う。

左右で違う音を出してステレオ感を出したい時はStereoDelayを使うし、単純な山彦効果を狙うならEchoを使う。モノラル音源を使う際、Stereo Delayをあえてモノ出力のままでEchoより面白いモノラルエコーを作る場合もある。

f:id:udlrsound:20160717231122p:plain

 


モジュレーション→個人的に使うことが多いハイハット(TR-808的な音)に周期的に音を変化させてディレイとは違う方面でノリを出す時に使う。

Flangerの方がわかりやすい変化をするが、控えめなシュワシュワな感じを狙うならPhaser。そこにディレイを加えることも多い。

f:id:udlrsound:20160717231258p:plain

 


外部(フリーで入手できるやつ)
音量変化→個人的には曲調整のために何回も全体の音量を変えるし、曲内で部分的なフェードイン/アウトも頻繁に行うので、DAW内での音量のフェーダー操作はやっていられない。なので曲内での音量調整はフェーダープラグインのオートメーションで行っている。

いくらか試した中ではDeeGainが一番使い勝手が良かった。一番下まで下げても音量は無音にはならないが、曲の中での部分的なフェードイン/アウトではむしろ好都合で、わずかな音量から始まり、わずかな音量で途切れるのは、完全な無音で入退場するよりわかりやすい。

DeeGainでは無音まではできないので、静かな曲など無音でフェードイン/アウトをしたい時、もしくはマスター音源でのフェードイン/アウトを行う場合は、別のプラグインFreeG Stereoでやっている。

そんな感じで2種類の使い分けは出来ているが、1つのプラグインだけではできない細かい音量変化をさせたい場合は両方を併用する場合もある。(例 : DeeGainで一番下まで下げた後わずかに残っている音量をFreeG Stereoでフェードアウト)

f:id:udlrsound:20160717231635p:plain



ステレオ→音楽制作を始めてしばらくした後は、他の方のクオリティに合わせるために無理してステレオ感を広げることもしていたが、現在はそこまではやらず、他のパートとの兼ね合いでスピーカーで聴こえやすく調整する程度。

FluxのStereoToolをよく使うのは、無料で使えるのも大きいが、使い勝手もいいから。リアルタイムでのステレオ感がわかりやすくデザインも好き。Logic付属のMultiMeterよりも好き。

f:id:udlrsound:20160717231849p:plain



フィルター→リズム部分などのリアルタイムでの音色変化にも使う他、個人的にはフェーダーと組み合わせてフィルターで低域を徐々にカットして音量を下げるという、単純な手法とは別の方法でフェードアウトさせたい時にフィルターを使うこともある。XferRecordsのDJMFilterはシンプルながら幅広い音色変化をさせることができるので、個人的には手放したくないフィルタープラグインとなっている。

f:id:udlrsound:20160717232131p:plain



このブログについて

初めまして、UDLRです。

基本的には仕事をしつつ、趣味で音楽を楽しんだり、電子音楽を作って発表していたりします。

 

普段の「UDLRの本拠地」は主にtwitterです。

 

 

その他、自作サイトやsoundcloudなどがあります。

その他、bandcampでは最近のアルバム作品を数枚公開しています。

こちらはアルバム通しての視聴や無料ダウンロードができます。

 

 

このブログでは以下の事を書く予定です。

  • ネットで調べても見つけにくいような、個人的に興味深い情報を自分なりにレビューする。具体的には「マイナーな電子音楽作品」、「PSなどのCDメディアのゲームでCDプレイヤーで再生出来るCD-DA部分」、「Macの音楽制作で使えるフリーで使える音源やエフェクター」など。
  • 個人的経験でtwitterに書くと長くなってしまうような長文。例えば「参加したイベントの感想」、「自分で作ったり参加したりした音楽作品の解説」、「今年の総括」、「個人的に思い入れのある音楽作品のレビュー」など。

 

内容や表現は以下のような感じになると思います。

  • 文章だけで魅力を伝えられるほど良い文章を書けるとは思っていない。なので、そうでなくても伝えられる、シンプルな説明とか曲名とか事実で説明できる部分、youtubeやdiscogsなどの外部サイトの引用をメインに記す形になる。
  • 音楽作品などはなるべくamazon楽天など商品のリンクを入れる。もし興味を持った方が買うために一旦ドラッグ検索するよりもこちらで用意する方が楽だろうと思うから。
  • 上記amazon楽天アフィリエイトを入れる予定。ネットでの儲けに関する批判や、そもそもあんまり儲からないというのもわかっているが、正社員ほどの収入ではない中で多少の小遣いになればという思いがある。もちろん、紹介の流れで入れる以外の余計なことはしない。 うまくできなかったので面倒なことはせずに単純にリンク紹介にします。

 

更新頻度は、ネットは毎日見ているものの、twitterなどで書き込む頻度が全盛期より大きく落ちたこともあって、あまり頻繁にはしないと思います。月に1-2回記事を追加できれば良い方かもしれないです。あと公開した記事を追記したり修正したりすることはしばしばあると思います。

 

以下楽天amazonの表示テストも兼ねて、最近買ったやつの紹介を。

 

1.モニターイヤホン ATH-E40


 

 最近音楽制作用に買ったモニターイヤホン。ヘッドフォンよりも音楽プレイヤーで使うイヤホンで自作曲を作ったり調整する機会が増えたので、思い切ってワンランク上のものを買ったのがこれ。買うのに当たって参考にしたのは以下の記事。

最初のうちは耳の装着に苦労したが、その甲斐あってインナーイヤーイヤホンの推奨装着法「Shure掛け」をなんとか取得できた。

このイヤホンでの実感は良く、例えばそれまでEQ調整なしでやっていたシンセパートなどをこのイヤホンで聴くと、EQなどでの味付けの必要性を感じたりした。でも通常の制作自体は音楽プレイヤーで使うイヤホンなどで十分なので、ミックス調整など仕上げの段階でこれを使うことが多くなると思う。

 

2.F-zero GX/AX オリジナルサウンドトラック

 高校生の時に動画サイトで聴いて以来、個人的に理想的なサイバーミュージックとして長い間欲しいと思っていた。一時期定価以上の値段で売られていた時期もあったと思うが、今年に入って買える値段になっていた(購入履歴によると、900+送料350円)のを見て購入した。それぞれの長さは2分程度だが2枚組で80曲なので、短いのを除けば満足度は高いと思う。機会があればもう少し詳しく取り上げたい。

 

 

そんな感じでよろしくお願いします。