UDLR Log

マイペースな電子音楽制作者による長文サイト

UDLR 2020(1/2)

6月に入った時は「まぁまだ半分まで1ヶ月あるし」と思っていたが、気がついたら6月も終わってしまった。そんな訳で去年の振り返り時に書いた「1年を振り返るなら半年ごとの方が良い」という事で2020年の前半を振り返ってみたいと思う。

 

一般的回想

現時点での大きなトピックと言えば、やはり新型コロナウィルスの世界的な流行で、残念ながら日本も巻き込まれてしまった。現在も感染拡大中の世界各国と比べて、日本は比較的落ち着いてきた(もちろん今後再び大きくなる可能性があり、これを書いているうちにまた増えてきている)が、それでも有名人含む多数の犠牲とオリンピックの延期など大きな損失を受けている。

 

もちろんエンターテイメントの影響も大きく、映画は3月以降ほぼストップしているし、バラエティ番組も総集編やリモート収録などをしばらく余儀なくされた。面白さの縮小を心配したが、リモート収録ならではの面白さもありパワーダウンは抑えられているように感じる。
多くのイベントが中止や延期や縮小などで本来の動きが出来ず、多くの関係者の無念さを見ているが、今後のイベントもそうなってしまうのか。個人的に一番心配しているのが、日向坂46のクリスマスライブの東京ドーム公演。去年の決定時に驚きと喜びで多くのメンバーが感激のリアクションをしたのが印象的で、現在もカウントダウンが進行しているが、その時には予想してなかった事態で無くなってしまうのか。もしその時でもライブが難しい状況であっても、無観客ライブか映像作品化するか、せめて予定通り東京ドームでパフォーマンスさせてあげてほしいなぁと思ったりする。あるいは観客がいなければ東京ドームのライブの意味が無くなるのか。とりあえず今はまだ心配の段階である。

 

4月に緊急事態宣言を出し5月終盤に解除され、現在は感染症対策がされている中でほぼ通常通りの動きをしている。僕が住んでいる兵庫は幸い関東地域と比べて感染者は少なめだが、それにしても通常に戻りすぎじゃないかと一応心配している。僕の場合は、通勤時に学生が戻った事で(バスの先頭の席が使用禁止なのに)満員状態に戻り、十分な距離を空ける事ができない。緊急事態宣言時でなんとか動けていたテレワークや自宅勤務や時差出勤はどうなったのか?通常時の忙しさではそれが出来ないのか?せっかく緊急時に活用できた仕事術が通常時で失われるのはもったいないというか、今後流行病以外の時でも活用できるように衰退させるべきではないというか。

 

 

個人的回想

そんな訳で流行病の問題により大きくスケジュールなどが変わってしまい、音楽公開の機会であった音けっとは今年度の中止が発表され、今年の音楽発表のタイミングが減ってしまった。他にメインとなる発表機会は母校の専門学校の学園祭(10-11月)だが、これも中止や規模縮小により卒業生の僕が参加できない可能性も十分にある。

 

僕のアルバム作品の発表は基本的に音けっとや学園祭で販売するのが最初で、そこからしばらく経ってbandcampでフリー公開、という流れが基本。もし今年販売の機会が無い場合、フリー公開を先行した後にCD化して販売、というのはベストな順番では無いよなぁと思っていて、でも作品販売の機会を待って完成を遅らせるのもダラダラする感じで引き締まらない。

 

現在制作中の16thAlbum「Future」は本来なら6月開催予定だった音けっとに合わせて制作する流れだった。それが中止になったので、とりあえず10月の学園祭に合わせての制作に切り替えている。多少の余裕ができたので、より時間をかけて曲調整や微妙に感じた曲を新規の曲に差し替えるなどが出来ている。まぁそんな感じで9月ごろの完成に向けてのんびり頑張っている状況である。

 

もし10月の学園祭に参加できない場合、「Future」の最初の発表はbandcampではなくyoutubeで動画形式で発表する予定。bandcampならちゃんとした音源になるが、 youtubeは動画ファイルで間接的な音源になりいくらか不自由にできる。一方でbandcampよりもyoutubeの方が気軽さが上であり、色々一長一短な感じである。bandcampで先に有料販売するという選択肢もあったが、いつか無料(投げ銭可)にするのに同じ場所で値段を切り替えるのはダイレクトな不公平には思っていた。

 

とりあえず現在のんびり調整中の「Future」さえ完了できれば新たに色々できると思う。今年はWavesプラグインを有料アップデートし、それで色々新しいプラグインが付いてきたり、割引クーポンで新しいプラグインを買ったり、Waves以外にもセールしていた別の音源を買ったりしている。新しい音源は現在の作品には反映できないが、そこそこ良さを感じているのでそれで次回作の雰囲気がまた変わるかもしれない。

 

リスニング面では、今年は職場での苦手な人の対立が表面化した事で帰路時に多少のストレスを払拭したくなり、それでヘヴィメタルを聴く機会が復活(中学-高校時代に一番よく聴いてた、その後はテクノに移ったがもちろん今もたまに聴いてる)した。幾らかのデスメタルも良かったが、それよりもプログレッシヴ・メタルの方が多く、クイーンズライクの新作やドリームシアターの1作目が印象に残った。特に最近聴き始めたドリームシアターの1作目は、2nd「Images & Words」と大きく違った80年代らしい荒々しさやストレート感を楽しむことができる。逆に言えばこれの3年後にストーリーや透明感が大きく進歩した2作目が出るのはすごい変化だとも思うけど。

 

まぁそんな感じで流行病で大きく予定が狂ってしまった2020年前半だが、2月に表面化したこの問題は現在も収まっていない。懸念事項が多い中で幾らか妥協は避けられないだろうが、それでも多くの夢の実現を願いつつ、不明瞭な2020年後半へ動いていきたいと思う。

 

2020/7/7

UDLR

 

 

 

 

UDLRのtwitter10年を振り返る

2010/6/10に始めて以来、主な自分の発信地となっているtwitter、いよいよ10年という事で色々と振り返ってみたいと思う。

長い年月なので自分語りの要素も多いが、なるべくSNS絡みで絞っていく。

 

参考URL

Twitter(活動拠点地)

Twilog(開始当初から現在までのツイートをほぼ網羅)

 

 

 

 

(1)序章

Twitterを始めたのは専門学校1年生の時だが、それ以前のネット発信は、マイナーなキャラクターの掲示板とか,pya!とか,簡易的なHP(URLは忘却。もう無いかもしれない)とかであった。

 

専門学校に入り自分のMacbookを入手してからようやく自分のネット発信ができ、その後twitterを始めるようになるが、これは興味本位というよりは学校の同級生や先生らとの交流ツールとして仕方なく始めた感が強い。その為周りは2010年の4月や5月から始める中で僕は6月と比較的遅かった。

 

周りと比べて始めるのが遅かったのはその性格だけでなく、始めるための段階が面倒だったのもある。メールアドレスは当時は自分の携帯のものしか所持してなかったので、登録時にアクセスする必要があるURLは携帯のメールを見ながらPCで手入力してアクセスするなど苦労した。しばらくは携帯のアドレスでtwitterの通知を見ていたが、一ヶ月後に携帯のアドレスからGoogleフリーアドレス(gmail)が出来ることを知り、以降はそっちに切り替えている。

 

とりあえず、開始1ヶ月目とその翌月の分を見た感想

・目立った絵文字なども使わず、今みたいな淡々な感じなので他人から見ればあまり変わっていないように見えるが、僕から見れば多少の感情と滑りを感じている。この辺はネットで自分を出す試行錯誤の一種で、後から振り返るとやや恥ずかしいのは当然か。

・アイコンは当初から青いビル画像だが、開始直後は画像を設定していなくていわゆる「たまごアイコン」だった。これについては当時説明しており、その画像が入っていたPCが当時故障で使えず、それで画像を用意できなかったから。実際には自分のUSBにも残っていたので、後日それで変更することができた。

・ツイートや日記などでよく使う「とりあえず」だが、当初は「とりあいず」と勘違いしており何回も出てくる。その後間違っていると気づいた事で正しい表記になったがその後も数回「とりあいず」が出ていた。(参考)

・学校の課題やアルバイトを面倒に感じて追われていた様子が度々出ている。アルバイトは早々に専門学校に行くことに決めた事で空いた時間を有効活用しようと親に言われて始めたもので、高校3年8月-専門学校1年の8月まで1年間スーパーで勤めた。

・当時の主な失敗は、自分のMacbookを学校に忘れたまま帰宅する、アルバイトで自分の荷物が入ったロッカーの鍵を紛失しその日は手ぶらで帰ることになり,翌日スペアキーで開けてもらう羽目になった、など。まぁその辺の失敗は自分の人生の中でも大きい方で、その後は就職活動で財布を持っていかなかった失敗くらいかな。

・学校関係者と繋がる為にtwitterを始めたものだが、当初は同級生などを自分からフォローせずひっそり見ていた。まぁこの期間はtwitter発信の試行錯誤で、後は内容的にも個人的すぎたからこの辺をあまり見られたくなかったのもあっただろう。実際にフォローし始めたのは1ヶ月半くらい後であった。

 

とりあえず(←正しい表記)、初期だからそこそこ詳細なピックアップをしたが、毎回そんな感じでやるのはしんどいので、次からはサラッと触れます。

 

 

 

 

(2)模索期

専門学生1年目の10月の学園祭で、販売物としては初めての作品の販売を経験したが、周りの音楽よりも地味な反響に終わってしまい凹んだ出来事の後に多少の模索をする。その後くらいにDJ TechnorchHardcore Tano*Cなどの作品やDJmixをきっかけにハードコアテクノにも興味を持ち、別名義「Dr.UL」として動き出すようになる(後述)。

 

あとネットの活用も増え、例えばLogicで使うAUプラグイン(VSTプラグインMac版みたいなもの)でフリーで使える音源やエフェクターを色々と探したり、一応テクノ音楽もそこそこ作れるようになったという事でネットで募集している企画に挑戦したりネットの音楽制作者とやりとりするなど、専門学校より広い範囲の繋がりを意識するようになっていった。

 

そんな時期の大きな出来事といえばやはり東日本大震災。実はその2日前にも地震があったようで、地震津波に関するツイートをしていた。
で、地震発生直後からタイムラインがざわついており、その後に津波も発生し中継を見ていた僕もショックを受けた。
この地震ではネットで様々なデマ情報が飛び交った事でも印象的で、実際に僕のタイムラインでも色々なRTを見た。それらを整理して自分なりの同意見を拾う意味でも、デマっぽいというかそれをそのまま真実として見るには危険なツイートは避け、個人的には(もし直接的にはデマでも用心するに越したことはないのを含めて)注意喚起になると思ったのをメインに選んでRTしている。
Twitter上で経験した初めての大きな災害であり、「災害時は災害特番ばかりで普通のテレビも流してほしい」とツイートして当時のフォロワーから怒られるなど、公に向けてのツイートで今まで以上に気を遣う(もしくはツイートしない)きっかけにもなった。

 

 

 

 

(サイド1)別アカウント紹介

メインアカウントは当然UDLRだが、別キャラクターとしてDr.ULを思いついてから複数アカウントの構想ができている。ここでは現時点で僕が他に管理しているアカウントを紹介。

 

Dr.UL

Dr.ULとは、普段テクノやアンビエントドラムンベースを制作するUDLRに対して、ハードコアテクノ全般を制作する為に生まれた名義。主な活動期間は2010-2014年で現在はストップしている。その理由はそもそも90年代-2000-10年ごろまでのやや古くて親しみやすいハードコアテクノに興味を持っていたのであって、以降のゴージャス感とかEDM感とか感じる大衆的で敷居が高い方向性になったのには興味が無くなったのが大きい。後はハードコアテクノ専用の音源やサンプルを用意するのも面倒だったり、そもそも何回も聴いての制作スタイルに個人的に合わなくなったりなど、色々な意味で消極的になっている。総じて「何かせねば」という学生時代ならではの取り組みだった。

 

で、このアカウントは専門学校1年目の2011年2月から開始し、特に現役学生だった2012年4月までは頻繁にツイートしていた。授業の暇つぶしだったり、UDLRとは別アカウントのを利用して会話するという自作自演をやったり、とにかくしょうもないツイートばかりやったりなどしていた。
卒業後はそんな悪ふざけの必要が無くなったこともありツイート数は減っているが、たまにバカ・エロ方面でツイートする為のアカウントとして存続している。例えば表アカウントで言えない風俗経験とか、若干グロ・エロ要素を含んだ要素のピックアップや感想とか。最近では社会的な事(具体的な政治とかではない、それはあまり興味がない)や最近興味を持っているアイドルなどのピンポイントな事を言いたい時にもこのアカウントでやっている。
裏アカウントだからと言って下品なキャラクターに扮する等はせず、キャラクターはそのままで内容で区別しているので、結果的には表アカウントの補完的な意味合いが強くなっている。その為、このアカウント単体では普通の事は言わず、エロとアイドルが混同した不審な印象に見えてしまうかもしれない。その辺だけは改善の余地はありそうだ。

 

ドラムンベースbot

2012年5月開始。主に僕が気に入ったドラムンベースyoutubeリンクやDJミックスやフリーEPの紹介をするbot

 

僕がドラムンベースに興味を持ったのはほぼテクノと同じ時期(高校時代)である。例えばUnderworldの「Second toughest in the infants」の2曲目(banstyle/sappys curry)とか,Ken Ishiiの「Jelly Tones」の4曲目(Ethos 9)など,テクノアルバムの中の独自ビートと幻想的な雰囲気の曲が印象に残っていたし、ニコニコ動画にあったドラムンベースの曲を合わせたmix動画も好きで電子音楽CDのレンタルの参考にしている。前述の2枚と「4Hero / Parallel Universe」が個人的な電子音楽の「3種の神器」。

 

そこからドラムンベースの表現は音楽制作のきっかけの一つになり、実際に幾らか試みているが、専門学校後期まで上記以外のドラムンベースをあまり見つけられずうまく発展できなかった。その後ブックオフ90年代中盤のドラムンベースのコンピCDを見つけたり、打ち込みで作ったような簡易的ドラムンベースと言えるPariahなどの音楽などを知って、ドラムンベースの知識を深める事ができた。2011年以降7分以上のドラムンベース曲を作ったりEP「Dreamy Blast EP」シリーズを制作したのはその辺の影響が大きい。

 

で、PariahやFuture EngineersやJ-lazeなど、特徴的なサウンドを感じるアーティストやその周辺を好きになったり、そのアーティストが参加しているコンピレーションを探して買って聴いたりなど色々広げるうちにyoutubeで色々お気に入りの曲動画が集まった。当時テクノとかエレクトロニカとか曲紹介するbotがあったが、ドラムンベースは無かったこともあり、早い者勝ちというか「なぜドラムンベースbotは無いのか」と考え、定期的に色々紹介できるだけの量も集まったということで始めたのがこのbotである。

 

主な特徴は以下の通り、現在もたまに編集している。

・3時間に1回ツイート

・視聴版みたいなフル尺では無い曲動画は使わない

・リンク切れになっているのを確認次第、その曲ツイートを削除し、もし別URLにその曲が存在していた場合は差し替える

 

bot開始から8年以上経ち、当時あった音楽botの多くはツイートを停止になったり、編集してないからリンク切れのツイートも多々見かけるようになっているが、それでは紹介し続ける音楽botとしてはダメだと思う。その辺を反面教師にして、常にTL上でドラムンベースを紹介し続けるのを最大の存在意義としてこれからも管理し続けていきたい。

 

S2A_dashed

アカウント開始は2014年12月からだが、現在のスタイルになったのは2018年8月から。元々このアカウントはtwilogでも残っている通りポイントサイトのゲームで結果ツイートしてそのポイントを追加ゲットする、という為のアカウントであった。2017年中盤にその必要が無くなりしばらく放置だったが、翌年にしょうもないツイートをする為にこのアカウントの以前のツイートを削除しフォローされていたアカウントをブロックしてまっさらな状態で始めることにした。

 

内容は一言ツイートで、「?」と感じるような組み合わせ、実在しそうでしなさそうな名前など、掴みどころが無い、他のところでは見ないオリジナリティを狙っている。何かのパロディになりそうな具体性や誰かの中傷になりそうな攻撃性は避け、純粋な「?」を追求し続けているつもりである。

 

ポイントとしては上記以外にも、頭の中で浮かんだものを脳内で読んでみて、それが奇妙な味に感じるかどうか。それと、思いついて良いと感じた段階でできるだけ早くツイートにする事。
そんな訳でPCの前で浮かんだものにしか形にならないので、実際のツイート数の何倍も「会心作」ができていた。しかし、思いついてしばらくそれの味を楽しんでも結局忘れるし、無理して覚えてPCの前まで保存しても、面白さの鮮度が落ちておりツイートする気にならない。PCの前でのしょうもなさの瞬発力が試されている。


実際にツイートされ形になったものの中で特に印象に残ったのは、時折思い出してその語感を楽しむ事ができる。謎のかっこよさを残す「公算ブラッシュワーク」とか、謎の脱力感「figよしろう」、楽しめるかどうかわからない「皮肉バイキング」、陽気な「洋子ハロマンシャル」、躓きそうな「たつづ次郎」、何か頑張れそうな「ダストマンファイティングスピリッツ」、曲者感がある「ヤムロ・デバイド」、皮肉が効いた「ハイハイも出来るイエスマン」、怒っているのにポップ感がある「憤慨エポック」、無理矢理かっこいい「新和製最終伝説」、ヤケクソ感が強い「青春ジャクソニア」、噛む組み合わせでは意味不明度が強い「噛む人事異動」、などがお気に入り。
瞬発力次第だが、今後も名作が生まれるように頑張ります(?)。

 

 

 

 

(3)全盛期

専門学校中盤から卒業後しばらくまで、一日あたりのツイート数はそれまでの一日平均ツイート数を超える数(例えば26.7/日なら、27ツイート以上)のツイートをしようと努力していた。その辺がツイート頻度の意味では全盛期だろう。
主なツイートの内容は、例えば起床したり風呂に入ったり,幾らかのニュース記事をピックアップして一言呟いたり,診断メーカーの結果をツイートしたりなど。すっかりそんなツイートしなくなった今となってはまさにツイート数を稼ぐための無理矢理感も少しある。

 

一方で音楽制作的には専門学校の2年目でアルバム5枚(UDLRのアルバム2枚、友人との共作1枚、ハードコアテクノのコンピレーション2枚、マスタリングやCD生産などは全て自分で担当)、卒業後もCD化しなかったアルバム(Square)やドラムンベースEPを挟みつつ、その年の学園祭にもアルバム(Objects)を制作するなど、この時期は多作であった。外部参加でも2012-2013年が一番多く、その辺でも全盛期感が出ている。

 

その後のプライベートな説明としては専門学校を卒業して、その時は就職できていなかったのでのんびりしながら学校で求人を探し、2ヶ月後に就職が決まり、でも派遣社員だったので年末で任期満了で退職、以降はweb制作を学ぼうとPC学校に1年間勉強、という流れであった。
PC学校の1年間は、web制作だけでなく社会的な取り組みに関する実践授業や卒業発表などもあり、大学の4年目と考えれば悪く無い取り組みだったが、派遣社員で得た給料の多くをその学費に使った事もあり、web制作を学ぶだけならもっと良い選択肢はあったはず、というのが個人的な結論。結局、自分のHPを作れるようになった事が最大の成果に留まった。

 

 

 

 

(4)衰退期

2013年に1日あたりの平均ツイート以上のツイート数をしなくなり、PC学校に入学して以降は徐々にツイート数が減っていった。それに伴い、「起床」「さて寝る」「さて仕事へ」などの単純な行動ツイートの割合が増えていく。ツイート数が減ったのは前述のPC学校内での取り組みで「1ヶ月ごとの報告をする」事があったので自分のテキストファイルで日記をつけるようになり、そっちで振り返ったり表現する事が増えたのもある(一方で日記で記したテキストをtwitterでそのままツイートする場面もあった)。 そんな訳で、この時期(2013-2017年)は長いはずだが、twitter的に特筆すべき要素がなく振り返りにくい。

 

プライベートな説明としては、2014年4月にPC学校を終えたがそれで仕事には繋がらず、結局普通の求人で物流の仕事に就くところから始まる。物流の仕事は充実しそこそこ痩せるほど動けた。

2014年は音楽制作では初めてアルバムを作らない年となったが、これは家(当時マンション)でスピーカーなどで大きな音が出せない事から「ちゃんと音楽を確認できるのか」というフラストレーションが発生し、それと仕事の充実が重なったのが主な理由。制作はしていたが完成には至らず、一部は次作以降に流用している。

2015年に当時一人暮らしをしていた祖母の介護を家族で行う必要が出てきたという事で長年住んでいた所を離れて祖母の家に引っ越し。それと同時にモニタースピーカーを導入する事が出来て前述の問題を解決できた。

2016年後半に、以前派遣社員の時にお世話になった社長から誘われ、急遽それまでの仕事から工場内の物流の正社員に転職した。それでしばらく頑張ったが、出勤の時間が早い事と,家と勤務地が遠い事に納得しきれず、「一時的な金稼ぎとしてはアリだが一生の仕事としては違う」と思い退職を決意、2017年5月に社長に年末の退職希望を伝えそこまで頑張った。

こんな感じで中盤までは仕事など充実した気持ちはあったが、頻度が落ち始めたtwitterの勢いが全盛期を取り戻す事はなく、「大体3年で飽きる」という個人的な法則の通りマンネリ感が目立った時期となった。

 

 

 

 

(サイド2)別SNS紹介

twitterだけでなくいくらか別のSNSも使っている。一時期「TwitterFacebookだけで十分」と思っていたが、現在は一応他のも活用している。流石にTikTokはしないけど。

 

facebook

2011年3月に登録。これも専門学校時代に必要を迫られた事によるもので、要はtwitterと違って実在の人物同士の繋がりを表現するためのものかなぁと思っている。

 

一時期は専門学校内での近況報告とかUDLRとは違ったやや俯瞰的な見方で解説するなど微妙なポジションの違いを活用していた。しかし本名でやっているので、当然小中学生の同級生などがこっちを知ると繋がるようになり、専門学校以前と以降で空気感が違うと思っている僕にとっては使いにくくなっていく。加えて、単純にSNSの発信頻度自体も減り、facebookならではの言いたい事もほぼ無くなった。

 

現在では今繋がっている人の発信をたまにいいねしたり仕事や学校関連で本名で改めて繋がりたい時にフォローするなど限定的な活用に留まっている。今後facebookでこっちから発信するのは「結婚しました」とか「音楽の仕事しました」とかぐらいか。今のところはどちらもその可能性は低い。

 

・LINE

2015年8月登録。当時携帯はフィーチャー・フォンだったので先月購入したばかりのipadを使って無理矢理使用していた。2016年10月に携帯をiPhone7にしたので以降はそっちに切り替え、使用頻度がやや増えている。

 

使用動機は不純である。もともとはDr.ULのツイートの通り、ポイントサイトからアプリをインストールしてポイントをゲットしたいという事で、そこにあった出会い系のアプリをインストール、そこでのやり取りを発展させたいと思ったので急ぎ気味でLINEを導入した。もちろん、途中で個人ではなく業者っぽい事に気づいたことでこのやり取りは意味が無くなり、しばらくLINEもそこで止まっている。

 

現在の主な使い道は飲食店などをフォローしてクーポンを活用したり、知り合いに手っ取り早く繋がるためにLINE交換したり、出会い系漫画喫茶で知り合った女性にLINE交換したりなどで、下品な目的も強いが一応毎日チェックする程度には活用している。

 

instagram

2018年2月登録。後述の純粋期の頃に色々散歩して写真を撮り、Adobe CCも導入(現在はフォトプランのみ利用)したという事で、自分なりの世界を構築しようと始めたグラフィック・アカウント。

 

一部を除いて基本的にモノクロ写真で、僕はモノクロならではの閉鎖感を気に入っている。これらの一部を流用してmonoLRUDLRの作品のジャケット画像に使ったりもした。一時期そこそこ集めて現在は新しいのを出していないが、個人的にはこの状態で満足しており、でも新しく写真を撮ってモノクロ化して出すのもアリ、という感じである。

 

最近の他の利用法としては、アイドルを卒業して一般人になってた人がインスタを始めたという事でその近況を見たい為にinstagramにアクセスする事が増えた。卒業時は心配したが元気そうで何よりだ。

 

 

 

 

(5)純粋期

2017年末に自分の希望で退職したが雇用手当は適用できるという事でしばらくのんびりを再開し貰えるものを受け取りつつ、その後は2014-2016年の物流現場に復帰し現在に至る。

 

この頃(2018年以降)から「1日1以上は何かツイートしないと心配される」と思っていたのが無くなり「起床」とか「さて仕事へ」とかの行動ツイートもしなくなった事でツイートが無い日も増えていく。twitterの発信頻度は過去最低だが、「起床」「さて寝る」しかツイートしかなかった日が多々あった時期よりも意義を感じている。この方が後から振り返る時に意味の無いツイートを見なくて済むし。

 

通常時は発信頻度は少ないが、個人的に気になった事象があればそれについて自分なりに考えた事をツイートしたり、他に同意できる意見をピックアップしたりして、その時はよく表に出る。具体例としては去年のテクノミュージシャンの逮捕とか、数ヶ月前からずっと続いている流行病関連のニュースとか。こういうコメントはtwitter初期と比べると慎重かつ自分なりのコメントが出来ているので成長にはなっていると思う。

 

あとは去年からアイドルグループ、特に日向坂46などの坂道グループが気になっており、公式やファンなどの様々なツイートを頻繁に見ており、それもあってtwitterを閲覧する頻度は数年前の時期よりは増えている。

 

そんな感じで自分のtwitterはまだまだ現役であり、twitterが終わってしまう事はあまり考えたくない状態である。様々なアカウントや会員よりも長いホームグラウンドになっている。

 

 

 

 

(6)総括

という訳で10年は長く、確かにこの間に学生生活を卒業したり仕事が数回変わったり家も変わったりしているが、自分としては経験値が増えた以外の根本的な所はあまり変わってないと思っている。まぁ経験値が増えたからこそ、細かくブレていた所を固める事ができているが。

 

むしろ自分よりも周辺が変わったんじゃないかなぁと思っていて、例えばゲーム会社のサウンド担当になったり,音楽ゲームに進出したり,結婚したり,など、多くがクリエイターや人間として順調なステップを歩んでいるように見える。一方でここ数年でほとんどtwitterで見かけなくなった知り合いやクリエイターなども多々いる。

 

停滞期がありながらも辞める事が無かったのは、twitterでの自分の表現や存在に自分らしさと意義を感じていたからで、周りが変わってもこっちが変わらなかった事には焦りもあったけど安心感もあった。

 

その辺は自分の音楽も同様で、学生から社会人になる間に様々な憧れ(スポーツ実況ができるアナウンサー、monogpのバイクレーサー、舞台上で自分のやり方で笑わせたり,様々な芸能人やアイドルを仕切れるMC力がある芸人、など)ができても、憧れ程度に留まったのは、自分の中の音楽のオリジナリティを軸にマイペースに生きていく方が,何かの実現で他のイメージが出来なくなるより良いという感じで判断していたはず。まぁその時は単に音楽優先という感じなんだろうけど。

 

今回よく出てくる「自分らしさ」を今思いつく範囲で説明するなら、自分で出来る事は人に頼まずなるべく自分で完結する、周りに無理して合わせない、落ち着いた空間が好き、一人で試行錯誤するのが好き、凝りすぎた設定などは好まない、自分で自分と会話するのが好き、自分がされて嫌だと感じた事は自分ではやらない、言葉よりも風景や音で表現してイメージさせるやり方が良い、衝突するくらいなら距離を置く、自分でできる範囲で表現する、悩む事に対して自分なりの答えは必ずあると思っている、その時決定した事は本当に正しいかどうかは分からない、説明するより実践で見せる方が良い、まずは慣れを目指す、心の中を読まれる可能性を考え汚い表現などの使用は避けたい、何回でも説明しても良い、攻撃性を出したくない、集団の中に自分から入るのは好まない、苦手な人を避ける為なら頑張る、一人でなんとか乗り切れる時が一番頑張れる、など。まぁそんな感じ。

 

あとは最近でも問題になったSNSの中傷などについて思うところは色々あるけど、個人的に言いたいのは上の「自分らしさ」の中でだいたい含まれていると思う。残念ながら全員がそんな考えでは無いので個人が持つ感情の可能性は避けれないが、せめて厳罰の実例があれば抑止力にはなるのではないか。
僕が10年前にtwitter始めた時に比べてSNSを始める敷居は低くなっており、良い意味でも悪い意味でも気軽に出来てしまう。もちろん幾らか教育での対策はあるだろうけど、出来るだけ様々な実例で反面教師を知った方が良いと思う。

 

とはいえ、どんな事でもやはり経験の過程で何らかの失敗はするし、失敗を経験する方がルール遵守を意識しやすい。それで僕がアドバイスしたいのは、「ミスをしないよりも、ミスに気づく事が大事」で、その方が色々対応しやすいと思う。一発アウトなミスはもちろんダメだしそれを防ぐ為の教育は必須だが、初心者は丁寧すぎるくらいが丁度いいので、サポートがある内に自分のやり方を見つけてもらいたい。

 

2020/6/11

UDLR

(今後随時修正する可能性あり)

UDLR大賞2019

ほぼブログにノータッチ、それどころかtwitterのツイート頻度も大分減っているが、別にネットから離れているわけではない。面倒がっている状態が続いているのは良くないので、なんとかブログの存在意義を見出してみる。今回は2019年の振り返り。1年の振り返りというよりは下半期の振り返りが強いのは仕方ないか。

 

 

一般的回想

そんな訳で「今年の漢字」が発表された12月中旬から本格的に今年の振り返りをする時期である。一般公募で決められる今年の漢字は「令」になった訳だが、どうしても今年の年号が「令和」に変わったという一点で決まったような印象で的を射た感じではないように思う。

もし僕が「年号が変わった」事も含めて考えるなら、芸能界の不祥事や災害が目立った事も絡めて「変」を推す。そうすれば「突然の出来事で多くの変更を余儀なくされた」という意味を含めることが出来る。

 

一般的な2019年は、確かに流行語大賞になったラグビー日本代表の活躍などもあるが、それ以上に芸能人の不祥事や消費増税や災害や事件など、どちらかと言えばネガティブな出来事の方が印象に残る年だったと思う。

特に個人的にはテクノユニットのメンバーが薬物で逮捕された事はここ数年で最もショックな出来事で、そのニュースから派生して関係者の対応や当事者が関係している作品の扱いなど、当時のどのニュースよりも考えさせられる問題になった。で、普通の芸能人だったら、どう謝るかやどうコメントするかが「期待」されるが、相方はそれを気にせず自分流の態度を貫き、「もしかしたら最悪解散になるのでは」という不安を払拭してくれた。通常であれば逮捕になれば失望の感情を持つが、僕はこの件に関してはむしろ逆で改めて敬意を深める結果になった。逮捕されたという事実は変わりがないが、少なくとも音楽に関しては最終的に通常通りに戻れる様に願っています。

 

ついでに2010年代も終わるという事でその10年間をサラッと回想してみると、特に携帯電話がiPhoneに代表される「スマートフォン」がメインになったのが大きいんじゃないか。他にもダンスミュージックが派手なEDMがメインになったり、ネット動画で個人が表現するYoutuberが出てきたというのが、個人的にパッと思い浮かぶ印象である。

正直に言うと、僕はその雰囲気やセンスはあまり好きではない。僕が小-中学生ごろだった2001-4年辺りまでのSFチックでクールな感じ(例,チャンネルの雰囲気ラジオの雰囲気)が今となってはすごい好きだったと思うのだが、その雰囲気から方向性が変わっていった。それを見て僕は「これじゃないなぁ」と思い続けている。まぁ失われた方向性が禁止されている訳ではないから僕は閉鎖的な雰囲気をこれからも探したり表現したりしていくが。

 

 

個人的回想

(1)制作編

で、僕の話をするなら、まず今年の音楽的成果は、とりあえずUDLRの15thAlbum「Partner」、別名義monoLRの2ndLP「Monaural Techno LP2」がメインの制作物で、あとは外部の音楽企画に数件参加した。外部参加は去年より少し減ったが、基本的には去年と同じくらいの制作になったんじゃないかと思う。音楽的には主にUDLRのアルバムではアンビエント含むテクノ、monoLRの方でシンプルなテクノの追求ができた。

ただ、去年の振り返り時に、「来年はもっといい結果が出るはず」という趣旨のツイートをしており、その判断基準で言うならいい結果が見つかったとは言い難い。それなら来年こそもっといい結果を出したい、と言うのは簡単だが、ここ数年の取り組みを考えると「明らかな成功をしたとして、そこからその水準で制作を続けられるかどうか」「結局成功とは何か」「何はともあれ制作意欲が続ければそれでいい」などを感じる様になっている。無理に目標を設定するよりも、まずは制作意欲の維持に努め、その中で発見できたゴールに向かう程度でいいんじゃないかと思う。

つまり来年、というか現時点での今後の目標は

・制作をする

・作品内での自分らしさの表現をうまくまとめる

程度で十分である。

一応年単位の比較は今後もやめないけど。

 

 

(2)今年の発見(過去編)

今年もいくらかのコンテンツを発見していくらか印象に残っているが、まずは最新モノではなく「今年より前からあるもの」を箇条書きで取り上げる。

 

BANDAI EMOTION ロゴ

youtu.be

ガンダムなどのビデオ作品で見れるらしい冒頭のロゴ。何回か変わっているが主に初代を取り上げる。

僕はガンダムなどをビデオで見る事はないので、このロゴは最近まで知らなかった。15年以上使われたこともあって古さはあるが当時ならではの格好良さがある。僕の曲もたまにオンエアしてくれるRadio Dark Tunnelでよく放送されるSynth Wave作品のジャケットもこういう雰囲気に近いという事も個人的には気に入る理由になる。特に途中からドドドドと黄色いEMOTIONの文字が出るところはついノってしまう。

上記の動画はその初代だけでなく現在に至るまでの数パターンも見ることが出来る。やはり時代に合わせて内容も変わっていったが、現在のバージョンは初代を意識してリメイクされたもので落ち着いている。こういう原点回帰的なのは特にファンではなくともホッとすると思った。

 

 

FM802の過去のインフォメーション

www.youtube.com

家族で買い物などで車で外出している時、つけているラジオは大抵FM802MBSラジオである。なんでなのかは親の選択なので分からないが、とにかく馴染んでいった。FM802を確実に聞いていた中で最も古い記憶は2003年くらいで、その根拠は日曜日にやっていたチャート番組でのDJが浅井博章さんだったという記憶である。

そこから僕がCDやカセットでBGMを用意したりそれ以外の時は親がMBSラジオを選ぶようになったことでFM802を聴く機会は減ったが、wikipediaなどで調べられる時代になってからFM802の特色を理解し、「アイドルやブームに媚びない」姿勢に好意的になっていった。で、去年辺りから積極的に選ぶようになり、最近ではRadikoアプリでBGM代わりにも利用するなどで聴く機会を増やしている。

この動画はまさに小・中学生の時代のラジオの録音物で、まだテクノを知らなかったこともありあまり記憶になかったが、実際聴いてみて「こんな感じだった」と思い出すことができた部分と「良いテクノBGMだ」と興味を持った部分を同時に感じた。社会的なニュース、システム的な交通情報、明るい天気予報、など、もちろん現バージョンも良いのだが、2003年ごろの方が「何回聴いても飽きない、むしろ積極的に聴きたい」感じがある。どの媒体にも言えるが、たまには旧バージョンをそのまま再利用しても良いんじゃないか。

 

・冷凍ブルーベリー

twitterで「セブンイレブンの冷凍ブルーベリーがオススメで美味しい」という感じのツイートを見てから何となく気になった。実際に買って食べると、美味しかったし翌日の目の疲れが薄かったことで美味しさと実用性を感じた。それ以来1週間で数袋食べたくなるほどハマっている。

量と値段の都合(頻繁に食べるなら200円程度にしたい)で試した種類は多くないが、個人的にはセブンイレブン、あるいはイオンの冷凍ブルーベリーあたりがちょうど良いんじゃないかと思う。前者はスタンダードな感じ、後者は量が少し多く粒が大きめで味はややブドウっぽい、という感じ。冷凍ブルーベリーの比較記事でイオンのブルーベリーは低評価だったが、それをイメージして食べると意外とそうでもなく、自分で試してみないとわからない一例が増えた。

他にファミリーマートとローソンの冷凍ブルーベリーも試してみたが、前者は「冷凍カニを一回解凍して旨味が逃げた」ように味が薄く、後者はローソンが多い割にはブルーベリーが買える店が少なく気軽に買いに行けない、という問題点がある。

そんな感じで今後も気軽に買える範囲でブルーベリーを探したり楽しんでいきたいと思う。

 

・その他

電子音楽臭さをあまり感じないが電子音楽らしい聴きやすさと孤高さを感じるススム・ヨコタの作品、幼少期になんとなく記憶があるけど最近CSで放送されているのを見て改めて面白さを感じた「古畑任三郎」などが印象に残った。

 

(3)今年の発見(今年編)

Howard Jones "Transform"

www.youtube.com

ハワード・ジョーンズは80年代から活動しているシンセポップアーティスト。wikipediaには「1992年の作品以降はアコースティック路線」と書いてあるが、近年はすっかりシンセポップに回帰しており、2005年の「Revolution Of The Heart」の曲が電子音楽主体のパズルゲーム「ルミネス エレクトロニックシンフォニー」に使われたり、2016年の前作「Engage」でもEDM全盛期の中でジャケット通りの淡白でドラマチックなテクノポップを聴くことができた。

僕は洋楽にハマった小中学生の頃からよく聴いていて、特に家で音源があった2ndと4thがお気に入りだった。親しみやすいサウンドもそうなんだけど、アルバムの後半になるにつれて段々暗くなっていく流れは僕の音楽性に反映されている要素の一つと思っている。

「Transform」は「Engage」のサウンドを継承しつつ、色彩と分厚さが増した、まさにジャケット通りのサウンドの変化をしている。BTとコラボした曲がいくらかあって、そうなるとイメージを超えた変化が心配されるが、アルバム通して聴くとあまり違和感はない。

長いキャリアでサウンドシステムが変わってもポップセンスが不変で最新作も安心して聴けるのは僕も尊敬したい所である。ハワード・ジョーンズの場合は、90年代のテクノ全盛期に一旦電子音楽を離れた事も大きいんじゃないかなと個人的に思うけど。

 

ケイマックス番組(日向坂、22/7など)

芸人MCでアイドルが出るバラエティ番組。今年の後半で一番ハマった要素の一つで、この面白さに気づいたことでアイドル世界の見る目が変わった。

そもそものきっかけがジャンプアニメ「鬼滅の刃」のためにBS11を見た時で、たまたま前番組「22/7 計算中」が目に入り、そこで22/7に興味を持った。当時の最新シングルの特典ディスクの一つに番組の総集編と未公開の映像が入っているのを知りわざわざそれを購入したほどである。

その後しばらくして同じ制作会社の番組の坂道グループにも目を向け始め、特に日向坂46が一番面白いと思った。日向坂にしたのは2019年9月当時最も歴史が浅くて覚えやすそうだったのもあるが、グループの誕生経緯が独特で、そして番組「日向坂で会いましょう」がyoutubeまとめサイトで見て面白かったのが大きい。この番組は関東と幾らかの地域での放送で、関西のテレビで見る手段が無いのは本当に勿体無いと思う。わざわざ「youtubeにアップされた動画を見ている」と言っているのは、関西でも放送してほしいという個人的な意思表示である。3rdシングルのPVが神戸で撮影されたのを知って、それならテレビ大阪を差し置いてサンテレビで放送する動きになっても良かったんじゃないかと思ったりした。冠番組が見れない代わりに、他の地上波やCSで日向坂46が出ている番組がある時はなるべくテレビでチェックできるようにしている。

22/7は来年から目標だったアニメの放送があるが、メンバーの体調不良も頻発して遂には卒業に至ってしまったり、アニメ開始に伴って「計算中」が終わるなど、実は不安な感じがある。アニメの放送も長くはなさそう(テレビ放送は12話か?)だし、目標を超えた先の方向性はどうなるか。

日向坂46は年末の紅白や今後の予定、さらには来年末の東京ドームライブまで発表されるなど来年も目が離せないが、こちらも目標としていたことが順調に決まってしまい、今後どんな目標で全力パフォーマンスを続けるか気になるところである。あとは休業や自粛しているメンバーがいるので、来年は無事に現役メンバー全員揃って活躍してほしいと思う。

 

・その他

最近の作品なのに親しみやすさと活発さを両立させたダンステクノで個人的な到達点の指標にもなったCARPAINTERの作品と、やや古めのテイストで勝負したアイドルEspeciaの元メンバーでそのテイストをあまり変えずに近代化させた方向性でソロデビューしたHALLCAの作品あたりが印象に残った新作だった。

 

総合的回想

まぁそんな感じで今年の振り返りを書いてきたが、やはり後半期の方が印象が強い。もし中盤に振り返っていたら前半の方もしっかり書けたと思うので、次回は2回に分けたいところ。

 

上の方を見ればわかると思うが、今年の後半の個人的なメインコンテンツはアイドルで、今まで見向きもしなかった事を面白いと感じていた。そのコンテンツの動画を見る事によって音楽制作に使う時間が減ってしまったが、多分来年落ち着くかなと思う。一応、monoLRの「Livestage」という曲はアイドル世界にハマり始めていた時期に作ったもので、ライブ空間を表現しようと意識している。曲自体にアイドル要素は皆無だが。

 

この文章の前半は12月中盤に書いているが、完成に向かう間に2週間くらい経ってしまい、その間にM-1グランプリが過ぎてしまった。今年のM-1M-1で初めてまともにネタを見るコンビが数組いて、しかも前半で有力コンビが高得点を出していたので、正直後半がすごい不安だった。その中でミルクボーイがそれまでで一番の笑いを作ったのが衝撃的だった。「M-1史上最高得点」が強調されがちだが、これはレベルが高かった前半の空気を超えたのを審査員全員が認めた事の意味合いが強かったんじゃないかなと思う。まぁそれだけ全体のレベルが高かったとも言える。ミルクボーイも衝撃的だったが、最後に出てきたぺこぱも一回ネタを見ただけですごいハマってきている。新しい芸人の出現が期待されるお笑い番組としては大満足の結果になった。

 

話が逸れたが、今年はSNSでの発信頻度も減り、作品は例年通りの制作が出来たが、それ以外の表現力が発揮できなかったかもしれない。「作品を通じて僕を理解してくれる方が増えると嬉しい」と思っている僕としては「そりゃ理解されないよな」と総括せざるを得ない。無理してネタを作ったり文章でファンを増やそうとは思わないが、自分らしい文章を増やして「こんなに考えているとは思わなかった」というマイナスな意外性を減らせるようにはしたい。

 

とりあえず来年も制作を続け、自分なりの面白さを提示できればと思う。現状維持のつもりではあるが、これまでの経験や前後の作品の流れによってその時の「現状」は変わり続けている。透明的なスタンスの中で滲み出る人間らしさ、僕はそれで十分である。

 

2019/12/30

UDLR

(いま坂道テレビを見ながらこの文章を仕上げている)

 

 

monoLR - Monoral Techno CD

 

01 Monochrome

02 Around

03 Blue

04 Invasion

05 Street

06 Cloud

07 Down

08 独立不覊

(2018年作品)

 

概要

6/3(日)の大阪で開催された関西の同人音楽イベント音けっとにて販売されたCD作品。8曲で65分。ジャンルは主にテクノ。

 

普段のUDLRとは違う名義でモノラルテクノを作ろうという構想自体は去年からあって、自由人になった今年から少しずつ試みていた。そんな中で4月に音けっとの存在・開催を知り、それに合わせる形で具体的な制作に動いた。1-2ヶ月の期間があれば何か企画とかできただろうが、他人を巻き込む事はできず結局単独制作にした。

 

曲の制作順は4→1→2→3→6→5→7→8。基本的には制作した順に配置しつつ少し調整した。4曲目が最初の制作になったのは、その時はこの作品を想定したものではなく、たまたまUDLRとして作っていたのを、後になってこのコンセプトに合うと思って合流させたからである。

 

制作当初の曲名は「monoral techno 01」などとシンプルにするつもりだったが、6曲目が出来てそれを聴きながら「Cloudという曲タイトルにしたら面白いんじゃないか」と考えた事から「英単語1つ」という今作の曲名の法則に繋がる(最終曲除く)。それと同時に、「UDLR - Monochrome EP」という感じに考えていたタイトルを変更し、monoLRの名義などの方針も固めていった。

 

UDLR , Dr.ULに続く僕の名義となったmonoLR。「なんとかLR」という感じで命名時は深く考えなかったが、UDLRの関連名義としてイメージしやすい事や「モノラルなのにステレオ(LR)が付いている」という相反的な要素など、シンプルだけど面白い名前にできたと思う。今後もこの名前は大切にしたい。

 

モノラルという音楽的な制限のテクノは、派手さはなく地味だが奥深い方向性ができるんじゃないか、と今回の僕は考えている。その辺はジャケットなどのデザインにも反映したが、とりあえず後述にして曲紹介する。

 

曲紹介

 01 Monochrome

今作の想定をし始めてから一番最初に作った曲。当初想定し最終的なジャケットの雰囲気に近いイメージが早めに表現できたのは良かったと思う。タイトルもそのイメージ通り。制作が進むにつれて後半の曲制作や調整はスムーズになったと思うが、その分初期のこの曲と次の曲などの調整に苦労し、ミックスとマスタリングそれぞれの決定はこの曲が最後になった。

 

02 Around

制作順はMonochrome→Aroundとなっているが、実際には間にボツになった曲を挟んでいる。多分それらの中間の内容だったはず。それもあってか、Monochromeが地味めだったからか、この曲の制作はその反動で少し手数を増やし活発的な感じを意識したかもしれない。その分調整に苦労したが。タイトルはうまく表現できないが街中を歩いている感じから。

 

03 Blue

宵闇レコーズの企画​ァシッドハゥス vol.01で参加した曲。企画名に合わせてアシッドなテクノを意識している。10分になっているのはフィルター操作をじっくりしすぎたためで、個人的には終盤のじっくり感が好き。1曲目と2曲目と違ったジャンルの方向性にする事でその後の制作がやりやすくなったと思う。タイトルはメロディの色、あと中間で救急車の音色っぽい聞こえが出てくることから「青ざめた」感じも含んでいる。

 

04 Invasion

唯一のドラムンベース。ジャンルは大きく違うが、UDLR作品の中では準レギュラー的ジャンルで、アルバム的にも変化球的な位置付けである。
前述の通り、この曲は今作を作る前から存在しており、後からこの曲の雰囲気と今作のコンセプトが合っていたので合流させた。そのため当初はステレオ音源も含んでいたが、いずれもモノラル音源に変えることができた。タイトルは「日常の場面から不穏な物体が現れる」感じをイメージし、それを含んだ「侵略」という単語から。

 

05 Street

制作後半の曲で、この頃になると制作もスムーズになり、シンプルに仕上げることができるようになってきた。調整回数が少なめで完成までできたのでその点で僕も気に入っている曲。タイトルはアルバムの中では一番街中を歩いている感じがあってCloud同様「こういうタイトルだったら面白い」と思って名付けた。

 

06 Cloud

前述の通りアルバムの方向性を固めるきっかけの一つの曲。中盤の部分から、不穏,モクモクな感じ,ビルの屋上からみた交差点を早回した感じ、などをイメージし、「Cloudというタイトルだったら面白い」と思って、曲にタイトルをつけたくなった。調整は前半曲同様苦労した。

 

07 Down

制作終盤のこの頃からさらに趣向が異なり、気分的にもアルバム構成的にも4つ打ちを避ける流れを作りたくなった。まずメロディを作ってから、手で叩いたキックを調整するという手法で、マウスで試すのとは違うノリが出来たのではないかと思う。タイトルは「午後の都会の日常の街の中で疲れを感じる」という複雑な意図を込めようとしたが、全部は表現できず、少し含む感じで落ち着いた。

 

08 独立不覊

どくりつふきと読みます。知らないとわからない四字熟語なので、なるべく読める配慮はしたかったが、デザイン的に結局カットしたので、せめてここで説明しておく。意味はこの辺を参照だが、要するに「誰の力も借りず一人で実行する」意思を改めて表明する形を示している。
で、曲の方はBPM132を半分の表記にしてもいいような、緩いけど重さがあるビートで、暗い雰囲気を歩く感じ。この辺のストイック感が武士っぽく感じたので、これまでの曲タイトルの法則ではない四字熟語のタイトルにしようと思った。その四字熟語を何にしようか色々調べ悩んだ結果が、独立不羈。
もし今後monoLRのアルバムを作るのであれば、「最後の曲のタイトルは四字熟語」という法則になるだろう。

 

デザイン

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1枚目→ 表ジャケット

2枚目→ 裏ジャケット

3枚目→ ディスク盤面

 

早い段階でモノクロのイメージを想定していたこともあり、大まかな雰囲気はすぐにできたが、そこから最終形に持って行くのは多少の試行錯誤はあった。

モノラルということをジャケットでも表現したいので、左右の広がりをイメージするようなデザインを避けたかった。それで真ん中に文字情報とイメージを集める形だが、それをそのまま表現すると、ジャケットとしての面白みを感じなくなる。その辺のバランスが難しく、一度は形にしたデザインをやり直した部分もある。

 

以下は修正前の表ジャケット。

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この修正前と完成形の比較を中心に説明していくと、

修正前は事前に想定していた「真ん中にイメージと文字情報を並べた」イメージを自分なりに再現したものだが、一方で真ん中の存在感がやや強く、両端の空白が目立ってしまうとも言えた。また、上の写真と下の写真の微妙な質感の違いを統一できず、結局イメージを一枚に減らしてもっとシンプルにした。

 

この一枚イメージはデザインし始めて最初の方に配置したものだが、この一枚で「都会」「散歩」「孤独」「無機質」といった今回のアルバムの要素を一通り表現できていると後から感じ、このアルバムのイメージに適していると思った。ちなみにこれらのイメージはinstagramで公開している物を流用して調整したものである。

 

「monoLR」のロゴは文字も含めて縦書きにしようとしたが、それをやろうとしたら文字まで縦に傾いてしまった。ただこのフォント(Bullheaded)で、「ヨロコロ」と読めるのが面白かったし、このフォントでmonoLRと見える、ということでこのまま採用した。修正後はもう少しわかりやすいように、monoの所を薄めて区別している。

 

裏ジャケットはUDLRの裏ジャケットと同じような曲リストとクレジットの表記で、一方でUDLRとは違う雰囲気の汎用性を意識した。例えば、UDLRなら背景にイメージを大きく見せたりするが、今回は表で使わなかったイメージを小さく再利用する程度に留めたり、簡素的ながら曲の長さも付記するなど。「独立不羈」にルビを入れることも考えたが、それを入れると「親切になりすぎてしまう」「漢字だけの記号性が損なわれる」と判断し、無機質感を優先する結果になった。

 

ディスク盤面のデザイン形態はこれまでのUDLRのCD同様、上半分にイメージ,下半分に曲表記とArial Blackフォントでアーティスト名と作品名、という構成。この辺はUDLR作品と同じレーベルという意味での統一感を意識している。ここでの「独立不羈」は「dokuritsu-fuki」という感じで読みの答えの表記にしようかと思ったが、それだけ長い名前になってしまってバランス的にややこしくなること,明朝体での表記が周りと意外と馴染んだことで、結局見送っている。

 

総評

UDLRの当時の最新作「Resistance」と似たイメージになってしまったが、それ以上に平坦で閉鎖的にすることで差別化を測った作品となった。UDLRアルバムよりも音数や展開や曲数を抑え、比較的気楽に作ったことで欠点が目立つ要素をあまり感じないので、その点は良かったと思う。一方で力みも少ないのでシンプルに収まり、隠れた魅力も少なくなっており、自分としても「スッキリまとまっている」以外でこの作品をアピールしにくい面もある。


実際の音けっとではこの作品とResistanceを比較された場面もあり、「ループ感が目立つ」と指摘されこっちの購入を見送られResistanceのみの購入となった場面もあった。もちろんその指摘自体が貴重なものだが。
ちなみに売り上げ自体はどちらも同じ枚数で落ち着き、半分以上はtwitter関係や学校関係の知り合いでその辺のやりとりも少し出来てありがたかった。

 

イベントから早くも一ヶ月を過ぎた現在ではUDLRの最新アルバムの制作などがメインとなり、この作品関連の記憶が意外と薄れつつある。そういう意味でこの作品の意義は「別名義での作品制作をやり遂げた」ことそのものになりそうだ。

 

ただ何回か書いている通り、この別名義ならではの閉鎖的な雰囲気やデザインは1枚目のこの時点でも十分表現できたと思うので、今後制作を追加するならその発展・拡張に努めていきたい。

 

(この作品は現時点でネット公開は予定しておらず、一方でCDの売れ残りはまだまだあるので、年に数回あるかどうかのCD販売の機会でしばらく出していくことになるだろう。)

 

 

2019 7/11 追記

既に販売から1年以上どころか、この解説記事から1年以上経過して、現物もほぼ完売、という時期になりましたのでネット公開します。

 

udlrsound.bandcamp.com

 

あとタイトル含めてずっとモノラルを「Monoral」と表記していましたが、実際には「Monaural」だったのは今気づきました。Monoralでもラテン語で「一つの口」という意味にはなるらしいのでそれなら悪くないとも思いましたが、やはりそこは一般の表現だろうということで、次回以降はちゃんと「Monaural」にしますので、今回のミスはご了承を。

 

あとbandcamp公開する時に「Monoral Techno CD」のCDが引っかかったようで、bandcamp公開では仕方なく「Monoral Techno LP」表記にしてます(画像変更が面倒なのと本来の表記は変えたくなかったのでジャケットなどはそのままにしてます。)

 

なので、次回作のタイトルは「Monaural Techno LP2」になります。

 

 

GameCD_music Database#1 「リッジレーサー」

GameCD_music Database   第一回「リッジレーサー

 

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Info

発売日 : 1994/12/3

メーカー : namco

作曲者 : 細江慎治 , 佐宗綾子 , 佐野信義.

 

 

TrackList

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CD再生時は必ず2曲目から行うこと

1曲目はゲームデータであり曲ではないので、再生機材の悪影響やノイズが出る恐れがある。iTunesでのCD取り込み時はこのようなゲームデータは無視してくれる。

 

 

初心者にオススメのゲームCD

初代PlayStationと同時の1994年末に発売されたレースゲーム。元々は前年にアーケードで出たレースゲームの移植で、音楽も1993年頃の制作と思われる。後のシリーズでもお馴染みになっていく、独特なテクノミュージックの第一弾となる。

 

「テクノミュージックが使われているゲーム」と書くと未来的な世界観とか淡々と進んでいくような展開とかを想像する方もいるかもしれないが、このリッジレーサー(PS時代)にはあまり当てはまらない。90年代前半のサウンドという事で、テクノというよりはむしろレイブやジュリアナといった単語で説明する方が近いかもしれない。そんな荒々しく活発的な曲調がメインとなっている。

 

サンプリングという手法を知らないと「これは誰が声を出しているのか」とか「どうやったらこんな変な声になるのか」と思うような声が多用されているのも特徴の一つ。レイブなどの電子音楽的には普通だろうが、ゲーム音楽的には90年代前半当時は珍しいものだったのではないのだろうか。

 

そういった要素が特に突出していると思う曲を個人的に挙げるならば、やはり「Rotterdam Nation」と「Speedster」だろうか。特に前者は全体の中でも「ロッテルダムテクノ」と呼ばれた独自的な存在であり、製作側も不安視していたであろうエピソードもwikiなどで見ることができる。

もちろんそれら以外でも、不気味な声ネタで始まるのが印象的で丁寧な勢いがある「Feeling Over」や、後のリッジシリーズで何度もアレンジされ続ける「Rare Hero」、テクノとは違う手法だがノリは共通の正統派ゲームミュージックRidge Racer」などもこのゲームの代表曲だろう。

 

僕がこのゲームを知ったきっかけは、テクノという音楽を知って色々なジャンルを見ていた時にロッテルダムテクノを知り、そのwikiの中で「リッジレーサーシリーズに使われたことがある」という記述を見たことである。ロッテルダムテクノを知ったのと同時に、「こんな音がゲームに使えるのか?」という感じの疑問を当時持ったと思う。そこからyoutubeニコニコ動画でゲームとサウンドを知って、レンタルCDでリッジレーサーズのサントラを借りたりPSソフトを買ったりなどでリッジレーサーに触れていった。

 

このソフトは後述の通り入手難度も低く、様々な意味の初心者にオススメであると言える。

  • 「PSなどのCDゲームソフトでCD的に音楽が再生できるのもある」と知って初めて買う方
  • リッジレーサーという独自的なサウンドに初めて知る方
  • 分かりやすいレイブ・90年代の電子サウンドに触れたい方
  • 全体の長さは40分程度で長くなく、初期ならではのコンパクト感で気軽に楽しめる。レース曲は6曲だがそれぞれ特徴的な要素・フレーズを持ち印象に残りやすく、ボリューム的には心地よい。

 

 

電子音楽度 : 中-強

全体的にはレイブ的サウンドが中心だが、最初の「Ridge Racer」やOP時の9曲目などフュージョン的なジャンルの曲もある。EDの13曲目はフュージョンとテクノ要素が混ざった曲になっている。

リズムは基本的に打ち込みで、レース曲ではサンプリングを混ぜて勢いを加えていると推測される。Sampling Mastersの曲の様にサンプルの勢いをうまく混ぜたものもあれば、「Rare Hero」の様に、よく聞くと実は荒々しい使い方などを聞くことができる。

前述したように声ネタも多用されており、hooverとして知られるレイブ音色、初期のThe Prodigyなどを思わせる(というかProdigyの曲と同じサンプルが使われた部分もいくらかある)曲調など、当時のレイブサウンドに近いもののようだ。

 

このように手法はテクノ的だが、繰り返し音楽と言うよりは意外と展開は多く、メロディや声ネタが主役な印象で、ロッテルダム以外はリズムに主役感はあまり感じない。だから僕は初代は「電子音楽」というよりは「電子音楽ゲームミュージック」という表現の方が近いだろうと考える。

 

PS最初のゲームということでテレビ音響を意識しているのか、全体的に低音を意図的に削って中高域が少し前に出ている感じのミックスに聴こえる。(「Rotterdam Nation」のキックや「Speedster」のベースなど低音が削られても低音の存在感が残っているのあるが。) この辺からも「電子音楽ゲームミュージック」を感じさせる。
ちなみに次回作「RIDGE RACER REVOLUTION」以降は仕上がりの表現力が上がったのか、テレビの音響でも問題ないと思ったのか、電子音楽らしいマスタリングが強化され、低音の迫力も上がっている。

 

 

CD構成

前半の6曲はいずれもレース時に使われるBGMで、サウンド的には本編とも言える。後に音楽CDとして出たサウンドトラックにも、これらの曲が主役の構成となっている。

それ以降はレース外で使われる、所謂「システムBGM」にあたる曲で、残念ながらサウンドトラックには多くが未収録。

 

レースの曲の長さは5分前後だが、基本的には2-3ループ的な構成で、「Rare Hero」と「Speedster」以外はフェードアウトで終了。ループなので、5分の曲として聴くと途中長いと思う時もあり、気になるのであれば途中でフェードアウトする編集をしてもいいかもしれない。

 

この記事を書くに当たって、自力で曲の構成を調べたメモを以下に。目安なので参考程度に。

DAW(シーケンサー)の都合か1ループの長さ(小節数)に制限があるようで、特にBPMが早い「Rotterdam Nation」はループ時間は比較的短く、5分前後のレース曲の長さの中でループ感がやや目立つ。

 

システムBGMはレース曲ほど単体で聴かれる頻度は少ないかもしれないが、個別で楽しんでみるとレース曲とは違った面白さを感じることができる。例えばOPでお馴染みの9曲目や似た内容の10曲目はSound Effect的な役割であり、OPなどプレイヤー側の操作が少ない「演出や音楽が主役なパート」と、プレイヤーが操作をする「ゲームプレイが主役なパート」では音楽の聴かせ方が違うことがわかる。なんとなく映像的なミックスの仕上がりで、アタック感も明瞭でドラムなども活発的で、その質感に多くの人が印象を残し、ゲームプレイにアクセントをつけるような仕上がりになっている。この辺のミックスの違いを考えるのもまた興味深い。

 

11曲目は2分あるが実質的には1分の曲で、後半は延々とループして突然ストップして終わるという、音楽CD的には欠陥と言える部分がある。おそらくゲーム内でフェードアウト処理するからだろうが、この辺も「音楽CDではない」ゲームCDならではか。気になる人はフェードアウト編集する必要があるが、個人的には次の曲が若干間抜けな印象で繋がり方が面白いので、あえてそのままで楽しんでいる。

 

 

入手難度 : 低

ブックオフなどの中古売り場でもほぼ毎回見かけ、いずれも安い値段であり、ネットでも安い値段が多いので、入手に手間はかからないだろう。ただし現在ではPSソフト自体の取り扱いが減っていることもあり、そういう意味では注意が必要で、いずれは入手難度も上がっていくかもしれない。

主なネット購入先

ソフト(amazon)

ソフト(楽天)

サントラ(amazon)

サントラ(楽天)

 

 

関連レビュー・紹介リンク

リッジレーサー - Wikipedia

リッジレーサー - みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki - アットウィキ

リッジレーサー - ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - アットウィキ

http://gaming-gray.seesaa.net/article/421897141.html

http://codevis.nobody.jp/review-ps/ridge_racer.html

http://gmbanzai.blog.fc2.com/blog-entry-75.html

http://web2.nazca.co.jp/tukatan888/tuka-game5.htm

http://nijiiroleina.blog49.fc2.com/blog-entry-2280.html

http://d.hatena.ne.jp/KOMPOS/20160208/1454936419

http://www5f.biglobe.ne.jp/~hankotu/namco.htm

http://isouhanten.sakura.ne.jp/cs/namco.html

 

野望記#09

いよいよ寒くなるなど冬になって来た感があるが、今年の場合は「急に」という感じではなく「順当に」という変化だと思う。

 

さて、今年も残り1ヶ月半であり、同時に僕が年末に退職するまで1ヶ月半である。勤務先の不祥事で仕事が減ると思いきや普通に忙しく、しかもここ最近は気候の変化で体調を崩す人が増え、その分さらに厳しい状態である。年末に退職する人も巻き添えで忙しくなっており、とにかく早く過ぎて欲しい。

 

僕の今年の制作は、母校の専門学校の学園祭で今年のCDを販売した時点でほぼ終わりだが、それとは別の制作は一応やっている。おそらく「UDLR」とは別の名義での活動になるだろうが、その辺を具体的に表明するつもりは今のところはない。実績がないとはいえ「UDLR」はほぼ10年前からの活動で個人的な活動イメージも付いている。UDLRはUDLRでやっていきたいし、一方で別名義で始める際はUDLRとは関係ない位置からの作品発表をしたいと考えている。

 

来年から予定している活動軸としては以下の通り。
(1)UDLRあるいは別名義での作品発表を目指しての音楽制作をできるだけ毎日
(2)Adobe CCを導入して様々な画像やアルバムジャケット(架空や試作を含む)の制作、月で数枚を目標に
(3)もっと広まって欲しいと思っている音楽作品のレビューを週一回で


この辺の構想は退職表明した5月からほぼ毎日考えており、仕事中の密かな楽しみとなっていた一方で、それを実行する時間と余裕がまだないということで悔しい思いをしてきた。長い間構想して、ついに実行できるという日が近づきつつ、いざ迎えると本当に上手くできるかどうか不安な気持ちもある。

 

楽しみな一方で正念場でもある、そんな2018年まで後一ヶ月半、潰れることなく耐えて欲しいと自分が自分に願っている。

野望記#08

・10月に入り完全に暑さはなくなり、むしろ寒く感じる場面が増えた。去年は11月に入るまではそうでなかったイメージがあるので、早く寒くなったということだろうか。

 

・先月制作を進めていたCDは無事に完成、母校の専門学校に「納品」することができた。やりとりはいつも通りだがやはり刺激的で、「自宅に次いでの第二のホームグラウンド」を再認識させた。仕事の年末退職を何人かに告げ、その反応の中には「退職直後に飲みましょう」と言ってくれた方もいた。僕も退職後は仕事で行けなかった専門学校関連のイベントなどにもっと行きたいと思っているし、今後もまだまだ関わり続けて行きたい。

 

・仕事の方はミスして怒られる場面も何度かあったりするが基本的には無事にできている。一部の方にしか告げてなかった年末退職だが、今月上旬にようやく上司に伝わったようでそれについて数十分の確認をされた場面もあった。そうなってくると後は年末まで仕事を頑張るのと、後任ができた際それの引き継ぎがうまくできるかどうか、残り2ヶ月はその辺が不安になる。

 

・一方で個人以上の問題を起こしたのが、派遣会社経由での勤務先の神戸製鋼。直接的原因の事故などはまだないが、長年にわたって品質データの改竄は根深い問題で、今後の悪影響は現時点で想像がつかない。まぁ年末で1年3ヶ月で退職する僕にとっては特に思い入れはなく「残業が続いている中でその問題で仕事が減ってくれるなら楽」と不謹慎ながら思っているのだが、もちろんそれ以外の従業員にとっては不満と不安が強くなるだろう。度々日本の製造メーカーで不祥事が起きているが、最近の報道ではいよいよ日本の製造全体の不信感につながっていく可能性もあるのではないかと思わせる。

 

・どうでもいいが、この記事の公開日は僕の誕生日である。「色々冒険ができる」イメージの20代の終わりに少しずつ近づいているが、この歳(26)の場合は、ここ数年以上の冒険や挑戦をしていくことを意識し納得できる結果を得られるように努力したいと思う。

野望記#07

残暑が続くと思いきや明らかに涼しい日が続き、比較的暑い日でも先月よりもマシで汗もあまりでなくなってきた9月。
5月末に「年末辞めます」と社長に宣言してから問題なく4ヶ月が経過したが、一応まだ3ヶ月残っているし、まだ全体に僕の退職が伝わっていないので、忙しさはまだまだわからない。年末退職を間接的に決意させた忙しさは相変わらずで、もしそう決意しなかったら色々潰されそうな気持ちになっていただろう。そう決意しているからこそ年末に向けてなんとか過ごしているし、残業を利用して短期的な稼ぎができている。

来月初週がリミットのアルバム制作だが、ほぼ土日の活動に限られているにも関わらず、意外と進んでいる。マスタリングは今年購入したiZotopeNomad Factoryのプラグインなどを活用することで今までよりも楽でありながら具体的な処理ができていると思う。もう少しマスタリングを進めて確定できれば、あとは残り一週間でCD生産を済ませることができれば今年の制作はほぼ完了か。

来年の活動に向けての構想はほぼ毎日やっており、CD制作を完了した後にはもう少し具体的にまとめたいが、箇条書きにするなら、
・楽曲制作
・特定の音源やエフェクターを使い込んで自分なりの使用法やプリセットを作ってみる
Adobe CCを導入してデザインを試行錯誤
Apple Musicで聴ける音楽、Apple musicでは聴けないマイナーCD、PlayStationなどのゲームCDで聴ける音楽、などを取り上げ自分なりにレビューする
などを予定している。こういったことを想像するたび、来年以降の活動がワクワクするが、問題はそれらが継続できるか、そして収入がもらえるだけの実力がつくかどうか。

野望記#06

7月が暑くなったので8月はもっと大変かと思ったら、暑すぎて逆に異常気象や台風が頻発し、意外と落ち着いている印象。それでも暑いのはもちろん変わらないが。

仕事的には残業も続き、それだけ収入もあるのだろうが、単純にやりたいことや寝る時間が減ってしまっている。休日も単に休む状態も増え、その結果、やりたいことをやる為の私生活は破綻しつつある。僕はそれをよしとせず、毎日来年の退職後に向けての実行をイメージし続けている。

制作の方もうまくいかず一時期新規の制作を諦め、今年の母校の専門学校の学園祭は旧盤のみの販売にしようかと悩んだ時期もあった。それを変えたのは、今月中盤の専門学校関係者の結婚パーティーに出席した時だった。この辺の先生らとのやりとりは「やはりこの学校と関わり続けたい」と刺激され、今年の学園祭もなんとか新作を出してアピールしなければと考えるようになった。そう考えると残り1ヶ月くらいになってしまうが、来年に向けての「今年のやる気」を作っていきたい。

野望記#05

6月末あたりから暑くなってきた。それまでは外出に快適な気候だったが、それが少し面倒に感じるほど。来年フリーになる自分に、「外出をメインにするなら4-6月中盤まで」と言っておく。

仕事の方も忙しさが増しており、もし来年以降も勤務するのであれば私生活が「死生活」になっていただろう。というか今が既になっていて、家に帰ってからの充実感があまりない。何回も言うが、今年末までの勤務にしておいてよかったと思っている。

それでも仕事で急いだとか何らかの気持ちや気合いが残っているなら帰宅後に自主的に音楽制作に取り掛かることがある。
後はネットで音楽募集しているなど外部提供の機会があるときは普段と違う目的で制作に向かうことも出来る。最近それでいい感じのコンパクトのテクノが制作できた。

最近購入したNomad Factoryのエフェクト集はまだ全て試せていないが好感触で、それでいい仕上がりになる可能性が上がったと思う。ただ今までと違う質感はPCにも影響を及ぼしているようで、Logicが途中で落ちることも増えた。一応自動保存もしてくれるがプリセットが白紙になってしまうこともあるので、今後も制作に夢中になりすぎて保存を忘れないようにしたい。

野望記#04

先月「制作中のアルバムは曲数が揃ってきた」と書いたが、現時点ではそれらの多くをリセットしてまた新しく作っている状況。最近の制作はメインのメロディよりも単純なテクノ作りの方に向かっており、試行錯誤の過去を振り返るよりも前進したいという気持ちになっている。制作していたアルバムジャケットもリセットし、写真を使わずシンプルなデザインができた。


あと、Native InstrumentsのキャンペーンでKompleteの最新版へのアップデートが半額ということで2011年に購入したkomplete8以来のアップデートを実行。1万ちょいで済んだ。8時代はPC容量に余裕がなかったりそもそも使う必要がないという理由で入れなかったkontaktの生音源などを今回はとりあえず入れている。今の所は新しくなったReaktorとBatteryを使う頻度が多い。

他に購入したのはNomad Factoryの51種類のプラグインをまとめたバンドル。これは最近セールをやっているという記事を見たのがきっかけで、以前無料入手したBusDriverをよく使っていることもあって信頼性を感じ購入した。$99だったので11000円程度だった。今のところじっくり確認はできていないが、最近購入したKompleteやNeutronなども活用して良いものを作っていきたい。

また、先月書いた「仕事辞めて自由になりたい欲望」はブログに書いたあとに実行。勤務先の社長に「新しいことをしたいので年末に退職したい」と電話。社長は意外なほどあっさり受け入れてくれた。そんなわけで年末までという期間限定の仕事になって少しは楽な気持ちになったが、それでも半年以上先の話。また直前まで退職の意向が現場に伝わらないことになっているので、少なくとも数ヶ月間は職場での面倒なステップアップが続くだろう。しんどいときはほぼ毎回「仕事を辞めたあとどう実行するか」を考えている日々となっている。

投棄物

弱気みたいなものだが、決して遺書みたいなものではなく、一時的に気持ちを切り替える様にする苦肉の策みたいなものである。

 

 

 

「仕事を辞めたい文章」
最近は仕事に負けたくないと思いつつも、結局仕事を頑張らなければならない傾向になり、相対的にそれ以外の部分でやる気が出なくなる。楽しい仕事であればいいが、業務内容に共感しなくて、朝5時に起きる通勤もしんどくて、仕事中も自分で自由に動けない部分もあり、しんどい感じが目立つ。今これを書いている5/21の段階で、休日なのに楽しみたい気分も出なくて、軽いうつ病かもしれないと思うほど。会社や親などの周りの期待はどうでもいいが、単純に仕事を辞めたいと上の方に言い出しにくい為、あとは金のためになんとか続けている状況だ。個人的に仕事以外の場面こそ自分らしさがあると思っていて、今の場合は、その自分は「死んでいる」状態に近いと思う。

逆に言えば、今の仕事を辞めれば、どれだけ楽になれるか、どれだけ自分らしさを回復できるかを考える場面もよくある。できるなら、6時後半に起きて、今の通勤方向とは真逆に歩いて、その方向に自分の「研究所」を作って、学校の時間割みたいに仕事ペースを作って、直接仕事する以外に体操や掃除、しっかり振り返るレポートを作る、など自分なりのルールを作ってその中で頑張りたい。今の仕事以外の考えが膨らむたびに、今の仕事に反発しているのも強くなるのだろう。今の仕事さえ離れられば生活の意識を変える決意ができる、それほど今の仕事は嫌と感じている。

野望記#03

5月のゴールデンウィークは一週間休みになったが、その中では残念ながらそれほど制作が進んだわけではなかった。どんなに休みがあっても、それが明けたら仕事がある以上、結局は仕事を意識しないといけないということで、主に寝ることや休むことに時間を費やしてしまった。
一方でゴールデンウィークではイベントも多くあったということで、特に神戸で食べるイベントや音楽や芸術を楽しむイベントには積極的に参加した。

その中で、078kobe(https://078kobe.jp/)というイベントでは様々な企業が参加しておりその展示をじっくり見た他、野外音楽イベントではロックやテクノを体感した。どれも印象に残ったパフォーマンスだったが、一つだけあげるとするなら、やはり石野卓球さんのテクノDJだろう。そのイベントに乗じて、一応自分のCDを用意してテクノ関係者と知り合いになれたらと思ったが、そのやりとりはできなかった。その代わり、テクノが鳴っている裏で、それっぽいのを自分で表現しようとテクノ制作ができたのはなかなかない経験ができたと思う。

今回の経験で思ったのは、将来的には音楽制作を趣味として続けることは変えなくても、本業は芸術イベントに携わることにするのはアリだと思ったこと。その方がずっと面白いことを考え続けられそうだし、仕事としても充実した日々を過ごせそうだ。

これから何回も繰り返して言うことになるだろうが、今の仕事は将来自分がやりたいと思っていることの資金集めのためにやっているに過ぎず、一時的なことと割り切っている。毎日5時前半に起きて眠そうに通勤電車に乗りながら、早く今の仕事の日々から脱却したいと思い続けている。
そんな日々に自分の夢を潰されない様に、仕事を表面的に頑張りつつ自分の計画も具体化させていきたい。

で、現在制作中のアルバムは、とりあえず曲数は揃ってきたので、細かい調整を繰り返している状態。ミックスなどを7月までには完了させてマスタリングや生産に入っていきたい。

野望記#02

先月から自分がしっくり来るミックスについて試行錯誤を繰り返していて、その答えが出そうで出ない状況が続いていたが、3月末に入ってようやく解決策を見出す。

以前からizotopeプラグインをよく使っており、最近に入ってOzone Advancedにある単独のEQプラグインやImageプラグインも活用している。そのitozopeが去年後半に出した「Neutron」という自動的にミックス調整しているプラグインも気になっていた。ただそれは最新の音楽向けで、自分向けではないだろうと考え、手を出さずにいた。
でもミックスの試行錯誤をしていく中で答えが見つけられなくなり、ついに購入を決意した。

既にOzoneを所持していたこともあって、単体より安い値段で購入はできる。ただ、購入の手段で考えていた「楽天でAdvancedへのクロスグレード」が購入しようとした直前で売り切れとなり再考を余儀なくされた。AdvancedはOzone同様EQやコンプレッサーなどが単独プラグイン化したものも含まれるが、ミックスでは単独よりもまとめて使うことが多いことを踏まえ、結局タックシステムより通常版へのクロスグレードを購入したのであった。(少し前では楽天で同じやり方ができたことを考えるとやはりもったいなかったが)

で、購入して早速使用した結果、このまま自分で試行錯誤しても気づかないような変化を聴かせてくれた。今までの自分のミックスは意識していない中でも高音が目立つ、あるいはEQカットしすぎて中途半端な切れ味となっていたことに気づいた。

ただ、それを使っても、すぐに自分に最適なミックスになるわけではなく、その中で自分が納得できるように調整は繰り返す必要はある。それでも、導入前よりも迷いは減っている感じで、そういう意味でも購入して正解だと思った。
最近はそのNeutronが提示したミックスにもう少しだけ手を加える等、自分なりのミックスももう少し前に進みつつある。

野望記#1

2月中盤の日曜日に、母校の専門学校のサウンド分野で卒業発表があるということで行ってきた。
主な内容は学園祭の時期に行われたイベントの再演映像や、音楽と映像を合わせたミュージックビデオ的作品、地方局でよくあるような緩いバラエティ番組的な作品、後はDJイベントであった。
このうちバラエティ番組とDJは僕が6-7年前に在学時で授業でも取り組んだことがあったが、その時より演出や内容もしっかりしており、単なる内輪向けでは留まらない雰囲気でとても楽しめた。それと同時に在学時にこれくらい取り組みたかったというもったいない気持ちもあったりした。

で、その中で先生や後輩、唯一の同級生らと幾らかやり取りした。最近構想している「防音作業場での専念」を早速話したりもしたが、やはりそれで食っていくのは難しいとも改めて感じたりもした。

単に環境を実現させ、売れるかどうかわからない自分の制作を行うだけでは、「夢」は短期で終焉してしまうかもしれないし、会社を辞めるときにも周りを不安にさせる。自由に始める時は、だからこそ明確な方が良い。

そう考えている中で、今回のやり取りで「よし頑張るぞ」と意気込む気にさせたのは、ミキシングやマスタリングについてである。今年に入ってようやく自分のミックスがいい方向に向かいつつあるのを感じている中で、自分以外の曲に挑戦する機会を伺っている。
例えば、10年くらい前の音楽雑誌に付属しているCDで、当時行われた「ミックスコンテスト」用の音源がある。その例として5-6名の方が実践されたミックスがあり、それを聞き比べるだけでも音の違いを感じることができた。しかしそう比べてみると、「自分だったらこうする」ミックスに近いものがあっても、そう納得できるものはなく、自分でやってみるとだいぶ変わるかもしれないと思わせた。まだ自分ではやってないが、ミックスでも自分の表現ができるようにやってみたい。

一方自分の曲のミックスもいい方向に向かっていると書いたが、自分なりのちょうどの正解に到達するにはまだ時間がかかるかもしれない。
あらかじめ制作初期に音源を残しておくことは重要で、ミックスを繰り返すうちに成熟したと感じその時納得しても、初期の頃の音源と比べると明確さや荒削り感が失われていて、「初期の方が良かった部分もある」と感じる時もある。試行錯誤すればするほどそういうドツボにハマってしまう。
「車のスピーカーでミックスを調整する」、「マスタートラックにマキシマイザーで音圧を上げて、その状態で聞こえやすいように調整する」など色々試みて、確かに正しい感じには近づいているような気はするが、それでも何かちょうどハマる感じではないという細かな違和感が残っている。
(来月に続く)